knights & magic ~odic theory~ 作:Drac
ジャロウデクの用意した竜のような見た目をした巨大な
それでも戦争としては一応防衛戦に分類されるであろう今回において、クシェペルカは引くことはできない。ジャロウデクは併合を目的としており、敗北は滅亡へとつながるために安易に選択できない。仮に戦争初期であれば貴族達にその選択肢もあったが、一度くだったのに反旗を翻してクリストバルを打倒した今となってはどういった扱いをされるかは想像するまでもない。
基本的な勝ちと竜による負けを繰り返している中も希望があった。ジャロウデクに鬼神として恐れられるイカルガならばどんな強大な敵であろうと打倒できるだろうと。しかし、それはある意味で裏切られることとなった。エルネスティは竜と二度会敵することになる。
一度目の会敵は「負けなかった」という結果が残った。イカルガ唯一の戦法ともいえるが、近接戦を仕掛けていた。性能の良いロックオン機能などが無ければ船は近接戦を仕掛けられるともろい。エルネスティの前世であった世界を巻き込んだ大戦においても船は航空戦力に撃沈されるのは珍しいことではなかった。
しかし、件の竜は鉤爪をも装備しており望むところとばかりに応戦してきた。更にはイカルガの法撃も体全体に防壁を張るように雷系統の魔法を放つことでダメージを軽減していた。それだけでなく、竜はその顎からゴルドリーオと同じような仕組みと思われるarmsを用いて強力な炎のブレスを放っていた。幸いなのはイカルガが全力法撃を行えば拮抗出来たことだろう。
ただ、この戦闘でイカルガはハンデを背負っていた。戦闘開始時に竜は煙を巻いていた。エルネスティは目くらましと思い突っ込んだのだが、それはコジャーソが用意していた秘密兵器、
それは戦場の状況に起因する。仮に竜とイカルガの
二度目の会敵は「勝てなかった」という結果が残った。もちろん弱点をそのままにするエルネスティではない。
初めのうちはお互いに近接戦を行って互角の戦いをしていた。竜としてはイカルガを早期に倒さなければ戦略的な敗北を意味する。クシェペルカとしては空を飛べて竜と互角に戦闘をこなせるのがイカルガしかいなかった。故に一騎打ちの形で戦闘は行われていた。
しかし、次第に竜の方が押され始める。イカルガは
竜の方は違った。外見から10を超える
結果、竜は
そうやってイカルガでも拮抗する戦力がジャロウデクにあると理解したクシェペルカだったが、先も述べたように引くことは出来ない。加えて、ジャロウデクは竜単機で優位をとっているが、クシェペルカは基本性能に勝るレーヴァンティアを用いて数で優位をとっていた。竜が一都市を殲滅する間にクシェペルカは2、3の都市を開放していたのだ。
もはや戦争の優位はクシェペルカにあり、この戦争の結末を決めるであろうデルバンクールへ向けて進軍を開始していた。
ちなみに、エルネスティは竜のことを若干否定気味であった。
しかし、竜は
つまり、大艦巨砲主義を容認すれば