ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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99話です。


99話

落合「紅白戦ですか・・・」

 

そう、落合は片岡に言った。

 

片岡「えぇ・・・それで落合コーチには、レギュラーチームの指揮をとってもらえたらと。」

 

片岡「控えチームの指揮は、私がとります。」

 

これには、周りの選手はざわついた。

 

落合「分かりました。オーダーは変えずにでも良いですか?」

 

この問いに

 

片岡「はい。大会中なのでそれで良いです。」

 

片岡は了承した。

 

落合「やりましょう。」

 

片岡「お願いします。」

 

そして、選手に振り返ると

 

片岡「レギュラーチーム、先発は足立。」

 

惇「はい!」

 

片岡「7回からは川上、お前が投げろ!」

 

川上「はい!」

 

片岡「控えチームの先発は降谷、お前だ。」

 

暁「・・・。」

 

片岡「6回からは沢村、お前が投げろ!」

 

栄純「イエス、ボス!!」

 

それぞれの先発と2番手に誰が投げるかを言った。

そして、それぞれのベンチに分かれた。

この間、ギャラリーも多く詰めかけ、紅白戦をやると聞くと、まだかまだかと待ちきれなくなっていった。

 

 

 

 

レギュラーチーム

 

 

 

 

 

落合「いつも通りの戦い方で行く。だが、お前達には一言だけ言う。」

 

落合「勝て。それだけだ。」

 

・・・凄いザックリだな、落合コーチ。

 

 

 

 

 

控えチーム

 

 

 

 

 

片岡「・・・ここまで順調に勝ち上がってきたとはいえ、スポーツは何が起きるか分からない。出番は突然に訪れるんだ。」

 

片岡「心の準備は出来てるか?俺は公式戦のつもりでサインを出すからな!」

 

片岡「倒しに行くぞ!!」

 

この片岡の発破に

 

「「「おおお!!!」」」

 

控えチームの熱量が急上昇した。

 

 

 

 

 

 

その声はレギュラーチームのベンチにも勿論届き、圧を感じるほどだった。

そして

 

結城「整列!」

 

片岡直々に主審を頼まれた結城の声に、選手がホームベースに集まった。

 

結城「先攻Aチーム。後攻Bチーム。紅白戦といえど、Aチームは油断のないように。」

 

結城「今日の相手は手強そうだぞ。」

 

控えチームの気迫に

 

御幸「プレッシャーかけるなぁ・・・」

 

御幸は思わず本音が零れた。

 

惇「・・・ふっ。」

 

栄純「ゼッテー勝つ!」

 

暁「負けない・・・!」

 

青道の誇る3本柱も、互いに火花を散らしていた。

 

結城「礼!」

 

「「「しゃす!!!」」」

 

そして、控えチームはそれぞれの守備位置に散らばり、暁がマウンドに立った。

 

倉持(実際打席で降谷の球見るの初めてかもな・・・)

 

中田「セーフティ警戒!来るぞ!」

 

惇「洋さん!積極的に行きましょう!」

 

その初球

 

ズドォォン!!

 

インサイドに剛速球が決まった。

 

結城「ットライーク!」

 

2球目

 

キン!

 

何とかファールにしたが、3球目も真っ直ぐで詰まらせ、ショートゴロに終わった。

 

秀明「流石降谷だね。」

 

信二「ああ・・・。」

 

次の春市も初球打ったが打ちあげてしまい2アウトとなった。

 

春市(これが降谷君のボール・・・想像以上の圧力を感じる・・・)

 

そして

 

惇「さーって、どう打とうかなぁ・・・」

 

惇が打席に立った。

その初球

 

ズドォォン!!

 

結城「ットライーク!」

 

インハイ真っ直ぐが決まった。

 

惇(こりゃスゲーな・・・マジボールが唸ってんぞ・・・!)

 

暁のボールに、惇はそう感じながら構えた。

2球目

 

惇(やっぱり・・・真っ直ぐ!)

 

キーン!

 

暁「っ!」

 

外の真っ直ぐを捉え、センター方向に飛んだ。

しかし、センター三村の正面だったため、アウトとなった。

 

「あぁー、惜しい!!センター正面か!」

 

「初回を危なげなく3人で仕留めたな、降谷!」

 

小野「上手く合わせられたな!でも、ボールは悪くなかったぞ!」

 

暁「・・・。」

 

そして、今度はレギュラーチームが守備位置に散らばり、惇がマウンドに立った。

 

御幸「どうする?スプリーム、試してみるか?」

 

惇「ちょっとやってみます。」

 

御幸「まずは立ち上がりだ。しっかり抑えようぜ。」

 

惇「うっす!」

 

そして、御幸が元の位置に戻ると、惇はいつものルーティンである股割りストレッチを行い、セットポジションに構えた。

 

「最早アレは足立の定番だな。」

 

「ああ、ホントだな。」

 

ギャラリーも、惇のルーティンを見て口を揃えてそう言った。

そして、控えチームの1番である木島が打席に立った。

その初球

 

ズバアアンッ!!

 

インハイに真っ直ぐが決まり、1ストライクを取った。

2球目

 

キン!

 

真ん中高めの真っ直ぐをファールにした。

 

「おお!当てたぞ!」

 

「木島、足立のボールを当てたぞ!」

 

これには、ベンチも盛り上がった。

 

御幸(最近益々似てきたな・・・亮さんのバッティングフォームに。)

 

御幸(けど、それだけじゃコイツのボールは打てないぞ!)

 

そう思い、御幸はミットを構えた。

そして

 

ズバアアンッ!!

 

惇「シャアアアッ!!」

 

2球目と同じコースだったが、木島を空振り三振に打ち取った。

 

「おおーっ!!ストレート3つで空振り三振だ!」

 

「そして挨拶代わりに吼えたー!」

 

「やっぱり足立の火の玉ストレートと雄叫びは最高だぜ!」

 

ギャラリーは、惇のボールと雄叫びに興奮した。

 

木島「クソッ!!」

 

関「木島・・・」

 

樋笠「あの物静かな木島が・・・!」

 

山口「悔しそうに吼えた!?」

 

木島も、悔しさを露わにし、周りも驚きの表情を浮かべた。

続く関も真っ直ぐ2球で追い込み3球目

 

ククッ!

 

関「なっ!」

 

スライダーにハーフスイングを取られ、2者連続三振となった。

次の小野の時

 

御幸(小野は狙いを絞るタイプ。初球のファーストストライクは確実に振ってくる・・・)

 

そう思った御幸はあるボールのサインを出した。

 

惇「!」

 

御幸(本番前の貴重な実戦の場だ。有効に使わせて貰おう!)

 

サインを確認した惇は、握りを変え、投げた。

 

ククッ!ストンッ!

 

小野「っ!」

 

そのボールは、小野の懐に食い込むように曲がり、鋭く落ちていって、小野のバットが空を切った。

 

「おぉ、スプリーム!!」

 

「これが噂の!!」

 

太田部長「す・・・既に我が物に!?」

 

周りも、惇のスプリームの精度にそう感じていた。

 

落合「角度・・・スピード、キレ・・・どれも申し分ないな・・・」

 

落合も、そう感じていた。

 

惇「ん~っ・・・」

 

しかし

 

惇「イマイチだな・・・」

 

投げた当の本人は、どこか納得していなかった。

2球目にインハイの真っ直ぐで詰まらせ、サードフライに打ち取って、惇も立ち上がり上々のピッチングを見せた。

こうして、紅白戦の初回は、両チーム先発共に3人で仕留めたのであった。




投稿出来ました。

紅白戦、スタートしました。

本当に片岡監督って、選手を乗せるの上手ですよね・・・。

作者は一体誰をモデルとしたんだろう・・・?

それでは、また。
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