ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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117話です。


117話

8回表の青道の攻撃は、2番の春市からだった。

その初球

 

カーン

 

春市はシュートを迷わず振り抜き、綺麗にセンター前に弾き返した。

 

『先頭の小湊、真田の初球のシュートを捉え出塁しました!』

 

惇「ナイバッチ春市ー!」

 

これに、次に打席に立つ惇はそう言いつつ

 

惇(スゲェ・・・コイツ迷わずに振り抜いたな・・・)

 

春市の相変わらずの思い切りの良さに内心驚きながら打席に立った。

 

倉持「さぁ続こうぜ、足立ー!」

 

秀明「行けー!」

 

惇に声援を送る中

 

信二「・・・。」

 

信二は先程の事を思い出していた。

 

 

 

 

回想

 

 

 

 

目を丸くしながら自分の右手を見つめている惇。

 

信二「・・・大丈夫か、惇?」

 

これに、信二は心配そうに声をかけると

 

惇「・・・ん?あぁ・・・悪い、ちったぁ気ぃ抜けてたわ。」

 

惇は笑みを浮かべながらそう言い、ペットボトルを拾って飲むと

 

惇「点差はあるけどあの薬師の打線。油断してっと呑まれちまう。」

 

惇「気持ち入れ直さねーとな。」

 

そう、惇は獰猛な笑みを浮かべながら言ったのだった。

 

 

 

 

 

回想終了

 

 

 

 

 

信二(確かに今日の惇の真っ直ぐと変化球のキレ、そしてコントロールは今まで見た中で完璧だ。)

 

信二(何より、マウントでの気迫と威圧感は、これまでと比べて桁違いだ・・・)

 

信二(けど・・・それでも薬師の打線のプレッシャーは凄いのか・・・)

 

そう内心思いながら打席に立った惇を見ていた。

すると

 

キーン!

 

インサイドのシュートを完璧に振り抜いた惇の鋭い打球は三塁線に向かったが

 

雷市「かははは!」

 

雷市が飛びつき抜けるのを防いだ。

しかし

 

真田「一塁!」

 

打球が鋭かったのがあったからか、二塁は間に合わず真田の指示で一塁に投げてアウトにした。

そして

 

『4番キャッチャー、御幸君。キャッチャー御幸君。』

 

御幸が打席に立った。

 

伊佐敷「ここまでノーヒットか・・・」

 

亮介「点は取ってるけど、まだ2イニング残ってるから、取れるだけ取っておきたいね。」

 

亮介「それに・・・4番がノーヒットっていうのもなんか嫌だし。」

 

結城「・・・。」

 

これに、3年生達はそう言い御幸を見た。

その初球

 

ズバン!

 

胸元に真っ直ぐが外れボールとなった。

2球目

 

ズバン!

 

インサイドの真っ直ぐを空振ったが、左手がバットから離れてしまった。

この様子に

 

結城(ああも簡単に左手が離れるなんて・・・今までの御幸ならあり得ない事だ・・・)

 

結城(左手に何か違和感があるのか・・・?)

 

結城は御幸の不調を感じていた。

そんな中3球目

 

キン

 

外の真っ直ぐをファールにした。

4球目は高めに外れ5球目

 

キュ!

 

インサイドにカットボールが来たが、僅かに外れフルカウントとなった。

 

秋葉(クッ・・・コースは悪くなかったけど・・・!)

 

これには、秋葉はマスク越しで悔しそうに歪め

 

真田(マジかよ・・・結構良い感じだったんだけどな・・・)

 

真田も、内心悔しそうにしていた。

6球目は外の真っ直ぐをファールにした。

そして、7球目

 

秋葉「っ!」

 

真田(しまっ・・・!)

 

インサイドに投げようとしたカットボールが高めに抜けてしまった。

 

御幸(手の痛みなんか・・・関係ねー!押し込むように・・・振り抜く!)

 

それを御幸は逃さず

 

キーン!

 

完璧に捉えた。

その打球は綺麗な放物線を描き、スタンド中段に飛び込んだ。

 

『は・・・入ったー!ホームラーン!』

 

『ここまでノーヒットだった青道のキャプテン御幸、フルカウントからのボールを見事に捉え、大きな弧を描きながらライトスタンドに運びました!』

 

伊佐敷「よっしゃああ!」

 

亮介「綺麗なホームランだったね。」

 

結城「ああ・・・実に見事なスイングだ。」

 

3年生達は、御幸のホームランに興奮し

 

倉持「やっとか、キャプテン!」

 

栄純「やっとキャプテンの自覚を見せましたね!」

 

秀明「なんで上から目線なの、沢村?」

 

ベンチも、御幸のホームランに盛り上がった。

・・・秀明、それは触れるな。

 

惇「カズさん!」

 

そして、最後に惇と御幸がハイタッチを交わした。

打たれた真田は、暫く呆然としたが、すぐに切り替え後続を断ち切った。

 

「これはもう決まったかな・・・凄いホームランだったな!」

 

「ああ、そうだな!流石青道のキャプテン!」

 

「けど、薬師の打線は侮れねーぞ。轟がこの回の先頭だし。」

 

「だけど、今日の足立の前に何も出来てないじゃないか・・・」

 

スタンドの観客は皆そう話していた。

 

御幸「行くぞ、足立!」

 

惇「うっす!」

 

倉持「いつも通りねじ伏せろ!」

 

春市「打たれても僕達がいるから!」

 

前園「攻めたれよ、足立!」

 

その声を背中に受け、惇はマウンドに上がったのだった。

そして、薬師の攻撃。打席に立つのは

 

『4番サード轟君。サード轟君。』

 

雷市が打席に立った。

 

『さぁ、足立と轟の第3ラウンド!ここまで足立に抑え込まれている轟!』

 

『この打席ではどうなる!』

 

「さぁ、第3ラウンドだ!」

 

「第1打席はレフトフライ。第2打席はセカンドライナー。この打席は!」

 

実況は勿論、観客も盛り上がりを見せた。

その初球

 

ズバアアンッ!!!

 

外に143㎞の真っ直ぐが決まり、雷市はそれを見逃した。

2球目

 

ズバアアンッ!!!

 

高めに144㎞の真っ直ぐが外れ3球目

 

ククッ!

 

スライダーに空振らせ、追い込んだ。

そして、4球目

 

ズバアアンッ!!!

 

惇「シャアアアッ!!」

 

インハイ145㎞の真っ直ぐに雷市は空振り三振に終わり、惇は気迫の雄叫びを上げた。

 

『最後はインハイのストレート!!轟雷市、この試合も足立に一本も打てず、最後は空振り三振に終わりましたー!』

 

前園「ナイスボール!」

 

春市「1アウトー!」

 

倉持「ナイスボール!」

 

バックも、この気迫に乗って更に声を上げ

 

吉川「足立君ー!ナイスボール!」

 

藤原「ナイスボール、足立君!」

 

スタンドも、そう声を上げた。

そんな中

 

唯「・・・?」

 

唯(何だろう・・・この感じ?)

 

唯は、惇の様子に上手く言えない違和感を感じたのであった。




投稿出来ました。

相変わらず内容に違和感ありますが、お許し下さい(土下座)

しかし、早くペナント開催して欲しいですね・・・!

待ちきれませんよ(笑)

それでは、また!
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