ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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11話です。


11話

伊佐敷「あれ?御幸は?」

 

「さあ・・・飯の時はいたけど?」

 

伊佐敷「あんのヤロー。後で稲実のビデオ見ようって言ってたのに、どこ行きやがった?」

 

その御幸は何処にいるのかというと

 

御幸「ったく、今すぐ自分の球受けろって。お前はもう一軍の選手なんだぞ?いずれ俺とバッテリー組むだろう。」

 

御幸「もしかして、沢村のピッチングに何か感じちゃったのかな?怪物くん♡」

 

暁と一緒に室内練習場にいた。

 

暁「僕は・・・自分の居場所をこの手に掴むために、この青道に来たんです。」

 

暁「がっかりさせないで下さいよ、御幸先輩。」

 

そう言うと、暁は振りかぶった。

それを見た御幸は

 

御幸「はっはっはっ、足立も沢村もそうだけど、お前面白れー!気に入ったぜ!」

 

笑いながら構えたのだった。

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

教頭「新1年を合わせ、総勢93人・・・何とも盛観な練習風景ですな。」

 

教頭「今年こそは、甲子園に手が届きそうですかな、監督?」

 

校長「ここ5年、甲子園から遠ざかってますしねぇ。そろそろ、我が校の名を全国に轟かせてもらわないと。」

 

片岡「心配無用。我々の目標は、常に全国制覇です!!」

 

そう言い、目線をグラウンドに向け

 

片岡「鉄壁の守備を誇る二遊間。1番ショート、倉持洋一。2番セカンド、小湊亮介。」

 

片岡「強肩強打吼える3番センター、伊佐敷純。」

 

片岡「勝負勘冴える不動の4番ファースト、キャプテン結城哲也。」

 

片岡「レギュラーに復帰した超重量級サード、5番増子透。」

 

片岡「そして、チームを支える扇の要。6番キャッチャー御幸一也。」

 

片岡「これらは、全国に誇れる選手達です。」

 

選手紹介をした。

 

教頭「はっはっは。これは頼もしい!」

 

校長「となると、後は投手ですか・・・一軍に復帰した丹波君が、どこまで調子を取り戻すかですね。」

 

校長「しかし、こう言っちゃ何ですが・・・片岡監督は、1人のエースを育てる事に拘りすぎてませんかね。」

 

校長「今の時代、色んな投手を使い分けた方が・・・」

 

すると、それを聞いた片岡は、キッと睨んだ。

 

校長「あっ・・・いや・・・これは私だけの意見ではないのですよ。」

 

校長「長い伝統のある我が校には、口うるさい外野も多いですから。」

 

校長「実際、片岡監督の手腕を疑う声もちらほら・・・」

 

片岡「・・・。」

 

教頭「ほっほっほっ、まぁ、あまり気になさらずに・・・」

 

教頭「選手として後一歩のところで全国制覇を逃し、プロ入りを拒否してまで教職の道を選ばれた。」

 

教頭「その監督の母校に対する熱意は、十分に伝わっておりますから。」

 

すると

 

片岡「私はただ・・・自分を育ててくれた高校野球に恩返しがしたいのです。」

 

片岡「責任を取る覚悟は、いつでも出来ています!ですので、今後現場への口出しは一切やめていただきたい。」

 

片岡「失礼。」

 

そう片岡は言い、その場を後にした。

 

教頭「こ・・・怖い・・・」

 

校長「わ・・・分かってるんですかねぇあの人・・・?今年、結果が残せなければ自分のクビが危ない事を。」

 

その様子を見た高島先生は、紅白戦の後の事を思い出した。

 

 

 

 

 

太田部長「どうでした、今日の試合は?まぁ、スコア的には大敗でしたが、結構収穫もあったのでは?」

 

太田部長「あの小柄なセカンド・・・3年の小湊の弟なんですね。道理でプレーが瓜二つだ・・・」

 

太田部長「それに、たった1球で回りを黙らせた足立惇と降谷暁・・・」

 

片岡「あの2人については、明日の試合に勝てば、関東大会でデビューさせるつもりだ。」

 

これには

 

太田部長「え!?1年の彼らをですか?」

 

太田部長は驚きを隠せなかった。

 

片岡「あの強烈な縦回転で、浮き上がると錯覚させる程の抜群の伸びのあるボールを投げる足立の快速球と、足立を凌ぐ球威を誇る降谷の剛速球・・・あれらを打てる打者は、全国にもそうはいまい。」

 

片岡「夏までは、丹波と足立、そして降谷の3本柱で行くつもりだ。」

 

太田部長「何と・・・」

 

すると

 

高島「沢村君は、使えそうですか?」

 

そう高島先生は尋ねた。

 

太田部長「沢村!?あの子は増子に打たれてたじゃないですか!」

 

高島「野手の間に落ちる不運なヒットと捕手のパスボールで得点は許しましたが、まともに打たれたのは、増子君の一発だけでしたよ・・・」

 

太田部長「!」

 

高島「打髙投低・・・打者優位の現代高校野球において、左のムービングボールは貴重な存在かと・・・」

 

太田部長「確かに、ウチは左投手は不足してはいるが・・・」

 

片岡「馬鹿正直な真っ向勝負に、セットプレーやカバーリングの未熟さ。今のままでは正直使えん・・・」

 

片岡「だが・・・恐らく誰にも教わっていないであろうあの豪快なフォームに、柔軟な関節。」

 

片岡「原石のデカさだけで言えば・・・素晴らしい物がある。」

 

片岡「取り敢えず、足立と降谷は一軍で経験を積ませる。沢村は二軍で、クリスに任せようと思う。」

 

これに

 

太田部長「えっ、クリスに?」

 

太田部長は驚いたが

 

高島「・・・分かりました。」

 

高島先生は意図を察し、了承した。

 

片岡「夏の本選まであと2ヶ月。最後にマウンドに立っているのは誰になるかな。」

 

そう、片岡は夜空を見て言ったのだった。




投稿出来ました。

上手くアレンジできたか分かりませんが、読みにくかったらお許しを(土下座)

これは僕の個人的な考えですが、速くて伸びのあるボールを快速球、速くて重いボールを剛速球だと思っております。

皆さんはどう思いますか?

それでは、また。
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