美能に7-0と投打が噛み合い、快勝したその日の夜。
梅本「外だとこうでしょ。球種は色を分けて・・・」
渡辺「へ~。」
梅本「で、これは貴子先輩のオリジナル。」
梅本が、渡辺と御幸にスコアブックを見せていた。
梅本「あのクリス先輩も驚いてたんだよね。」
この見やすさに
渡辺「そうなんだ。でも、これだとコースも分かるし本当に凄いよ!」
渡辺は大絶賛だった。
しかし
御幸「んー・・・でも、貴子先輩に比べたら、まだ読みづらいよ。」
御幸は辛口だった。
・・・容赦ねー。
梅本「そうかな・・・やっぱり。」
御幸「うん。」
この辛辣な評価に、梅本は顔を引き攣らせたが
梅本「そっちはどうだったの?初めてスタンドから観た試合。」
すぐに切り替え、御幸にスタンドから試合を観た感想を尋ねると
御幸「まあ・・・いつもと違うし、面白かったよ。」
御幸はそう淡々と返したのだが
渡辺「でも、やっぱ物足りなかった?」
渡辺にそう言われると
御幸「っ!」
図星なのか、御幸は冷や汗を出しながら固まり
渡辺「思いっきり顔に出てるよ。声も足立と比べてそんなに出てなかったし。」
梅本「え?そうーなの?」
梅本「照れがあるんじゃないの照れが!!まずそこから捨てないと!」
梅本「もっと応援頑張ろ!」
御幸「・・・。」
梅本らに弄られてしまった。
御幸「そ、それはそうと夏川はどうした?」
これに、御幸は強引に話を変えて、唯の事を尋ねると
梅本「唯なら、今愛しの彼氏君と一緒だと思うよ。」
梅本は、そう御幸に言った。
その頃、惇は
惇「今日の栄純と暁のリレー、凄かったな。」
唯「うん。沢村君は5回1安打6奪三振無失点。最速も135㎞とスピードも悪くなかったしね。」
唯「降谷君も、残りの2回ノーヒット4奪三振と完璧に抑えてたし。」
惇「打線も全打席出塁の洋さんにゾノさんと白州さんで4打点だしな。」
唯と一緒に初戦の美能との試合を話しており
惇(まあ・・・試合前日にあれだけの決起集会開いたら、そりゃあ勝つわな・・・)
その際惇は、前日に行っていた決起集会を思い出し、苦笑いを浮かべていた。
唯「それもそうだけど、スタンドから観た試合はどうだったの?」
すると、この日の試合の感想を唯が惇に尋ねると
惇「まあ・・・スゲぇ面白かったよ。」
惇は、そう一言唯に言った。
すると、唯は後ろに手を組んで惇の前に立つと
唯「そうだね。惇君、まるでちっちゃい子供みたいに楽しそうにしてたね。見てて可愛かったよ。」
上目遣いでそう惇に言った。
惇「う、うるせーな!」
これに、惇は頬を染めながらそっぽ向くと
唯「あー!惇君顔真っ赤!もう可愛いなあ!」
唯は笑顔でそう言いながら、少し背伸びして惇の頭を撫でた。
惇「あ、頭を撫でるな!」
これに、惇はそう返すと
唯「良いじゃん!そんな事言うなら・・・えいっ!」
唯は頭を撫でるのを止め、惇の背中に手を回し、胸に顔を埋めながら抱き締めた。
惇「お、おい!」
唯「フフッ・・・!」
そして、唯はそのまま惇の胸に顔を擦り寄せ、幸せそうな笑みを浮かべながら抱き締めていたのだった。
その様子を
倉持「・・・足立。」
前園「何でや・・・何で俺はイケメンに生まれなかったんや・・・!」
この2人は嫉妬の炎を燃やしながら見ており、前園に至っては、涙を流していたのであった。
投稿出来ました。
神宮大会初戦の後を投稿しました。
最後の方は・・・すみません。
誰か、超苦いブラックコーヒーを皆に!
そ、それでは、また(汗)