ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

126 / 129
125話です。


125話

地獄の冬合宿が終わり、皆それぞれ帰省した。

 

惇「今日さ、お前んち行って良い?」

 

唯「良いけど、何で?」

 

惇「いや、特に理由はねーよ。久しぶりにおばさんに会いてーし。」

 

それを聞き

 

唯「分かった。お母さんに確認してみるね。」

 

唯は、スマホを取り出して電話した。

 

唯「あっ、お母さん。あのさ、今日惇君来るんだけど、良いかな?」

 

そう切り出した。

暫くして

 

唯「ほんと!分かった。」

 

唯が通話を終えると

 

唯「お母さん、良いって。」

 

OKを貰ったと言った。

 

惇「そっか。じゃあ、一応こっちも連絡すっか。」

 

それを聞くと、惇もスマホを取り出し

 

惇「ああ、母さん。俺さ、一応唯んちに行くんだけど、良いかな?」

 

母親に電話した。

 

惇「え!?別に嫌じゃねーが・・・今日の夜横浜に帰る予定だったんだけど・・・」

 

その途中、惇の驚いてる声が聞こえ

 

唯「?」

 

唯は、首を傾げた。

そして、電話を終えると

 

唯「どうかしたの?何だか、驚いてたようだけど・・・」

 

唯は、惇にどうしたのか聞いた。

 

惇「・・・お前んちに泊まって良いって。おばさんに連絡したらしい。」

 

これに

 

唯「えっ?ええっ!」

 

唯は驚きの声が出た。

 

惇「いや、俺も驚いてるから。」

 

唯「そういえば、最後に『そうと決まったら』って言ってたような・・・」

 

惇「その後に連絡したな。ったく、母さんもおばさんも・・・」

 

これには、惇は頭を掻きながら呆れた表情を浮かべつつも

 

惇「まぁ、いっか。ほんじゃあ、今日宜しくな。」

 

唯に宜しくと言った。

 

唯「う、うん。宜しく・・・」

 

唯は、少し顔を赤らめながら顔を俯かせて言ったのだった。

そして、唯の家に到着した。

 

唯「ただいまー。」

 

「お帰り、唯。あら、久しぶり惇君。」

 

惇「お久しぶりっす。それと、お邪魔します。」

 

唯の母は、惇を見ると更に笑顔になった。

 

「遅くなっちゃったけど、夏はお疲れ様。それと、秋の都大会優勝おめでとう。」

 

惇「ありがとうございます。」

 

すると、惇はテーブルを見て

 

惇「なんか・・・凄い量っすね。」

 

沢山の料理があり、驚いた。

 

「久しぶりに惇君が来るから、少し気合入れちゃった!」

 

唯の母は、ガッツポーズしながらそんな事を言った。

 

惇「ありがとうございます。」

 

すると

 

「おお、惇君。元気かい?」

 

惇「あ、はい。お久しぶりです。」

 

唯の父が現れ、惇に声をかけた。

 

「夏、見てたよ。惜しかったね。」

 

「・・・はい。」

 

「けど、君の野球はこれからだ。めげずにまた頑張りなさい。」

 

「はい。」

 

「それと、秋の都大会優勝おめでとう。」

 

惇「ありがとうございます。」

 

唯の父は、惇に激励の言葉をかけた。

そして、ご馳走を堪能し

 

惇「ご馳走様でした。美味かったです。」

 

惇は、皿を持って唯の母に言った。

 

「お粗末様です。」

 

惇「皿、洗いますよ。」

 

「良いの良いの。私がやるから。」

 

惇「えっと・・・良いんすか?」

 

「ええ!惇君はくつろいでて。」

 

そう言われので

 

惇「分かりました。」

 

惇「んじゃあ唯、先部屋に入ってんぞ。」

 

唯「良いけど、私の部屋なんだから、悪戯しないでよ。」

 

惇は、唯に部屋に入ると言い、唯は少し眉間に皺を寄せながら注意した。

 

惇「わーってるよ。んじゃあ、後で。」

 

惇は、手をヒラヒラさせるとそのまま唯の部屋に向かったのだった。

 

唯「もう・・・」

 

そう頬を膨らませながらお茶を飲むと

 

「ねぇ、唯。」

 

唯「何?」

 

「惇君とどこまで進んだの?」

 

母に突然そんな事を聞かれ

 

唯「んっ!?ゲホッゲホッ!」

 

むせてしまい

 

唯「えっ!?えっ!?な、何を言ってるのお母さん!」

 

「だって、気になるじゃない。ねぇ、お父さん?」

 

「・・・まぁ、多少は。」

 

唯「もう、2人ともー!」

 

顔を赤くしたのだった。

その頃惇は

 

惇「ヤベェ、懐かしい・・・」

 

唯の部屋でアルバムを見たり

 

惇「おっ、このボールまだ持ってたんだ。」

 

色んな事をしていた。

その時

 

唯「ごめん、お待たせ。」

 

唯がコーヒーを持って現れた。

 

惇「ああ、別に待ってねーよ。」

 

そして、お互いに座った。

 

惇「しかし、お前の部屋入んの久しぶりだなー。いつ以来?」

 

唯「多分、中2以来かな?」

 

惇「ああ、その時以来か。」

 

唯「うん。あの時、私がトイレから戻ってきてドア開けたら目の前に惇君がいて、凄いビックリしたんだからね!」

 

惇「ハハ!あれは傑作だったわ!もう・・・あの時の顔、思い出すだけで・・・ハハハ!」

 

惇が爆笑してるのを

 

唯「もう!惇君笑い過ぎ!」

 

唯は顔を赤くし、頬を膨らませながら惇の胸をポカポカ叩いた。

 

惇「いててて!わりぃわりぃ!」

 

惇「あっ、そういやさ。さっきアルバム見たんだけどさ・・・」

 

唯「ん?」

 

すると、惇はアルバムを取り出し開くと

 

惇「これ、覚えてっか?」

 

一枚の写真を指差した。

そこには

 

唯「これ、小学1年の夏祭りの写真だよね。」

 

2人が浴衣を着ながら惇がりんご飴、唯がチョコバナナを食べている姿が写っているのだが

 

唯「惇君が私のチョコバナナを食べた瞬間が写ってるけどね。」

 

シャッターが切られるその瞬間に、惇が唯のチョコバナナを少し食べたのが写っていた。

 

唯「本当に惇君は、油断も隙も無いんだから。何度やられたか・・・」

 

惇「あはは・・・」

 

唯の怒り顔に、惇は苦笑いを浮かべた。

 

唯「けど、そんな惇君も好きだよ・・・」

 

しかし、唯はすぐに穏やかな笑みに変わるとスッと惇に近付いて、指を絡ませて頭を惇の肩に置いた。

 

惇「・・・」

 

惇は、マウンドでは一切見せない優しい笑みを浮かべながら唯の手をギュッと握り、自身の肩に乗っている唯の頭に寄り添ったのだった。

そのまま、時間が過ぎていったのであった。




投稿出来ました。

完全オリジナルです。

上手く書けたかな・・・?

最後の方が結構強引に締めてしまったので、少し不安です・・・。

そ、それでは、また。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。