これにて、第一部は終了とします。
皆様、ありがとうございました!
それでは、どうぞ!!
3月23日。惇達青道高校野球部は、甲子園にいた。
その日は、センバツの開会式だ。
『只今より、第○○回センバツ高等学校野球大会の開会式を行います。』
そして、各地方の代表校が北から順番に登場していった。
その最初が
『巨摩大藤巻。北海道。4年ぶり5回目。』
本郷ら擁する巨摩大藤巻だった。
『去年、北の大地に初めて真紅の大優勝旗を持ち帰った巨摩大藤巻。』
『その優勝に大きく貢献したのは、「北の怪童」本郷正宗!』
『今大会、どのような力強いピッチングを見せてくれるでしょう?』
『次なる目標は、去年の夏に続いて春制覇。そして、初の紫紺の大旗を北の大地に!』
そして、次々と代表校が現れていき、そして
『青道高校。東京。9年ぶり6回目。』
青道高校が現れた。
『巨摩大藤巻に敗れ、後一歩で日本一を逃した去年の夏。その悔しさをバネに、この秋の東京を制しました!』
『去年の夏を経験した足立君、降谷君に沢村君ら強力先発3本柱を中心とした投手陣と御幸君を中心とした強力打線。』
『目標は勿論、全国制覇です!』
そして
『薬師高校。東京。初出場。』
去年の秋、青道に敗れたが大会の成績を評価され、センバツに選ばれた薬師高校が現れた。
『超強力打線で秋の大会を準優勝し、春夏通じて今大会初出場の薬師高校。』
『轟君を中心とした破壊力抜群の打線で、初勝利を狙います!!』
雷市「カハハハ!早く試合してぇ!!」
三島「うるせぇ!」
秋葉「アハハ・・・」
雷市は、行進しながら各強豪校の選手達を見て興奮していたのだった。
そして、大会5日目・・・
『本日の第2試合。三塁側には、九州地区代表、宝明高校。オフに徹底強化した自慢の打線で初戦突破を目指します。』
『対する一塁側には、昨年の夏に続いて出場を果たした青道高校。』
『名将・榊監督からチームを引き継ぎ、指揮官としては昨年の夏に続き3度目の夢舞台。』
『嘗て甲子園を沸かせた「魂のエース」片岡鉄心!』
『そして、そのマウンドに立つのは、昨年後一歩で日本一を逃し、マウンドで崩れ落ちた悲運のエース足立惇。そうです!「東都の怪腕」または嘗ての片岡監督同様気迫のピッチングを見せる「片岡2世」が甲子園に戻ってきました!!』
青道高校の初戦の日がやって来た。
惇「・・・」
惇は、マウンド上でグローブで胸を当てて目を閉じていた。
片岡「・・・」
その様子をベンチから見ていた片岡は、先程の会話を思い出していた。
回想
惇「・・・ふぅ。」
惇は、タオルを被って息を吐いていた。
すると
片岡「緊張しているのか?」
片岡が、惇に話しかけた。
惇「そっすね・・・久し振りの公式戦のマウンドが甲子園なので。」
惇は、片岡に素直な気持ちを言ったが
惇「けど・・・甲子園の空気は良いッスわ・・・」
甲子園の空気感に、少しリラックスしており、ある意味ほど良い緊張感があった。
片岡「そうか・・・投げる喜び、そして実感を味わい尽くして野球を楽しむんだ。」
片岡は、惇にそう声をかけ
惇「うっす!」
惇は、気合の入った表情で返事をしたのだった。
回想終了
片岡(榊監督も、こんな目で俺を見ていたのかもしれんな・・・)
惇との会話で、片岡は嘗て榊が監督で自身が選手だった時もこんな関係だったのかなと思い出していた。
そして、惇は目を開けると
御幸「行けるか?」
御幸が、惇に声をかけ
惇「勿論っすよ、カズさん。」
惇は、笑みを浮かべて答えた。
御幸は、惇の回答に笑みを浮かべると
御幸「頼むぞ!」
惇の胸にミットを当て、マウンドを後にした。
そして、惇はいつものルーティンである股割りストレッチを行い、セットポジションに構えた。
倉持「ヒャハ!1つずつな!」
前園「後ろは任しときぃ!!」
春市「1つずついこう!!」
信二「さあ、行こうぜ!」
バックの声を背に受け、惇は足を高く上げ、投げたのであった。
第一部 完
投稿出来ました。
これにて、第一部は終了です。
長かった・・・!
更新を滞らせていたのは自分自身ですけどね(笑)
因みに巨摩大藤巻のセンバツ出場回数は、適当です。
それはそうと、このような拙作を楽しく読んでいただき、本当にありがとうございました!!
それでは、また!