片岡「良いか!夏の本選まで後2ヶ月。目標の無い練習は、日々をただ喰い潰すだけだ。」
片岡「小さな山に登る第一歩・・・富士山に登る第一歩・・・同じ一歩でも覚悟が違う。」
片岡「俺達の目指す山はどっちだ?」
片岡「目標こそがその日その日に命を与える!!高い志を持って、日々の鍛錬を怠るな!!」
「「「はいっ!!!」」」
信二「先輩達は、実戦形式の打撃や守備練習。で、俺達1年は相変わらずサーキットトレーニングとランニング中心か・・・」
「一軍に上がった足立や降谷でも、それは一緒だもんな。」
「確かに体力差はあるけどよ、早くボール触りてぇよ。」
そう1年達はランニングしながら話していた。
そんな中、二軍に上がった栄純は不満そうな顔だった。
それに気付いた春市が
春市「あれ?二軍に昇格したのに、あんま嬉しそうじゃないね・・・因みに僕も二軍昇格♪」
そう声をかけると
栄純「当然だろ。二軍っつってもやってる事は今までと同じじゃねーかぁ!!俺は一軍のマウンドで投げてーの!!」
栄純は涙を流しながらタイヤを引っ張って言った。
春市「出た!大物発言!」
惇「ったく・・・お前は相変わらずだな。」
春市「でも、一軍のベンチより二軍で試合に出られる方が良いけどなぁ。」
これに
栄純「何?試合?」
栄純は反応した。
春市「これから週末にある試合はダブルヘッダーだから、僕等にも十分出番は回ってくると思うよ。」
栄純「マジで!?それってすげぇチャンスじゃん!」
暁「うるさい・・・」
惇「あ、アハハ・・・」
その時
『1年の足立、降谷、沢村は、至急Aグラウンドベンチへ集合!」
放送で惇と暁、そして栄純が呼ばれ、Aグラウンドへ向かったのだった。
高島「君達3人には、今日から投手陣のメニューをこなしてもらうわ。練習量は皆の倍になるけど、頑張って。」
これには
栄純「おおおお・・・」
栄純はやっとピッチャーの練習が出来るからか、嬉しさのあまり震えていた。
高島「足立君と降谷君は、来週の関東大会で登板があるかもしれないから、御幸君とセットプレーやサインの確認をしておいてね。」
惇「うっす。」
暁「はい。」
栄純「んなっ!?」
御幸「礼ちゃん。足立はともかく、降谷は球威はあるけどコントロールは全然っスよ!後スタミナも強化しなきゃな~。」
高島「あら。降谷君の球、受けた事あるの?」
栄純「・・・!!」
暁「自分は、御幸先輩の指示に従います。」
そう言った暁は、昨日の事を思い出した。
昨日、御幸にボール受けて欲しいとお願いし、室内練習場で御幸に向かって全力で投げた。
すると、御幸は弾く事なく、ミットに収めた。
暁(久し振りに聞いた。自分の投げた球が、ミットに収まる音。)
これに、暁の胸が高鳴った。
御幸「どうした?お前が投げたいって言い出したんだろ?遠慮しねェでガンガン投げてこいよ。」
暁(ここを選んだ事・・・間違いじゃなかった。)
暁「よろしくお願いします!」
惇「こちらも、よろしくお願いします。」
そう言い、暁は頭を下げて言い、惇も同じく続いた。
御幸「何だよお前。今日はやけに素直だな。」
暁「最初はこのくらいが良いかと。」
御幸「はっはっはっ。コノヤロー!」
惇「・・・はは。」
栄純(コ・・・コイツら・・・いつの間に・・・)
高島「沢村君には、3年生のクリス君と組んでもらうわ。リード面や、マウンドでの心構えを彼から色々と教えてもらって。」
しかし、栄純は
栄純「ちょっと待てよ!俺だって御幸先輩に受けてもらいたいのに!」
高島先生にそう不満を言うと
クリス「・・・。」
それを聞いたクリスは、栄純の手を強引に掴み、握手をし
クリス「気が合うな。俺だってお前みたいな奴とは組みたくない・・・」
栄純「え!?」
クリス「滝川・クリス・優だ。よろしくな、ヘボピッチャー。」
そう自己紹介したのであった。
投稿出来ました。
最初に片岡監督選手達に言った言葉、元横浜高校の監督だった渡辺元智さんの座右の銘を使ってるんですよね。
とても良い言葉ですよね・・・。
僕自身、横浜育ちだから神奈川の高校野球の顔って言ったら、横浜高校でした。
強いし校歌もユニフォームも格好良いし、すぐに覚えてしまいました(笑)
一度学校見学で見に行った事あるんですけど、グラウンドが広いのなんの・・・これが名門校のグラウンドかと思いました・・・!
再び、松坂大輔さん以来の夏の全国制覇を成し遂げて欲しいですね・・・。
それでは、また。