横学との試合後の寮
「今日の試合、凄かったなー。」
「9回の攻撃、俺・・・マジ鳥肌立ったよ。」
「負けたとはいえ、あの横学を後一歩のところまで追い詰めたからな。」
「ホントだよな。足立と降谷の活躍もあったけどな。」
「マジで今年は甲子園、狙えるんじゃねーのか?」
「おう!俺達も頑張ろうぜ!」
「ああ!足立と降谷に続こうぜ!」
栄純(あっさりと認めやがって、何なんだよアイツ・・・)
翌日
コーチA「沢村コラァ!何やってんだ!カバーリングは確実に入らねぇか!」
栄純「!」
コーチA「お前、中学でどんな野球やって来たんだ!野球舐めんなよ!」
栄純「すいません・・・」
そう謝罪してカバーリングに入ったのだが
コーチA「そこじゃねー!!バックホームの時はホームのカバーだろうが!!」
サードの後ろに行っていた。
春市「・・・。」
「アイツ・・・よくウチに入ってこれたな・・・」
信二(アイツ・・・ホントどんな環境で野球やってたんだよ・・・)
コーチA「おろおろすんなァ!」
高島「・・・。」
そして練習後、栄純は高島先生に呼ばれた。
高島「どう?今までプロ野球も観ないって言ってたけど、試合を観る事も立派な勉強だって分かったでしょ?」
高島「野球は9人で戦うスポーツ・・・走・攻・守以外にもやるべき事は沢山あるのよ。」
栄純「・・・。」
高島「その事を早く分かってもらいたくて、クリス君と組んでもらったけど、ちゃんと彼に教わってる?」
この言葉に、栄純はムッとした顔をした。
高島「今度の練習試合、登板させてあげたかったけど、今のままでは白紙に戻さないとね。」
栄純「なぬ?」
その時
御幸「礼ちゃん。昨日のスコアブック、見せてもらいたいん・・・だけ・・・ど・・・」
惇「失礼しま・・・す・・・」
御幸と惇が入ってきたのだが、栄純が高島先生の前で正座してる姿を見てしまった。
惇「お前・・・まさかそんな趣味が・・・」
栄純「ち・・・違ーうっ!!み・・・見るなー!!こんな俺を見るなー!!」
御幸「はっはっはっ。お前最高♡」
落ち着くと
高島「私の人選ミスかな。この子、クリス君と上手くいってないみたいなのよ。」
御幸「まぁ、今あの人と上手くやれる奴も少ないだろうけど。」
惇「でも俺、この前ブルペンで良くなくて何でかなぁと思ってた時に声かけられたんすけど、結構的確かつ丁寧に教えてもらって、その後投げたら良くなったんすよ。あれメッチャ助かりましたよ。」
御幸「だろう?あの人はスゲーからな。」
高島「沢村君は知らないでしょうけど、チームで一番野球に詳しいのは彼なのよ!選手の能力を見抜く力もあるし。」
しかし
栄純「そんな事言ったって全然やる気ねぇじゃねぇか。今日だってさっさと帰りやがって。」
栄純は不満たらたらだった。
御幸「おいおい、それはな・・・」
栄純「俺は・・・俺はアンタに受けてもらいたい!」
栄純「初めてこの学校に来た日、あの時聞いたミットの音が忘れられないんだ。この間の試合だって、少しでもあの時のイメージに近づけるように投げてたし。」
御幸(それで全球真っ向勝負だったわけか・・・)
惇(コイツ・・・)
御幸「まあ・・・そんなに焦るなよ・・・。あの人について行けば、お前間違いなく成長出来ると思うぜ。」
そう、御幸は言ったが
栄純「イヤだ!あんなやる気のねぇ奴とは組みたくねぇ!」
栄純は耳を貸さず
栄純「何であんな人がここにいるんスか?やる気がねぇなら、さっさと辞めれば良いのに。」
つい非難めいた愚痴を言ってしまった。
これに御幸は
御幸「・・・。」
栄純の胸ぐらを掴んで
ドン!
栄純「!え!?」
壁に当てて
御幸「お前が上を目指したいという気持ちは、2・3年にも十分伝わってる。この間の試合を見ればな・・・」
御幸「けど・・・今の発言だけは、許せねーわ。」
静かに怒った。
惇「カズさん・・・それ以上は・・・」
高島「御幸君・・・」
御幸「チッ!気分悪ィ・・・礼ちゃん、コレ借りてくよ。」
高島「ええ。」
御幸「行くぞ、足立。」
惇「・・・はい。」
そう言い、その場を後にした。
栄純「・・・。」
栄純の方は、初めて見る御幸の怒った姿に呆然としたままだった。
惇「・・・。」
御幸「・・・。」
惇「あの・・・カズさん。」
御幸「ん?ああ・・・さっきは悪かったな。びっくりしたろう?」
惇「いえ・・・。でも・・・悪気は無いとはいえ、キレるのも無理ないっスよ。」
御幸「・・・お前、知ってたのか?」
惇「まあ・・・俺が中1の時に、練習試合と全国でやってたんで。エグかったっすよ。俺なんか、今のフォームじゃなかったんすけど、デカい当たり飛ばされたんで。」
御幸「そっか・・・」
そう言っていると、室内練習場に到着した。
そこには
暁「・・・。」
暁がダウンしていた。
伊佐敷「おい御幸!コイツすぐにダウンしたぜ!」
倉持「ヒャハハハ!!足立と違ってスタミナなさ過ぎだろ!!」
惇「ア、アハハ・・・」
御幸「はっはっはっ!!降谷、純さんのウエイトはまだ序盤だぞ!!」
そう言い、御幸は暁に言った。
一方の栄純は、クリスのリハビリ姿を見て昨日言った事を後悔し、野球を教えてくれるよう頼んだのであった。
投稿出来ました。
やっぱ結構難しいですね、アレンジするのは。
クリスさんも、怪我がなければどのような選手になってたんでしょうね・・・。
それでは、また。