ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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26話です。


26話

合宿2日目の朝6時。皆それぞれトスバッティングを行っていた。

 

栄純「しゃあああ!」

 

栄純「おいしょー!」

 

しかし、何故か栄純は全くセンスを感じられないバッティングを相変わらず披露した。

 

「「「・・・。」」」

 

栄純「ちくしょー!やはり昨日の疲れかぁー!」

 

桑田「もう良い。お前ノック受けてこい・・・」

 

栄純「くそー!昨日の疲れかぁー!」

 

・・・それは昨日の疲れではなくただ単純にセンスがないだけだ。

そんなこんなで朝練が終わり

 

栄純(トスバッティング200球にノックにランニング・・・)

 

栄純(朝飯前からこんなに飛ばすのかよ・・・)

 

朝飯の時間になった。

 

もんまりっ

 

信二「最低でも、ドンブリ3杯以上だぞ。」

 

栄・暁・春「「「うぷっ!」」」

 

信二「残したら報告すると、先輩達からのお達しだ。」

 

これには、3人はウッとなった。

その横で

 

惇「納豆あんじゃん。卵と一緒にかけるか。」

 

惇は普通に食べており、既に2杯目に突入していた。

 

栄純(何でコイツは普通に食えてんだよ・・・!)

 

暁(・・・惇の所にこっそり・・・)

 

春市(食べれる気がしない・・・何で足立君は食べれるの・・・?)

 

これに、栄純ら3人は絶句しており、おかずと一部のご飯を惇の所に置こうとしたが

 

信二「何してんだお前ら。」

 

信二に止められてしまった。

 

信二「食うのも練習のうちだ。さあ食え。」

 

そう言われ、仕方なく食ったが

 

暁「・・・。」

 

暁だけ、口をもぐもぐさせてるだけで何も口にいれておらず

 

信二「テメェ、全然箸つけてねぇじゃねーか?エア食事すんな!!」

 

信二に怒られた。

 

惇「お前らマジで食った方が良いぞ。身体作りの基本は飯だ。タダでさえ、合宿はハードな練習すんだから、食わねーと体重落ちるし、きちーぞ。特にピッチャーはな。」

 

惇の言葉を聞き、3人は冷や汗を流した。

そして

 

伊佐敷「ちゃんと残さず食えよ。」

 

伊佐敷に言われ、3人は拒否できなかったのだった。

そして学校が始まると

 

ぼへら~

 

栄純はテキストを立てて寝てしまった。

それを見た1人のクラスメイトが

 

「沢村君。寝たら報告するぞって金丸君が・・・」

 

そう言うと

 

ガバッ

 

栄純は起きてテキストを手に取った。

この様子を見ていた監視役の信二は、非常に悪そうな笑みを浮かべていた。

 

惇「うわぁ~。悪そうな笑み・・・」

 

それを、惇は引き攣りながら苦笑を浮かべていた。

そして、授業が終わり、午後の練習が始まった。

昨日から同じ外野ノックを受けているが、惇同様センスの塊の暁は、大分動きが様になってきた。

 

暁(う~。早くマウンドに立ちたい~!)

 

・・・大分イライラしているが。

 

惇「ナイスプレー、暁!」

 

暁「・・・うん。」

 

伊佐敷「坂井!白州!足立でもスゲーのに降谷も様になってんじゃねーか!」

 

この言葉に

 

坂井(レギュラーの席は絶対に譲らねー!)

 

白州(負けません!)

 

坂井と白州は燃えていた。

 

クリス「降谷は元々、センスの塊みたいな奴だからな・・・外野も様になってる。足立は言わずもがなだがな・・・」

 

クリス「それに比べて・・・」

 

そう言って栄純を見たクリスは

 

クリス「ハァ~。お前はもう外野ノックは受けるな。」

 

溜息をつきながら栄純に言った。

 

栄純「何すかその溜息は!?」

 

クリス「仕方ない・・・ボールを投げさせてやるか。」

 

そう言ったクリスは

 

栄純「え♪」

 

クリス「コイツなら・・・お前のどんな球でも受けてくれる・・・チームで一番優秀な奴だ。」

 

クリス「好きなだけ投げ込め。」

 

栄純「ネットぉぉお!?」

 

栄純にネットを用意した。

 

栄純「クリス先輩が受けてくれるんじゃないんすか~!」

 

クリス「甘えるな。受けて欲しいなら、御幸か宮内に頼め。」

 

栄純「あ・・・あの時の絆は~!」

 

クリス「シャドウでフォームを固めるより、ボールを使った方が感覚が掴みやすいからな。」

 

栄純「これ全部?」

 

クリス「距離は近くて良い。1球ずつ丁寧に投げろ。」

 

そして

 

クリス「あの時のボールの感覚だけは、絶対に忘れるなよ。」

 

栄純「!」

 

クリス「フォームを体に染み込ませるんだ。良いな。」

 

そう、クリスは優しく栄純に言ったのだった。

 

栄純(クリス先輩・・・)

 

そして、合宿3日目に突入すると

 

カーン!

 

ガッ!

 

春市「!」

 

疲れからか、春市の動きはいつもと比べて精彩を欠いていた。

 

「どうした~!!もうバテたかぁ?」

 

春市(く・・・足が・・・動かない・・・)

 

これに

 

倉持(そろそろ差が出始める頃か・・・)

 

倉持はそう思いながら見ていた。

 

亮介「辛かったら、休んでても良いんだぞ。」

 

亮介「お前と替わりたいって奴は、沢山いるからさ。」

 

春市「!」

 

亮介の厳しい言葉に

 

桑田「声出せー!」

 

前園「元気ねーぞ!変わったろうか!」

 

春市「ぜ・・・全然へーき・・・」

 

春市は歯を食いしばりながら立ち上がった。

 

亮介「だったら顔に出すな、バーカ。」

 

春市「・・・うん。」

 

一方暁と惇はバッティング練習をしており

 

惇「フッ!」

 

キーン!

 

惇「ンッ!」

 

キーン!

 

惇は快音を響かせ、遠くに飛ばしているが

 

ガコッ

 

暁は、疲れからか全然前に飛ばなかった。

 

槙原「コラァー!!もっと腰入れろ降谷!!惇はさっきからデカい当たり飛ばしてるぞー!!」

 

暁(てゆーかマウンド~!)

 

栄純の方は

 

クリス「足が上がってない。もっと高かったぞ、あの時は。」

 

栄純「は・・・はい・・・」

 

栄純(くそっ・・・連日のベーランで足が・・・)

 

栄純(軽めに投げても結構キツいぞ、これ・・・)

 

クリス「ボールが高い。」

 

疲れからか、調子が悪かった。

ブルペンでは、丹波と川上が投げ込みをしていた。

それを見た

 

栄純(あの人達は、ガンガン投げてるってのに・・・くそっ。)

 

暁(何でブルペンに入らせてくれない?)

 

栄純と暁は疑問を浮かべていた。

そして、締めのグラウンド20周を終えると

 

片岡「明日も朝からやるぞ。ストレッチして早く上がれ!」

 

「「「はいっ!!」」」

 

栄純と暁、そして春市は倒れ込んだ。

 

栄純(ヤバイ・・・もう体が・・・)

 

暁(動かん・・・)

 

春市(何であの人達、立ってられるの?)

 

栄純(何で惇は・・・あの人達と同様立ってられんだよ・・・?)

 

栄純(バケモノだ・・・)

 

 

 

 

 

 

片岡「どうだ?1年のピッチャー3人は?そろそろ疲れが溜まってくる頃だろう。」

 

これに

 

クリス「はい・・・監督の指示通り、合宿になれるまではピッチングをさせてません。」

 

クリス「そろそろペースを落として、ブルペンやシートバッティングで投げさせるつもりです。」

 

クリスはそう報告した。

 

片岡「うむ。丹波と川上は?」

 

宮内「順調です!!」

 

片岡「まだ先は長い。あまり飛ばさせるな。」

 

宮内「はい。」

 

そして

 

片岡「合宿最後の土日、練習試合を4つ組んである。土曜日のダブルヘッダー、朝の試合を足立に、昼の試合を降谷と沢村で投げさせる。日曜日のダブルヘッダーは、丹波と川上に1試合ずつ投げ抜いてもらう。」

 

片岡「勝敗は問わん・・・疲れがピークの中、全員がどれだけ強い気持ちを持って戦えるか・・・ただそれだけが見たい。」

 

練習試合での予定を伝えた。

その頃風呂場では

 

惇(ふぅー・・・体力には自信があんだけど・・・流石に疲れんな・・・)

 

暁「・・・。」

 

春市「・・・。」

 

栄純「・・・。」

 

1年カルテット皆、浴室で疲れた顔をしていた。

・・・栄純。そのままじゃ溺死するぞ。

 

惇「・・・ったく。」

 

それを見た惇は

 

惇「おら!」

 

栄純を上げた。

 

栄純「ゴプァ!!あ・・・危ねぇ、危うく水死体に・・・」

 

栄純「寝るなよ!!寝たら死ぬぞお前ら・・・サンキュー惇!」

 

栄純はそう皆に言ったのであった。




投稿出来ました。

甲子園常連の名門校って、どんな合宿メニューなんでしょうね・・・

それでは、また。

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