ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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27話です。


27話

合宿4日目

 

 

 

 

パアン!

 

ブルペンで、御幸が川上の球を受けていた。

 

御幸「ナイスボール、ノリ!!」

 

これに、御幸は素直に褒めた。

 

川上「何かお前に褒められると気持ち悪りィ。絶対裏があんだろ。」

 

御幸「いやいや、このコースに決まれば中々打てねーよ。」

 

御幸「折角のサイドスローなんだし、ストライクゾーンは幅広く有効に使わねーとな・・・」

 

御幸「コントロールは抜群に良いんだ。お前はもっと自信を持って投げて良いんだぜ!」

 

そう御幸に言われ、川上も笑みを浮かべた。

その横で

 

丹波「ふしっ!」

 

宮内が丹波の球を受けていた。

丹波のカーブを見た御幸は

 

御幸「キレてますね、今日も・・・」

 

と言った。

 

宮内「・・・フン。疲れもあるし、まあまあだろ。」

 

宮内「だが・・・1球1球気合が入ってくるのは伝わってくる。俺達はもう後がねーからな。テメェもレギュラーから引きずり降ろしてやらあ・・・」

 

これに

 

御幸「・・・はい・・・楽しみにしてます。」

 

と御幸は返した。

ブルペンの様子を、栄純と暁は羨ましそうに見ていた。

 

惇「おいおい。余所見すんな!」

 

これに、惇は窘めた。

 

コーチA「足立!」

 

キーン

 

惇「フッ!」

 

パァン

 

コーチA「ナイスフィールディング!」

 

惇「うっす!」

 

コーチA「次!沢村!」

 

キーン

 

栄純(くそっ、早く投げたい~!)

 

そう思い

 

栄純「おいしょー!」

 

二塁に投げると

 

パァン

 

良い動きで二塁に送球できた。

 

コーチA「ナイスフィールディング!」

 

「やれば出来るじゃねーか!」

 

惇「スゲーじゃん、栄純!ナイスプレー!」

 

これには、周りは栄純の動きを褒めた。

 

栄純(あれ・・・?何か今・・・体が勝手に動いた・・・!)

 

クリス(ようやく頭より先に、体動くようになってきたな。)

 

高島(マグレじゃなきゃ良いけど。)

 

暁(負けられない!)

 

このプレーに刺激を受けた暁だったが

 

ポコッ

 

コーチA「降谷!もっとボールに集中しろ!」

 

ミスをしてしまった。

 

惇「暁!最後まで気を抜くな!」

 

暁「うん!分かった!」

 

そして、いつものグラウンド20周を終え

 

倉持「きちー!流石に限界だぜ!」

 

「おい1年運んでやれ。」

 

皆流石にきつい顔だった。

そんな中、御幸はベンチで休んでる丹波に近付き

 

御幸「最近密かに練習してるのは、フォークっスか?」

 

そう尋ねた。

 

丹波「!」

 

御幸「足立のSFFを見て習得しようと思ったんスか?」

 

御幸「丹波さん足立よりタッパあるし、フォークは良い武器になると思います。」

 

御幸「・・・けど、どんなに凄い変化球覚えようと、それを生かすのはストレート。これだけは絶対に忘れないで下さいね。」

 

丹波「!」

 

丹波(ちっ・・・先輩相手にズケズケと・・・正直俺はコイツが苦手だ・・・)

 

そう思った丹波は

 

丹波「使えるかどうかは勝手に判断すれば良い。だが、俺は自分を信じて投げる。」

 

そう言い残し、去った。

 

御幸(手に入れられる物は全て手に入れ、誰にもマウンドを譲らない。やっぱピッチャーってのは皆エゴイストだよな・・・)

 

御幸(ま・・・そうゆう連中をリードできるから、キャッチャーってのは楽しいんだけど♡)

 

 

 

 

 

 

青心寮

 

 

 

 

 

 

暁「クリス先輩に受けてもらえば良いじゃん。」

 

栄純「あの人には丁重にお断りされたんだよ!!俺が先だ!!」

 

暁「・・・。」

 

つーん

 

栄純「テメェ、無視すんな!」

 

御幸「何やってんだお前ら・・・さっさと風呂入れよ。」

 

栄・暁「「あっ。」」」

 

暁「最近全然ブルペンに入ってないんで、受けてもらおうと思って・・・」

 

栄純「俺は、クリス先輩に断られたから仕方なく!!」

 

御幸「は?今から?お前ら今日もベーランで死んでたじゃん。それでも投げてーの?」

 

栄純「投げる!1球でも!!」

 

暁「僕は10球で・・・」

 

栄純「あ!?俺は15球だ!!」

 

暁「じゃあ20球で。」

 

この様子を見た御幸は

 

御幸「ははっ・・・」

 

御幸(おいおい。こっちの都合は完全無視かよ・・・)

 

御幸(コイツらも足立同様エゴの塊じゃねーか・・・)

 

御幸「はっはっはっ!!おもしれェ!お前ら最高!!」

 

御幸「そんだけ元気なら大丈夫だよな。取り敢えず、風呂入ってから俺の部屋に来い。」

 

栄純「え?部屋で投げるんスか?」

 

御幸「良いから良いから、早くしろよ。ああ、後ついでに足立も呼んできてくれ。」

 

そう言ったのだった。

そして、惇と一緒に御幸の部屋に行くと

 

御幸「おっ・・・来たな!」

 

栄純「ゲッ!」

 

惇「スゲー!」

 

暁「・・・。」

 

伊佐敷「遅せーじゃねーか!早く入れよ!」

 

3年生もいた。

 

御幸「沢村と降谷は元気余ってんだろ?この人達のお相手よろしくな!毎日俺の部屋に集められて困ってんだ・・・」

 

御幸「足立も悪いな。」

 

惇「気にしなくて良いッスよ。」

 

伊佐敷「おうコラ!足もめコラ1年!」

 

倉持「沢村~、ジュース!!」

 

中田「あっ・・・自分だけズルいんだな~!」

 

結城「御幸・・・早くやるぞ、昨日の続き。」

 

御幸「勘弁して下さいよ!哲さんには敵いませんって。」

 

御幸「弱すぎて・・・」

 

御幸「お前ら将棋は?」

 

栄純「祖父ちゃんとやってたから少しは・・・」

 

御幸「良し!沢村いけ!!」

 

栄純「ちょっ・・・ブルペンは!?」

 

結城「よろしくお願いします。」

 

栄純「は・・・はい!」

 

しかし、断れなかった栄純。

 

御幸「哲さんや中田は、いつも通いだからな。合宿の時はこうして付き合わされんのよ。」

 

御幸「純さんにはいつもマッサージさせられるし。」

 

伊佐敷「ああん?」

 

御幸「倉持と中田はゲーム仲間だってよ・・・」

 

惇「・・・カズさん。」

 

御幸「どうした?」

 

惇「何で増子さんはここで寝てんスか?」

 

御幸「あ・・・ホントだ・・・」

 

御幸「でもまあ、お前らの後ろを守ってくれてんのが、どんな人達か知っとくのも悪くねーだろ?」

 

それを聞いて

 

暁「!」

 

栄純(この人・・・最初からそのつもりで・・・)

 

栄純と暁はそう感じた。

 

惇「ところでカズさん・・・どこで寝るんスか?」

 

御幸「そうだな・・・俺はゾノの部屋で寝るわ。」

 

惇「そっすか・・・」

 

御幸「んなワケで、後は宜しくな!」

 

そう言い、御幸はマイ枕を持って部屋を出たのだった。

 

倉持「ところで足立よ~。お前夏川とはどーなんだよ?」

 

伊佐敷「そうだ。俺にも聞かせろ。」

 

惇「どうって・・・そっすね・・・」

 

そして、栄純は結城と将棋を、暁は伊佐敷にマッサージをやり、惇は倉持やその他の皆に唯との関係を話したのだった。

その際

 

倉持(・・・やべー。何だか、流されて上手く問い詰められなかった・・・)

 

伊佐敷(マジ隙がねーな・・・)

 

この2人はそう思ったのだった。

 

 

 

 

 

栄純「ハァ~。もう部屋帰って寝たい。」

 

暁「あ・・・キャプテンは烏龍茶だよ。」

 

惇「・・・何かお前、嬉しそうだな。」

 

栄純「お前何で嬉しそうなんだよ?」

 

そう、惇と栄純は少し呆れながら言ったのであった。




投稿出来ました。

先輩達、元気ですね・・・

それでは、また。
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