ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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33話です。


33話

丹波の怪我があった翌日、外は大粒の雨が降っていた。

 

惇「・・・。」

 

信二「・・・。」

 

栄純「・・・。」

 

この日、1年C組の野球部達は、暗い表情だった。

 

栄純「・・・そう言えば、トーナメントが決まるのって、今日だっけ?」

 

信二「・・・ああ。哲さんと部長が行ってるよ。」

 

栄純「・・・そっか。」

 

惇「いよいよ始まるな・・・夏が。」

 

信二「・・・ああ。」

 

昨日の今日で、野球部は暗いままだった。

 

「ねえ、春乃。野球部の皆、どうしちゃったの?何か暗いけど・・・」

 

吉川「う、うん・・・ちょっとね・・・」

 

吉川(流石に昨日の今日だもん・・・丹波先輩・・・)

 

そのまま、放課後室内練習場に集まった。

この日、野球部全員集合したが

 

倉持「大丈夫か・・・先輩達・・・。昨日から全然元気ねーけど。」

 

御幸(同じ時間を過ごしてきた3年生にとって、昨日の事はショックがでかいだろうな。)

 

御幸(しかも一番士気を高めなきゃいけないこの時期に・・・)

 

3年生は暗いままだった。

暫くして、片岡が現れた。

 

片岡「お前らも聞いてると思うが・・・昨日のデッドボールで、丹波の顎の骨にはひびが入っている・・・」

 

片岡「幸い骨折には至らず、脳の方にも影響はないそうだが、予選には間に合わないかもしれん。」

 

この言葉に、3年生の顔は俯いた。

片岡は、拳を握りしめ

 

片岡「正直・・・俺自身まだ戸惑っているところもある。ようやくエースとして目覚めつつあっただけに、本人も悔しくて仕方ないだろう・・・」

 

そう、戸惑いの言葉を述べた。

しかし、片岡は真っ直ぐ見据え

 

片岡「しかし、これはチームの監督としての意見であり、決して一個人の感情で決めたわけではない・・・」

 

片岡「エースナンバーは丹波に渡す!!あいつが戻ってくるまで、チーム一丸となって戦い抜くぞ!!!」

 

そう力強く言った。

 

片岡「その上で、川上は勿論だが、足立、降谷、そして沢村。この1年生3人にも、投手としての出番が多くなるだろう。その時は3年が中心となり・・・この3人をバックアップしてやって欲しい。」

 

これに、3年生全員が頷いた。

 

片岡「頼んだぞ・・・」

 

「「「はい!!」」」

 

この時

 

惇(丹波さん・・・)

 

ある事を思い出していた。

 

 

 

 

 

回想

 

 

 

 

 

丹波「足立。少し良いか?」

 

惇「はい。何すか、丹波さん?」

 

丹波「足立。いつも思うのだが、お前はよく吼えるな。」

 

惇「え?えっと・・・鬱陶しいっすか?」

 

これに、惇は少し慌てた表情で言うと

 

丹波「いや、そうじゃない。言葉足らずで悪かった。」

 

丹波は慌てて弁明し

 

丹波「ピンチを凌いで吼える姿は、まさに俺にとって理想のエース象だ。そんなお前が羨ましい。ピンチを凌ぎ、結果を残すお前の強靱なメンタルに・・・」

 

丹波「それに比べて俺は、打たれてランナーを背負うと、いつも頭が真っ白になって自滅する・・・自分が情けない・・・」

 

そう、羨むように言った。

すると

 

惇「いやいや丹波さん。俺、メッチャ脆いっすよ。俺、登板の日は毎試合胃が痛くなるんすよ。」

 

惇は手を振ってそう言った。

 

丹波「そうだったのか?」

 

惇「ええ。酷い時は胃薬を飲まなきゃ駄目だった時もあったんすよ。」

 

丹波「何か・・・意外だな。」

 

惇「でも、背負えるもんは、逆に背負って行ったれって思いながら投げてますね。」

 

丹波「背負って行く・・・?」

 

惇「ええ。それで自分の力が出せるのなら、まあそれの方が俺にとって良いのであれば、そうしようって決めたんすよ。」

 

丹波「・・・。」

 

惇「俺個人としても、丹波さんはマジでスゲー良いピッチャーだなっていつも思いますよ。」

 

惇「背も高いから角度のあるボール投げれるし、俺には無い武器っすよ。」

 

丹波「フッ・・・この身長はお前にはやらんぞ。」

 

惇「うわぁ・・・ハッキリ言われたっす!」

 

丹波「フッ・・・」

 

惇「はは!」

 

 

 

 

 

回想終了

 

 

 

 

 

惇(丹波さん・・・信じて待ってますよ・・・。エースナンバーを・・・チームの皆の思いを背負えるのは・・・丹波さんしかいないっすよ・・・)

 

惇(必ず戻って下さい・・・!)

 

そう思いながら、惇は拳を握りしめたのであった。




投稿出来ました。

丹波さんが怪我した後のお話を少しオリジナル風に書きました。

読みにくかったら申し訳ございません(土下座)

それでは、また。
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