明川学園に9-0の8回コールドで勝利を収めた青道。
吉川「貴子先輩、勝った!勝ちましたー!」
唯「やったー!」
梅本「ッシャー!」
青道側は勝利に喜び
楊「・・・。」
明川は敗戦に涙を流す。
尾形「・・・。」
明川学園の監督の尾形は、一呼吸し
尾形「さぁ、整列ですよ!!胸を張って並びましょう!!」
そう選手に言った。
峰「4回裏、青道が先制点を取り、それをきっかけに青道打線が爆発・・・9対0。終わってみれば青道の完勝だったか・・・」
大和田「ナイスゲーム!」
峰(地力の差は確かにあった・・・だが青道側にとって大きかったのは、1年生3人でゲームを作った事・・・)
峰(更に恐るべきは、敵チームの心を完全にへし折った、足立君のピッチングとバッティング・・・。4回の足立君のあのピッチングとバッティングがきっかけで明川の戦意と楊君のピッチングのリズムが完全に崩れてしまった・・・)
この時、峰は惇の実力に恐れを抱いた。
「9-0で青道!礼!!」
「「「したぁ」」」
「青道!!」
「哲さーん!!」
「足立ー!!」
「惇くーん!!」
「降谷ー!!」
「降谷くーん!!」
「片岡さーん!!」
「今年こそ甲子園行けよ~!!」
「お前らなら行ける!!」
「また来るからな~!!」
こうして、青道は一番乗りでベスト8進出を決めた。
そして次の試合、西東京3強の一角であり、青道のライバル校でもある市大三髙と薬師との試合が始まろうとしていた。
惇「カズさん。」
御幸「ん?」
惇「薬師って、何かスゲー打ってるチームっすよね?」
御幸「ああ。ここまで一度もバントが無い超攻撃型のチーム。1回戦はコールド勝ち。去年の春から監督が替わって力を付けてきたチームだ。」
惇「そっすか・・・」
御幸「でもまぁ・・・総合力では市大が上だ。この試合は市大が勝つだろう・・・」
しかし、薬師の1年生バッター、轟雷市。この男のバットをきっかけに、青道か市大かに絞られていたブロックに波乱を巻き起こした。
それが証明されたのは、それから数時間後。
惇「・・・マジかよ。」
市大三髙が、薬師に乱打戦の末、サヨナラ負けを喫した。
「「「・・・。」」」
これには、青道ナインは驚きを隠せなかった。
片岡「この試合、全員で見ておいて良かったな。」
片岡「次の試合までに対策を立てる事が出来る。」
そう言い、青道ナインは球場を後にした。
惇は、栄純と暁のトイレの付き添いで春市と一緒だった。
栄純「あれ!?ウチのバスどこだっけ!!」
惇「こっちだ。早く行くぞ!」
暁「・・・み・・・水・・・」
惇「お前・・・マジ大丈夫か・・・」
その時
ブオン
強烈な風を切る音が聞こえたためその方へ向かうと、轟雷市とその父親で薬師の監督を務めている轟雷蔵がいた。
音の正体は、轟の素振り音だ。
惇「スゲぇスイング・・・」
春市「そうだね・・・」
そう思って見ていると
雷市「・・・今日のピッチャー・・・凄い気迫だった。」
雷市「あんな闘志剥き出しのピッチャーが・・・全国にいっぱいいるんだよな。」
雷市「・・・もっと・・・もっともっと・・・もっと打ちたい。」
雷市「全国にいるピッチャー全部打ちてぇ~!!纏めてぶっ飛ばしてぇ!!」
そう大声を出して言った。
これを聞いた
雷蔵「お前はプロの世界で飯食いてーんだろ、雷市・・・」
雷蔵「そうなりゃ、色んなピッチャーと毎日戦えるさ。」
雷蔵はそう言った。
さらに
雷蔵「取り敢えずセンバツ投手の真中は打ち砕いたんだ。後西東京でお前の相手になりそうなピッチャーは・・・」
雷蔵「稲城実業成宮鳴。コイツぐらいしかいねーな!!」
惇「!!」
栄純「!」
暁「!!」
そう、先に当たるはずの青道なぞ眼中に無いと捉えてもおかしくない発言をした。
栄純「あの野郎・・・!」
これに栄純は、怒りのあまりあの親子の元に行こうとしたが
惇「やめろ。」
栄純「惇!」
惇が止めた。
惇「ここで暴力沙汰を起こしてみろ!終わるぞ!」
栄純「けど・・・惇!」
惇「・・・グラウンドの上でねじ伏せるぞ!」
そう、惇は普段より強烈なオーラを出して言った。
栄純「あ、ああ・・・」
これには、栄純は大人しくなり
春市「あ、足立君・・・」
春市(足立君のあそこまで怒る姿、初めて見た・・・)
春市は、惇の怒りに冷や汗を流し
暁「・・・。」
暁は、先程の試合で降りようとしなかった自分にキツく叱られたことを思い出し、寒気を感じた。
そして、3人はそのまま青道のバスに行った。
余談だが、この事を春市は先輩達に伝えると上級生達は怒りを覚え、絶対にグラウンドで薬師を、あの親子をねじ伏せると誓ったのであった。
投稿出来ました。
そう言えば、ホークスの柳田選手、雷市君になりたいと思いあのフルスイングをしてるんですよね・・・。
僕自身、彼のバッティングを生で見た事あるんですが、凄いスイングでしたね・・・。
アレは確かに王さんの言う通り、真似しちゃいけないな・・・。
そ、それでは、また。