ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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43話です。


43話

センバツベスト8の市大三髙を破り、一躍台風の目となった薬師。

その後の4回戦も、圧倒的な攻撃力で都立千草をねじ伏せ、勢いのままベスト8進出を決めた。

これによって、7月27日の準々決勝は、青道対薬師に決まった。

選手達も、その結果を受け練習に熱を入れた。

 

 

 

 

 

 

準々決勝前日、ブルペン

 

 

 

 

 

 

 

栄純「おいしょー!」

 

栄純は先日同様、信二を打席に立たせて内角の練習をしていた。

 

信二(良いボールだ・・・明川戦でも好投してたし、自信付けやがったな。)

 

栄純「おしおしお~し!」

 

信二「騒ぐな!」

 

暁も

 

ズドォォン!!

 

暁(負けない・・・‼︎)

 

気合が入っているのか、いつもよりボールが唸っていた。

その隣では

 

惇「ふぅー・・・んっ!」

 

ズバアアンッ!!

 

惇が投げていた。

いつ見ても強烈な縦回転を誇る快速球なのだが

 

惇「ちっ・・・くそ!」

 

惇は不満そうなのか、舌打ちをしていた。

 

惇(ちっ・・・上手くコントロール出来ねー・・・!)

 

そう思い、惇は右手の親指で、右手の人差し指と中指を軽く擦っていた。

 

御幸「まだ違和感あるのか?」

 

その様子を見た御幸は、惇にそう尋ねると

 

惇「そうっすね・・・」

 

少し不満そうに惇はそう返した。

別に惇は怪我をしたとかフォームを崩したわけでもない。

 

御幸(そう言えば先月の大阪桐生との練習試合の時からだったな・・・)

 

それは大阪桐生との練習試合での事だった

 

 

 

 

 

 

回想

 

 

 

 

 

 

7回に桐生を3者連続三振に打ち取った後のベンチ。

 

御幸「ナイスボール!」

 

惇「あざっす!」

 

御幸は、惇の圧巻のピッチングにそう褒めた。

 

御幸「舘さんを三振に打ち取ったボールも凄かったが、最後のボールもそれ以上に凄かったぞ!」

 

惇「いやぁ・・・結構良い感じに指にかかったんすよね。」

 

惇「いつも以上にしっかり伝わったというか・・・凄く良かったんすよね。」

 

御幸「成程な・・・次のイニングも頼むぞ!」

 

惇「うっす!」

 

 

 

 

 

 

 

回想終了

 

 

 

 

 

 

あの日以来、惇のボールのキレが更に増していったのだ。

 

御幸(あの練習試合以来、ボールのキレと伸びが急激に増した・・・多分だが、球速も上がっている筈だ・・・)

 

御幸(現に俺の左手もコイツのボール受けて痺れてるし・・・)

 

そう思った御幸は、少し苦笑いをマスク越しで浮かべた。

 

御幸(本人としては非常に良い感覚なんだろうけど、もどかしいだろうな・・・更にコツを掴んだというのに、上手く扱いきれてねーんだから。)

 

そう思いながら、マウンドを見た。

そこには、首を傾げながら右手の指を擦り合わせて感覚を確かめている惇の姿だった。

 

御幸(あまり声を掛けない方が良いかもしれねーな・・・かえって邪魔になるかもしれねーし・・・)

 

そう思っていると

 

惇「カズさん。もう1球お願いします!」

 

マウンドから惇の声が聞こえた。

 

御幸「ああ。もう1球、真っ直ぐ来い!」

 

そう言い、御幸はミットを構えたのだった。

 

 

 

 

 

同時刻

 

 

 

 

 

片岡「どうだ?今の状態は?」

 

丹波「まだ、以前のような状態には戻れていません・・・」

 

片岡「・・・そうか。」

 

片岡が、丹波に今の状態の確認を取っていた。

丹波は、自身の状態が戻れない事に目に光を失っていた。

 

片岡「・・・明日の先発、足立に任せるつもりだ。」

 

丹波「・・・。」

 

片岡「とはいえ、アイツも多少なりとも疲労が溜まっているやもしれん。」

 

片岡「だから、明日の試合は点差問わずお前に投げさせるつもりだ。青道のエースであるお前をな。」

 

丹波「っ!?」

 

片岡「お前の3年間・・・それを俺に見せてくれ。」

 

片岡の言葉に、丹波の目に光が戻った。

 

片岡「頼むぞ。」

 

丹波「はい!」

 

そう、片岡は丹波に言い、丹波も気持ちのこもった返事を返したのであった。




投稿出来ました。

完全オリジナル物です。

上手く書けたか分かりませんが・・・。

さあ、薬師戦はどうなるか?

それでは、また。
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