ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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46話です。


46話

各球場で行われた試合。稲実を筆頭に4強全てが出揃った。

その中で準決勝の青道の相手はベスト8の常連校、仙泉学園に決まった。

 

伊佐敷「準決の相手は、やっぱ仙泉か。」

 

クリス「部員数80人を超える、ベスト8常連の強豪校。今年の春、市大相手に1点差の投手戦の末、敗れていますね。」

 

この情報を聞いて

 

門田「確か、メチャクチャデカいピッチャーいたよな。」

 

坂井「ああ。」

 

倉持「2m超えてたんじゃねーの?」

 

皆仙泉のエースを思い出した。

そのピッチャーの名前は真木洋介。195センチの長身から投げ下ろす角度のある真っ直ぐと、日本一高い所から放たれると言われるカーブが持ち味の本格派右腕だ。

それを聞いた瞬間、丹波に注目した。

彼も、真木程では無いが身長185センチあり、カーブを決め球にしているからだ。

 

片岡「明後日、準決勝の先発だが・・・俺は丹波でいこうと考えている・・・」

 

すると、片岡は丹波を見てそう言った。

 

丹波「!」

 

片岡「いけるな!」

 

そう言われた丹波は

 

丹波「はい!」

 

気合の入った返事をした。

これには、周りも自分の事のように喜んだ。

 

片岡「川上。いつも通り準備しておいてくれ!」

 

川上「はい!」

 

片岡「降谷、沢村。」

 

片岡「お前達も機会を見て登板させる。準備は早めにしておけよ!」

 

栄純「はい!」

 

暁「はい。」

 

そして

 

片岡「それから足立。お前は準決勝には出さず休ませる。見たところ、多少なりとも疲労が溜まってる。無理はさせない。」

 

片岡は惇に休ませる事を伝えた。

 

惇「・・・分かりました。」

 

片岡「丹波、川上、降谷、そして沢村。明後日の試合は、この4人に任せる。良いな!」

 

栄純「この私、必ずやボスの期待にお応えし・・・」

 

片岡「解散!」

 

「「「はい!!!」」」

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

 

唯「昨日の試合、凄かったよ!」

 

惇「サンキュー。」

 

惇と唯が一緒に歩いて話していた。

 

唯「何か、初回に轟君にファール打たれてから雰囲気変わったよね?」

 

惇「あ?なーんか、あそこまで完璧に捉えられたのは久し振りだったから、ちっとスイッチ入ってな。」

 

惇「いやマジで体軽かったわ・・・」

 

唯「フフッ・・・確かに。力感無くゆったりしたフォームだったけど、凄く伸びてたよ。」

 

唯「スピードも上がったんじゃない?」

 

惇「かもな。測ってみてーんだけど、監督からノースローだって言われちまって測れねーんだわ。」

 

唯「そっか・・・」

 

唯「明日の試合、ゆっくり休んでね。」

 

惇「わーってるよ。丹波さんなら、きっと抑えれるさ。哲さん達も、きっと真木さんから点取ってくれるよ。」

 

唯「うん。」

 

そう、惇は真っ直ぐな目で空を見上げて言った。

この日、槙原達が対真木対策として一晩掛けてマウンドに土を盛ってあげ、片岡自らそのマウンドに上がって練習をした。

その際、結城や伊佐敷らがメチャクチャやる気満々で打ちにいったのであった。




投稿出来ました。

準決勝前日のお話をメインに書きました。

つーか片岡監督、現役時代は何㎞だったんだろう・・・?

それでは、また。

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