ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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51話です。


51話

7月31日

 

 

 

 

 

『西東京大会決勝戦は、午後1時プレイボール。尚、本日は気温が高いため、熱中症にならないよう、水分をお取りになりご注意の上、ご観戦下さい。』

 

その頃、結城は稲実のキャプテン原田と先攻後攻を決めていた。

 

「それでは、青道が先攻、稲城が後攻で宜しいですね。決勝戦に相応しい素晴らしいゲームを期待しています。」

 

結・原「「はい!」」

 

そして、結城は先攻を取り、ナインと一緒にグラウンドに向かった。

 

結城「行くぞ!!」

 

「「「おおぉ!!」」」

 

グラウンドに入ると

 

「青道ー!!」

 

「結城ー!!」

 

「伊佐敷ー!!」

 

「今年こそ行こうぜー!!」

 

青道を応援する声で溢れた。

しかし、それは逆も然り。

 

「稲実最強!!」

 

「成宮ァ!!」

 

「鳴ー!!」

 

「雅ー!!」

 

稲実を応援する声で溢れた。

 

御幸「足立。自分のピッチングをな。」

 

惇「うっす。」

 

御幸(気合十分って感じだな・・・けど、リラックスもしてる・・・)

 

御幸(ホント、頼もしい後輩だぜ・・・)

 

御幸「沢村。降谷。今日も暑くなるが取り過ぎると動かなくなるから足立に水分を渡しすぎるなよ。」

 

御幸の注意に

 

栄・暁「「!」」

 

2人は図星だったのか、ビクッと体を震わせた。

 

 

 

そして、青道メンバーはベンチ前にて立ち上がった。

稲実も、それと同時に立ち上がった。

 

『全国高校野球選手権大会西東京地区予選決勝。夏本番を思わせるこの青空の下、両ベンチから選手が出て参りました!』

 

『夏2連覇を狙う去年の覇者稲城実業。去年の雪辱を果たし、6年ぶりの甲子園を目指す青道高校。』

 

『共に全国に名の知れた名門同士。この戦いを制するのはどちらのチームか!?』

 

結・原「「行くぞぉ!!」」

 

「「「おぉ!!」」」

 

そして、両チーム勢いよく飛び出し、整列した。

 

「礼!」

 

「「しゃああす!」」

 

そして、守備につく稲実。

そのマウンドに上がるのは、2年生ながら稲実の絶対的エース、成宮鳴。

その初回の青道の攻撃。倉持が左打席に立った。

 

成宮(あれ?左打席・・・)

 

その時、成宮は倉持がセオリー通りの右では無く左に立った事に気付いた。

 

成宮(セーフティ狙ってんのバレバレ・・・)

 

そう思った成宮は、初球真っ直ぐを投げた。

 

「ボール!」

 

しかし、倉持は特に何もする事無く、初球を見送った。

 

原田(ボールだが、どちらを取ってもおかしくなかった・・・狙いは他に?)

 

それを見て、考えた原田だったが

 

原田(駄目だ。考えすぎても意味ない。それでは相手の思う壺だ・・・)

 

そう思い、迷いを捨ててサインを出した。

それを見た成宮は、にやりと笑い

 

「ットライーク!バッターアウト!!」

 

倉持を三振に打ち取った。

続く亮介をセカンドゴロに打ち取り

 

『3番ピッチャー、足立君。ピッチャー、足立君。』

 

惇が打席に立った。

 

成宮(久し振りだなー・・・でも、そう簡単には打たせてあげないよ!)

 

そう思い、成宮はどんどん強気に攻めていき

 

惇「チッ!」

 

センターフライに打ち取った。

 

『青道高校。稲実エース成宮を前に3者凡退に抑えられました!』

 

そして、青道は守備についた。

 

『1回裏青道ナイン。マウンドには、1年生ながら背番号9を背負う1年生怪腕投手足立!』

 

すると

 

「出たー!怪腕!」

 

「片岡2世ー!!」

 

「足立くーん!」

 

一斉に歓声が上がった。

 

吉川「初回の立ち上がり、ウチも3人で抑えれたら何とか渡り合えますね!!」

 

藤原「そう!ウチも3人で抑えれたら、まだまだ行けるわ!」

 

唯「惇くーん!!」

 

梅本「バンバン三振奪れー!!」

 

『ここまで5試合中3試合はライトでスタメン。ピッチャーとして2試合に登板し、その内1試合先発。野手でのスタメンが殆どで登板数は少ないながらチームに貢献し、この決勝という大舞台のマウンドを託されました!』

 

亮介「いつも通り行きなよ。」

 

伊佐敷「そーだ!いつもの雄叫びでビビらせやがれ!!」

 

結城「自分のピッチングをな。」

 

増子「うがっ!」

 

倉持「俺らがいるから、安心して投げろ!」

 

惇「うっす!」

 

皆それぞれ惇に檄を飛ばすと守備位置に散った。

そして、惇はいつものルーティンの股割りストレッチを行った。

 

御幸(さて・・・行くか!)

 

そして、御幸もマスクを被り気合を入れた。

 

『1回の裏、稲城実業の攻撃は、1番センター神谷君。』

 

御幸(ボテボテの当たりでもセーフにする足があるからな・・・塁に出すと厄介だぞ・・・足立。)

 

そう心の中で御幸は言いサインを出すと、惇は足を上げた。

 

カルロス(さぁ来なよ。噂のゴールデンルーキー。)

 

その初球

 

カルロス「うおっ・・・」

 

ズバアアンッ!!

 

カルロスは初球ド真ん中の真っ直ぐを空振った。

そして、バックスクリーンの球速表示を見ると

 

カルロス(マジかよ・・・!)

 

『140㎞』と表示されていた。

しかし、カルロスの体感からしたら150㎞以上に感じた為、目を見開いて驚いた。

これには

 

カルロス「は・・・はは。なんつーボールだよ・・・」

 

そう、カルロスは苦笑いを浮かべた。

その2球目も真っ直ぐを投げたが

 

キン!

 

ファールになり、追い込まれてしまった。

 

カルロス(ヤベ・・・これで1年かよ・・・)

 

カルロス(コイツ・・・マジで怪物だわ。)

 

そして

 

ズバアアンッ!!

 

「ットライーク!バッターアウト!!」

 

カルロス「くっ・・・!」

 

インサイド142㎞の真っ直ぐに手が出ず、見逃し三振となった。

 

カルロス(何つーボールだ・・・バットが・・・間に合わなかった・・・)

 

信二「しゃああ!!三振!!」

 

前園「エエぞ、足立ー!!」

 

白河「速い?」

 

カルロス「打席で見てみ・・・マジ半端ねーわ。」

 

白河「そんなに?」

 

カルロス「初球セーフティだけはやめといた方が良いぜ。打ち上げてアウトになるだけだ・・・」

 

それを聞いて

 

白河「・・・楽しみじゃん・・・」

 

そう感じた白河は、打席に立った。

その初球

 

ズバアアンッ!!

 

真ん中高めに真っ直ぐを投げ、セーフティを構えた白河は、手が出なかった。

 

白河(何だこのボール・・・!浮き上がった・・・!?)

 

白河は、打席で呆然とした表情を浮かべた。

その2球目

 

キン!

 

真っ直ぐでファールを取り、3球目は高めに外れボールとなった。

そして4球目

 

ズバアアンッ!!

 

「ットライーク!バッターアウト!!」

 

白河(なっ・・・!?全球・・・ストレート・・・⁉︎)

 

インハイ140㎞の真っ直ぐで空振り三振を喫した。

 

春市「2者連続三振!相変わらず絶好調だね!」

 

栄純「ああ・・・」

 

暁「・・・。」

 

クリス「温存し、全球ストレートしか投げてないとはいえ、調子は良いですね・・・」

 

クリス「力みもありませんし、ボールも走ってます。」

 

片岡「・・・。」

 

青道ベンチのクリスも、惇の状態を見て片岡にそう言った。

 

御幸(まだ力をセーブしてるが、ボールはかなり走ってるな・・・)

 

御幸(真っ直ぐ中心に攻めていくぞ!)

 

そう思い、御幸はミットを構えた。

そして、次の吉沢の初球も

 

ズバアアンッ!!

 

真っ直ぐで空振りを取り

 

キン!

 

吉沢「くっ!」

 

2球目も真っ直ぐでカウントを取って3球目

 

ズバアアンッ!!

 

惇「うらあああっ!!」

 

吉沢(何つーボールだよ・・・!マジで浮き上がってんじゃねーか!!)

 

外高め141㎞の真っ直ぐで空振り三振に打ち取り、3者連続三振となった。

これには

 

信二「3者連続!!」

 

前園「よっしゃあああ!!」

 

梅本「しゃああ!!3者連続三振ー!!」

 

唯「ナイスピッチー惇くーん!!」

 

吉川「足立君凄い凄い!!」

 

藤原「文句なしの立ち上がりね!!」

 

青道側スタンドは大盛り上がりで

 

「マジかよこの男!!」

 

「ボールもそうだが、気迫も雄叫びも半端ねー!!」

 

「片岡2世ー!!」

 

観客も、大盛り上がりだった。

こうして、両チームの初回は3人に抑えられたのであった。




投稿出来ました。

遂に始まりました決勝戦!!

初回だけで疲れた・・・(汗)

しかし、相変わらず試合描写が下手ですね・・・(汗)

読みにくかったらすいません(土下座)

そ、それでは、また。
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