ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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54話です。


54話

一打先制のピンチを凌ぎ、吼えた惇はベンチに戻って腰掛けた。

 

惇「ふぅー・・・」

 

一息ついて帽子を取って汗を拭ってもう一度帽子のつばを見た。

 

『気力一瞬』

 

そう書かれてある座右の銘を見て、惇は周りを見た。

そこには、青道ナインがいる。頼もしく、最高の仲間がいる。

 

栄純「ナイスピッチ!惇!」

 

暁「ナイスピッチ!」

 

その時、栄純と暁がそう言い惇に近付き、スポドリが入った紙コップとタオルをそれぞれ渡した。

 

惇「ああ。サンキュー。」

 

それに惇はお礼を言い、それぞれ受け取った。

そして、5回の表の青道の攻撃。増子からだったが、増子、御幸は空振り三振。伊佐敷はレフトフライに打ち取られて3者凡退に終わった。

 

伊佐敷「悪ぃ、足立。」

 

その時、凡退して帰ってきた伊佐敷が、俯きながら惇にそう謝罪した。

しかし

 

惇「何言ってんすか?まだ5回の表が終わっただけっすよ!さあ、こっからっすよ!」

 

惇はそう言い、伊佐敷を励ました。

すると、俯いていた伊佐敷の顔が上を向いた。

伊佐敷だけじゃ無い。周りの皆も、同じように顔を上げた。

 

(コイツが前向いてるのに、自分達が俯いてどうすんだ!)

 

ナインは、そういう気持ちになった。

 

伊佐敷「おっしゃあああ!!行くぞー!!」

 

結城「いつも通り、自分らしくいけ!」

 

倉持「ヒャハハハ!!頼むぞ!!」

 

亮介「こっちにももう少し打球飛ばしてね!」

 

増子「うがっ!」

 

そして、ナインは颯爽と守備位置についた。

そして、稲実はエースで5番の成宮からだが

 

ズバアアンッ!!

 

惇「らああああっ!!」

 

『三振ー!!稲城実業、この回も得点ならず!!』

 

成宮をSFFで三振。山岡をスライダーを引っかけピッチャーゴロ。平井は真っ直ぐで空振り三振に打ち取りチェンジとなった。

そして、後半戦の6回に入り、青道の攻撃だが成宮はこの回も3人で仕留めた。

その裏の惇は

 

ズバアアンッ!!

 

梵「クッ・・・!」

 

梵を真ん中高めの真っ直ぐで三振に打ち取り、次の富士川は初球を打ちセカンドゴロに仕留めた。

そして

 

『1番センター、神谷君。』

 

3巡目に突入した。

 

御幸(この試合唯一のヒットを打った男だ・・・必ず仕留めるぞ!)

 

そう、御幸はミットを構えた。

そして、惇は初球インハイに真っ直ぐを投げ

 

キン

 

カルロス(チッ・・・全然落ちてねー・・・!)

 

カルロスをキャッチャーフライに打ち取って、3アウトチェンジとなった。

そして、終盤の7回に突入した。

青道の攻撃は、亮介からだった。

打席に入る前、亮介はネクストで待っている惇をチラッと見て

 

亮介(絶対に出塁する!)

 

その気持ちで打席に立った。

初球はボールとなってその2球目を打ったがファーストゴロに終わった。

続く惇は3球目を打ったが

 

『良い当たりでしたが、センターカルロスのファインプレーに阻まれましたー!!』

 

カルロスのファインプレーで2アウトとなった。

 

惇「・・・頼みます、哲さん。」

 

そう、惇は結城に声をかけた。

そして

 

『4番ファースト、結城君。ファースト、結城君。』

 

結城が打席に入った。

 

『この試合最大の山場!両チームのエースと4番の3度目の対決!』

 

伊佐敷(お前が決めろ、哲!)

 

原田「タイムお願いします。」

 

ここで、原田はタイムを取ってマウンドに向かった。

 

原田「鳴。初球厳しく入るぞ。ボールになっても良いから甘い球だけは絶対に投げるなよ。」

 

成宮「分かってるよ。雅さんも、気にしないで攻めていってね。」

 

原田「・・・ああ!」

 

それを聞き、原田は定位置に戻った。

そして、その初球

 

ズバアアンッ!!

 

「ットライーク!」

 

真っ直ぐを結城は空振った。

 

原田「良いぞ、鳴!」

 

そう言い、原田は成宮にボールを返球した。

2球目

 

ククッ

 

スライダーが外れ、1-1となった。

3球目は中々サインが決まらなかったが、ようやく決まって投げた3球目

 

キン

 

成宮「らああああっ!!」

 

『ここで成宮渾身のストレート!!』

 

真っ直ぐを打ってファールとなった。

 

亮介「合ってる合ってる!」

 

惇「タイミングばっちしっすよ、哲さん!」

 

『激しくぶつかり、飛び散る火花!エースのプライドか!4番の意地か!』

 

前園「哲さーん!」

 

「哲ー!!」

 

「鳴ー!!」

 

「成宮ー!!」

 

4球目のフォーク、5球目の真っ直ぐも結城はファールにした。

 

原田(鳴のストレートは文句無く走ってる・・・これを最大限に活かす為には・・・この球を使うしか無い・・・!)

 

そう思った原田は、あの球のサインを出し構えた。

 

原田(低めにさえ決まれば魔球。誰も打たれやしない!)

 

それを見た成宮は、笑みを浮かべた。

 

片岡(このチームは、お前が引っ張ってきたんだ・・・3年間磨き続けたそのバッティング・・・)

 

片岡(その全てを、この一振りに・・・!)

 

そして、6球目。チェンジアップが低めに来た。

しかし、結城の体勢は崩れる事無く

 

キーン!

 

成・原「「っ!?」」

 

完璧に捉えた。

その打球は、神宮のバックスクリーンへ向かっていき、直撃した。

 

『この試合の均衡を破る4番の一撃ー!7回の表遂に・・・青道高校先制ー!!』

 

青道高校1-0と試合の均衡を破ったのであった。




投稿出来ました。

遂に青道高校先制しました!!

かなり下手くそな描写ですが、ご想像にお任せします(土下座)

このまま決めるのか!!

それでは、また!!
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