新学期が始まって1週間が経った青道高校。
相変わらず1年生は基礎体力向上の為、サーキットメニューをこなしていた。
藤原「どう?今年の1年、目立つ子いた?」
そんな中、道具を片付けている3年生マネージャー、藤原貴子が2人の2年生マネージャーに尋ねた。
唯「結構豊作ですよー。じゅ・・・足立君を筆頭に全国ベスト4の松方シニアの東条君と金丸君がいます。」
藤川「へえー。」
梅本「ああ、確かに足立君は飛び抜けてるねー。後もう1人降谷君って子も凄いです。」
そう話していると
惇「ここで良いな?吉川。」
吉川「う、うん。ごめんね、足立君。」
惇「別に構わねーよ。」
1年生マネージャーの吉川が、惇に手伝わされてバケツに入っているボールを一緒に持っていた。
藤原「春乃。大丈夫?」
それを見た藤原が、吉川にそう声をかけた。
吉川「はい~。すみません~!」
藤原「ごめんなさい。えーっと・・・」
惇「1年の足立っす。気にしなくて良いっすよ。自分でやった事なんで。それに、ちょうど彼女に用があったし。」
そう、惇は唯を見て言った。
藤原「え?」
梅本「どういう事?」
吉川「?」
これには、藤原と梅本、そして吉川は疑問の表情を浮かべながら惇と唯の顔を交互に見た。
唯「な、何よ惇君・・・」
惇「いやー、おばさんから聞いたぞ!お前、やっとちゃんとしたおにぎり作れるようになったんだって!」
唯「ち、ちょっとそれどういう意味よ!」
惇「だってお前の作ったおにぎり、塩辛くて食えなかったり・・・中の具が異常に多かったり・・・」
そう、惇は指を折ってそう言った。
これに
唯「もー!恥ずかしい事言わないでよー!」
唯は顔を真っ赤にしながら惇の胸をポカポカ叩いた。
惇「イテッ!イテーって!」
唯「もう!」
惇「ハハ!じゃあ、今度食わしてよ。」
唯「良いよ!絶対美味しいって言わせてあげるんだから!」
惇「わーったわーった!んじゃあ、俺行くな。」
唯「授業、寝ないでちゃんと受けるんだよ!」
惇「わーってるよ!」
その2人のやり取りを
藤原(この2人・・・どういう関係?)
梅本(こりゃあ・・・興味深いですなあ・・・)
藤原と梅本は何か含んだ顔を浮かべていた。
吉川(うわぁ・・・2人共、何か怖い・・・)
それを、吉川は少し引いた表情を浮かべていたのだった。
この後2人で唯を問い詰めたら、実は惇と唯は幼馴染で、唯が小学校卒業と同時に東京に引っ越してしまった為離れ離れになったが、年に1回はどちらかが家に来たりしていたため、関係は続いていたのだ。
それを聞いた2人は
藤・梅((漫画のような話だ・・・))
そう思ったとか・・・。
1年C組
先生「であるからして、この設問1に対する選択肢はこの時点で(ア)と(エ)に絞り込める・・・」
そう、先生が皆に問題を丁寧に教えている中
吉川(入学式からもう1週間・・・憧れだった野球部のマネージャーになったのは良いけど・・・)
吉川(先輩にはフォローされてばかりだし・・・)
吉川(選手の人達とは怖くて喋れないし・・・。何か私・・・もう無理かも・・・。こんなんじゃ周りに迷惑かけるだけだよね・・・)
吉川はマネージャーとしてやっていけるのか悩んでいた。
その時
先生「コラァ!またお前かぁー!」
先生「ワシの授業はそんなにつまらんかー!え!?沢村ァー!!」
机に突っ伏して寝ている栄純が先生に怒られていた。
吉川(あ・・・あの人。いつも1人でグラウンド周り走らされてる人だ・・・)
惇(あの馬鹿はまた寝てんのかよ・・・)
そう思っていると、栄純が起きた。
しかし
パタン
先生「コラ!堂々と寝るな!起きろー!」
また寝てしまった。
「仕方ないっすよ先生・・・そいつ、一応スポーツ推薦の野球部員なんだって。」
先生「何!」
「へぇー凄いじゃん。ウチの野球部って、有名でしょ?」
「練習も厳しいらしいな。」
この声に
先生「馬鹿たれ!野球部だったら尚更許せんっちゃ!!何かと注目されてる分、しっかりせんちゃっかぁー!」
先生はそう沢村に謎の方言で怒った。
惇「おい信二。」
信二「あ?」
惇「あれ・・・どこの方言?」
信二「んなの知るかよ。つーか、アイツ本当に大丈夫か?」
惇「何が?」
信二「まだ監督に入部を認められてねーじゃん。下手したらアイツ、腐っちまうんじゃねーか?」
そう、信二は惇に言った。
惇「さあな。これで潰れんだったらその程度だろ。」
信二「そうかもしれないが・・・」
惇「まあ、初日に監督に対しあそこまで言うんだ。それに、俺もアイツのボールはちょっとおもしれーしな。」
信二「速いのか・・・?」
惇「いや、全然速くねーよ。普通のボールだったら、お前なんか軽ーくスタンドインだ。」
信二「普通のボール・・・?」
惇「まあ、一緒にやってたら分かるよ。」
信二「?」
そう、惇と信二はそんなやり取りをし
吉川(・・・沢村君って、もしかして私と同じタイプ?)
吉川は、栄純を見てそんな事を思ったのであった。
投稿出来ました。
アレンジをしてみましたが、やっぱ難しいですね・・・(汗)
読みにくかったり、違和感があったらお許しを(土下座)
それでは、また。