9月4日の秋季大会一次予選、抽選会。御幸のこの日のクジ運は強く、薬師や稲実がいないブロックに入り、初戦は日曜日になった。
春市「今日も別メニュー?」
惇「まあな・・・」
春市「復帰してまだ投げてないけど、焦んなくて良いと思うよ・・・ピッチングの生命線は足腰と言われてるし・・・」
惇「ああ・・・サンキュー。」
そんな中、春市は別メニューを行おうとする惇にそう声をかけていた。
その時
片岡「足立!今日から、バッティングと守備練習に入れ!」
片岡から練習参加の許可をもらった。
春市「良かったじゃん、久々にボールに触れて・・・」
これに、春市はそう惇に言い
栄純「ああ・・・良かったな、惇。」
暁「良かった・・・」
栄純と暁も、そう惇に言った。
片岡「久々にボールを触るから、1球1球丁寧にな。」
惇「分かりました。」
それを聞き
片岡「沢村!降谷!今日もシートで投げてもらう!ベースカバーやバント処理も本番のつもりでな!」
片岡は栄純と暁にもそう指示した。
栄・暁「「はい!」」
そして、練習が始まった。
コーチA「足立!」
キン!
惇「フッ!」
パァン
コーチA「ナイスフィールディング!」
惇「うっす!」
御幸(久々とはいえ、全く錆び付いてねーな・・・)
その様子を、御幸は冷静に見ており
倉持(やっぱり足立がいねーと、イマイチ盛り上がんねーんだよな・・・沢村も元気ねーし・・・)
前園(やっぱ、足立はエースの器やな・・・)
春市(足立君がいるいないじゃ、こんなに気持ちが変わるなんてね・・・やっぱ、足立君がいないと駄目だね・・・)
信二(こんなに良い感じで練習出来るなんてな・・・アイツがいるいねーじゃ、こんなにも変わるんだな・・・)
チームメイトも、以前と比べて目の力強さが増し、一段と盛り上がりを見せた。
太田部長「思ったより練習の合流が早かったですね・・・」
この言葉に
片岡「ここ数日ずっと走らせてきたが・・・俯き気味だった顔も上がってきたし、顔色も良くなってきたからな。」
太田部長「え?」
片岡「気持ちが前へ向かおうとしてなければ、顔は上がらない。」
片岡はそう返した。
太田部長「!」
これに
太田部長(ずっと別メニューで走らせたのにはそんな意図が!?)
太田部長は驚きを隠せなかった。
片岡「結局のところ、一番大事なのは本人の意志だからな・・・」
この言葉を聞いて
太田部長(足立のこれからの事まで・・・)
太田部長(そこまで・・・足立の事を・・・)
太田部長はただただそう感じたのだった。
落合「やはり、彼は守備でも良い動きをしてますね・・・」
片岡「元々、野球センスの塊ですからね・・・」
落合「彼が練習に加わると、チームの士気も上がりますね・・・」
落合「前よりも、チーム全体に声が出ていますし・・・」
片岡「アイツはこのチームの中心的存在・・・。アイツの存在が、沢村ら投手陣は勿論、他の皆にも良い刺激を受けています。」
落合「成程・・・」
落合(彼がいるいないでこうもチームの雰囲気が変わるとは・・・今後このチームのエースは足立か・・・)
落合(けど・・・同学年のあの沢村と降谷もその力を持っている・・・今後次第で、この2人のどちらかがエースナンバーを背負う可能性も無きにしも非ず・・・)
落合(どっちにしろ、今後暫く青道の時代が続くやもしれんな・・・)
そう、落合は感じたのであった。
投稿出来ました。
上手く書けたかな・・・?
それでは、また。