片岡の指示でブルペンに入った惇。
惇「ふっ!」
ズバアアンッ!
惇「んっ!」
ズバアアンッ!
御幸「ナイスボール!良い球来てんぞ!!」
栄純(相変わらず綺麗なストレートだな・・・)
暁(やっぱり・・・惇のストレートは僕より凄い・・・)
その後ろで、栄純と暁はそう思いながら見ていた。
因みに落合も、様子を見るためにブルペンに来ていた。
片岡「今のはどの程度の力で投げた?」
惇「6割程っす。」
片岡「昨日の試合でも、その程度か?」
惇「あ、はい。」
片岡「良し・・・。次は8割程の力だ!」
惇「はい!」
そう片岡に言われ、惇は少し力を入れて投げた。
ズバアアンッ!!
すると、先程よりも伸びのある真っ直ぐが投げられた。
御幸「っ!」
これに、御幸の顔が少し歪んだ。
御幸(マジかよ・・・これで8割かよ!)
御幸(既に10割の力なんじゃねーのかよ!?)
それは、あまりにもボールのスピン量が増し、予想以上に伸びてきたためだ。
何とかミットに受けたのだが、少し左手が痺れてしまった。
それでも
惇「んっ!」
ズバアアンッ!!
惇「ふっ!」
ズバアアンッ!!
何球か受けていくと、少しずつボールをしっかり受けれるようになっていった。
御幸(ふぅー・・・何とか受けれるようになったな・・・)
御幸(これは想像以上に伸びてるな・・・昨日の試合は1イニングだけで良かった・・・)
御幸(あの真っ直ぐとSFFをこれ以上受けれる自信が無かったからな・・・)
その時、御幸はそう思いながら昨日の試合を思い出していた。
片岡「御幸。手は大丈夫か?」
その時、片岡は御幸にそう尋ねた。
御幸「あ、はい。1球だけなら、まだ・・・」
これに、御幸はそう答えると
片岡「そうか・・・良し足立!ラスト1球、本気で投げろ!」
惇「はい!」
惇にそう伝えた。
そして、ラストに真っ直ぐを投げたのだが、先程とは比べものにならない程の伸びのある真っ直ぐで
御幸「っ!!」
バシィィンッ!!
御幸「クッ!!」
御幸のミットは弾かれ、ボールは後方に転々と転がった。
惇「あっ、ヤベ・・・」
そう呟いた惇は
惇「カズさん!大丈夫っすか!」
御幸に近付いてそう言った。
御幸「ああ・・・大丈夫だ。」
これに、御幸はそう惇に言った。
片岡(これは・・・想像以上だ・・・!昨日の試合時点で、ボールが以前より鋭くなっていると思っていたが、まさかここまで鋭くなっているとは・・・!)
落合(何てボールだ・・・!これは・・・想像してたよりも・・・!)
片岡と落合は、惇のボールが想像してた以上に成長している事に驚きを隠せなかった。
この2人だけじゃなく
栄純(んだよ今の球・・・!?また更に浮き上がったぞ・・・!!)
暁(惇・・・!)
栄純と暁も、驚きのあまり目を見開き立ち上がった。
これに、少し何とも言えない空気がブルペンの中に漂った。
惇「えっと・・・ちょっとクールダウンしても良いっすか?」
これに、惇は少し複雑そうな表情を浮かべながらそう片岡に聞いた。
片岡「・・・ああ。ストレッチして上がれ。」
惇「・・・はい。」
そう言われ、惇はブルペンを逃げるようにその場を後にしたのだった。
投稿出来ました。
本日はブルペンでのお話を書いてみました。
ちょっと後味が悪い感じになってしまいました。
すいません・・・。
それでは、また。