ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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7話です。


7話

市大三髙との試合が終わった後の夕方

 

 

 

 

「おい丹波さん、エース降ろされたらしいぞ。」

 

「マジかよ!?」

 

「試合勝ったのに・・・」

 

「そりゃ、川上がどうにか抑えきったってだけじゃん。」

 

「夏まで3ヶ月切ってんだぜ。」

 

「丹波さんがエースじゃ無いんなら、ピッチャーどうなるんだ?」

 

市大三髙での丹波のエース降格に、皆はそれぞれそういった事を話していた。

その翌日

 

ズドォォン!!!

 

ブルペンから途轍もない轟音が響いて目を向けると

 

「・・・うあ・・・」

 

1人のキャチャーが、ボールを取れずに腰を抜かしていた。

そのボールを投げたピッチャーは

 

暁「・・・。」

 

暁だった。

 

「な・・・何だ今の音・・・!?」

 

「足立以上に大きい音だったぞ・・・!」

 

惇(へえ・・・遠投時から気になってたけど、スゲー球・・・。純粋なボールのスピードと力強さで言ったら俺より上だな・・・)

 

それを隣で見ていた惇は大いに刺激を受け、暁に続いて投げた。

 

ズバアアンッ!!

 

「あ・・・ああ・・・」

 

すると、もう1人のキャッチャーも惇のボールを取れず、寧ろミットを弾き飛ばされてしまった。

 

「あ、足立も相変わらずスゲー・・・」

 

「つーか、アイツら本当に1年かよ・・・?」

 

これには、皆それぞれ驚いていた。

これに驚いていたのは、監督達もだった。

 

高島「足立君の隣にいる背の高い子は、北海道苫小牧中学出身、降谷暁。ウチに来る為わざわざ一般入試で入学してきました。」

 

高島「今年の1年生で足立君の遠投115メートルを上回る、120メートルを記録しています。」

 

これには

 

太田「ひゃ・・・120メートル・・・!?そんな子が一般入試で?これがあるから野球は面白い!」

 

太田部長は驚いた。

 

暁「もう終わり?」

 

惇「しゃーねー・・・。まぁどっかのタイミングで投げれんだろう。それまで我慢しようぜ。」

 

暁「・・・うん。」

 

惇「分かりやすいぐらい拗ねてやんの・・・」

 

栄純「アイツら・・・もうブルペンで投げてやがんのか!こうしちゃおれん!」

 

これを見た栄純は

 

栄純「タイヤ3つだ!おらあああっ!!」

 

タイヤを3つ付けて走ったのだった。

一方、ブルペンの様子を見た片岡は

 

片岡「・・・1年生でチームを作らせろ。」

 

高島「・・・では試合を?」

 

片岡「実戦で使える選手がどれだけいるか、見て見たい!」

 

そう、高島先生と太田部長に言い、紅白戦を行う事を言ったのだった。

その夕食

 

栄純「おかわりっうぷっお願いしまーす!」

 

栄純は夕食を食っていた。

 

惇「ゆっくり食いな。身体に良くねーぞ。」

 

それを、惇はトレーを持って隣に座った。

 

栄純「足立・・・。」

 

それに続いて

 

御幸「何だ沢村・・・大分食えるようになったじゃねーか!初日は吐いてた癖に・・・ププッ!」

 

御幸もトレーを持って現れた。

 

御幸「若い奴は成長が速くて良いねぇ!」

 

栄純「るせっ!」

 

すると、惇は周りが静かに夕食を食ってるのを見て

 

惇「それより・・・あの話は本当なんすね?」

 

御幸にそう尋ねると

 

御幸「ん?ああ・・・明日のことな。」

 

御幸も察したのか、そう答えた。

 

栄純「何の話だ?」

 

それを聞いた栄純は、首を傾げたが

 

惇「何だお前、聞いてねーのか?明日、俺達1年のチームと2・3年の先輩達のチームで試合やんだよ。」

 

惇がそう答えると

 

御幸「本来なら、ウチの1年目は体力作りがメインでな・・・1年からレギュラー選考なんてしねーんだわ。」

 

御幸「けど・・・この間の試合で状況が変わってな・・・」

 

御幸がそう言った。

 

栄純「何!そんな話全然聞いてねーぞ!俺は出れんのか!?俺はー!!」

 

すると、それを聞いた栄純は必死な表情で御幸に掴みかかって尋ねた。

 

御幸「いや・・・俺、先輩だから・・・」

 

その時

 

暁「あの・・・ここ隣良いですか?」

 

暁がトレーを持って尋ねた。

 

栄純「あ・・・お前は!」

 

惇「おお・・・降谷か。」

 

すると、2人を見た暁は

 

暁「失礼します。」

 

惇「お、おい・・・!」

 

栄純「わたっ!」

 

強引に割り込んだ。

 

惇「まだ何も言ってねーだろうが・・・」

 

栄純「何でそこに座ってんだよ!向こう側空いてんだろ!」

 

しかし、暁は無視し

 

暁「御幸先輩・・・。」

 

暁「自分は明日・・・ここにいる誰にも打たせるつもりはありません・・・。そしたら・・・僕の球、受けてもらえますか?」

 

そう御幸に尋ねた。

 

栄純「なっ・・・!?」

 

惇(うわああ・・・コイツ言っちゃったよ・・・)

 

これには、惇は内心引き攣った顔をした。

すると、暁の発言が気にくわなかったのか

 

「おいルーキー。誰にも打たせねぇだと?お前・・・ここがどこだか分かってんのか?」

 

「中学出たばかりにデケぇ口叩きやがって・・・」

 

「お前もだ、もう1人のルーキー。ちょっとばかし良い球投げるからって良い気になるなよ・・・」

 

前園「御幸に受けてもらいたけりゃ、結果残してから言えや・・・」

 

先輩達が暁達を囲んだ。

その際、惇もとばっちりを受けていた。

その時

 

丹波「みっともない真似するな!」

 

前園「丹波さん!」

 

丹波「俺達はプレーで語るしか無いんだ・・・」

 

前園「は、はい・・・」

 

丹波がそう言って皆を止めた。

すると、丹波とその周りにいた3年生は、闘争心むき出しの目で惇と暁を見た。

 

御幸(成程ね・・・これが監督の狙いか・・・。入部したての1年ぶつけて、先輩達の闘争心煽るつもりだな・・・)

 

それを、御幸は冷静に見てそう感じたのだった。

 

惇(ったく・・・降谷の奴・・・発言の意味分かってんのかね・・・)

 

惇は、暁の発言に頭を抱えて

 

栄純「・・・。」

 

栄純は完全に蚊帳の外であった。




投稿出来ました。

紅白戦前夜を書きました。

上手く書けたか分かりませんが・・・

さて、今回が今年最後の投稿です。

まだまだ序盤であるにもかかわらず、このような拙作を読んで下さって、本当に感謝しております!!

来年もよろしくお願いします!!

それでは、良いお年を!!
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