ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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86話です。


86話

10月9日の七森学園戦。その日の先発に決まった暁はブルペンで投げていた。

惇はこの日、レフトでスタメンとなり、東条と信二に話しかけた。

 

惇「秀。信二。」

 

東条「足立!」

 

信二「足立か。」

 

惇「やったじゃねえか信二!初スタメン。」

 

信二「ちょっとだけビビってるぜ!」

 

惇「大丈夫。お前らしいプレーすりゃあ良いんだよ。」

 

惇の激励に

 

信二「ああ!」

 

信二の表情から緊張がなくなった。

その横で

 

ズドォォン!!

 

暁が御幸に投げていた。

 

御幸「OK!ボール来てんぞ!」

 

暁「・・・。」

 

しかし、御幸の言葉に暁の反応は鈍かった。

 

御幸「緊張してるのか?」

 

これに、御幸はそう尋ねると

 

暁「・・・はい。」

 

暁はそう答えた。

 

御幸「大丈夫だ。今日のお前の出来なら、ド真ん中放っても打たれはしねーよ。」

 

御幸「それに、この前の試合で痛感したんだろ。ペース配分の大切さを。」

 

暁「・・・はい。何故惇が投げきれるのか改めて理解出来ましたし、僕はまだまだ惇の背中が見えてないんだということも気付きました。」

 

御幸「そうか。でも、お前もアイツと遜色ない力を持ってる。」

 

御幸「お前には、アイツには無い球威がある。お前レベルの球威なら、どんな相手でも抑えれる。」

 

御幸「だから、もっと自信を持て。」

 

この御幸の言葉に

 

暁「っ!」

 

暁は気合の入った表情を浮かべた。

それを見た御幸は

 

御幸「お前らしい力でねじ伏せるボールが来る事を期待してるぜ。」

 

そう、暁に言った。

そして、試合は青道の先攻でスタートした。

まず倉持がヒットで出塁すると、2番春市の初球に盗塁を決めた。

春市がそのままバントを決め一死三塁の形を取った。

そして、惇が打席に立ったのだが

 

「ボール!フォア!」

 

バットを振る事無く、一塁に向かった。

 

惇(さあ・・・一発決めましょう・・・カズさん。)

 

そう思いながら、惇は打席に向かう御幸を見た。

その初球

 

キーン!

 

痛烈な金属音と共に放たれた打球は、ライトスタンド中段に叩き込む先制3ランとなった。

 

「っしゃーっ!!先制の3ラン!」

 

「幸先良く3点取ったぞ!」

 

これには、青道側スタンドは大盛り上がりとなった。

続く前園もツーベースで続き、暁はレフトライナーに倒れたが東条はフォアボールで一塁に向かい、打席には今日初スタメンの信二が打席に立った。

 

惇「お膳立ては整ったぜ、信二!」

 

これに、惇はベンチからそう声を出し

 

春市「積極的に行こう!」

 

春市も続いた。

その初球

 

キーン!

 

信二は迷う事無く積極的に打ちにいき、走者一掃左中間を破るタイムリーツーベースを放った。

 

「結城達がいなくても良く打つよな!」

 

「ああ!ブロック予選からホント好調キープしてるぜ!」

 

「足立、沢村、そして今日先発の降谷とこの3本柱を中心とした投手陣も充実してるし、流石夏の甲子園準優勝だぜ!」

 

これには、スタンドの観客も大盛り上がりだった。

こうして、初回青道は5点も先制した。

 

御幸「降谷!この裏の守り、大事だぞ!ここをしっかり抑えねぇと、主導権握ったとは言えねぇからな。」

 

御幸「5点貰った事は忘れろ。」

 

暁「はい。」

 

そして、裏の守りについた青道。そのマウンドに、暁が上がった。

その初球

 

ズドォォン!!

 

ド真ん中に真っ直ぐが決まった。

普通に考えたら甘いコースなのだが

 

「っ!!」

 

(んだよこれ・・・!ビデオで観たのとじゃ全然威力がちげーじゃん・・・!)

 

予想以上のボールに、バッターは驚愕してしまい、手が出せなかった。

2球目

 

ズドォォン!!

 

「くっ!」

 

外低めに真っ直ぐが投げられ、ボールになったが初球同様手が出なかった。

 

(しかも角度があるから、打ちにくい・・・!)

 

また、183㎝と1年ながら背もある暁のボールには角度がある為、それも打ちづらさの一つにもなった。

3球目

 

ストンッ!

 

SFFを投げ追い込んだ。

そして

 

ズドォォン!!

 

真ん中高めの真っ直ぐで空振り三振に打ち取った。

 

「おっしゃあああ!まずは三振!!」

 

「幸先良いぜ!」

 

青道側スタンドは、これには大盛り上がりだった。

 

太田部長「軽く投げているようですが、ボールは走ってますね。」

 

片岡「ああ。無駄な力が入ってない。」

 

これに、片岡はそう冷静に言った。

そして、その勢いで2番3番も空振り三振に打ち取り、初回は三者連続三振となった。

 

前園「ナイスピッチ!」

 

倉持「ナイスピッチ!」

 

春市「ナイスボール!」

 

これには、この3人はそう暁に賛辞の言葉を送り

 

惇「スゲぇじゃん暁!このまま最後まで行きなよ!」

 

惇も、暁に賛辞の言葉を送った。

 

暁「うん!」

 

これに、暁は分かりやすいほど嬉しそうな表情を浮かべた。

その後も、暁は伸びのある剛速球で面白いように三振に打ち取っていった。

打線も、次々に打っていき、5回終わって18点も取った。

暁も、5回1安打9奪三振の圧巻のピッチングを見せ、18-0の5回コールド勝ちとなった。

 

惇「コイツ・・・」

 

栄純「ゼッテー負けねー・・・!」

 

これに、惇と栄純にとって非常に刺激となった。

 

片岡(エース争いも、分からなくなったな・・・)

 

片岡も、暁のピッチングを見てそう感じた。

そして、試合が終わった後、青道ナインに衝撃のニュースが入った。

それは、稲実が鵜久森に逆転負けを喫してしまったという事であった。




投稿出来ました。

試合内容は上手く書けませんでした。ご想像でお許し下さい(土下座)

それでは、また。
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