グラウンド
「おーい!こっちだこっち!」
日曜日。この日は休みであるため、多くのギャラリーが集まった。
信二「相変わらず、日曜日になるとギャラリーがスゲぇな・・・」
信二「OBやら記者やら、色んな人が見に来てるぜ。」
「やべぇ・・・緊張してきた・・・!」
信二「俺だって昨日寝れなかったよ・・・。まさか入部して1ヶ月足らずで、上級生相手にするなんてな・・・」
惇「・・・。」
そんな中、惇は持ってるボールを指で弾いていた。
その時
片岡「1年生には、全員出場のチャンスを与える。各自、アップを済ませておけ!」
片岡が現れ、1年の皆にそう言った。
「「「はいっ!!!」」」
これに
信二(うわ~・・・監督が審判かよ・・・!)
信二は片岡が主審という事に驚いていた。
栄純(1年全員・・・)
栄純「やるぞー!俺はやるぞー!このチャンス絶対逃してなるものかー!」
栄純は、手にしたチャンスに涙を流していた。
すると
御幸「ははっ。また泣いてんのか?」
御幸がそう声をかけた。
御幸「良かったじゃねーか。やっと練習に参加できるんだって?どんな手使ったんだよ!」
栄純「るせっ!アンタ向こうのベンチだろ!」
御幸「ははっ。今日主力はオフだってよ!関東大会待ってるしな。」
栄純「ちぇっ。何だよ・・・アンタと対戦できると思ったのによ・・・」
これには
御幸「はっはっはっ!100年早ェ!」
御幸は笑って言った。
御幸「で?足立が先発っぽいけど、お前いつ投げんの?」
栄純「さぁ・・・どうせ最後だろ・・・。あのグラサンの事だから・・・」
御幸「はっはっはっ、じゃあ特別に俺がアップに付き合ってやろう!」
そして、栄純は御幸と一緒にアップをした。
「わっ!」
1年チームの攻撃、先頭打者が丹波の初球のカーブに尻餅をついた。
片岡「ストライク!」
それを見たキャッチャーの宮内は
宮内「どうしたルーキー?尻餅ついてたらバットは振れねーぞ!」
そう1年に言った。
言われた本人は
(何だ・・・今の・・・?身体目掛けて飛んできたと思ったら・・・突然ボールにブレーキが掛かって・・・身体を避けるようにミットに収まった・・・!?)
(こ・・・こんなカーブ見た事ねぇ・・・)
見た事無いボールに呆然としていた。
「丹波の奴、良い気迫だな・・・」
「エース降格になった事で、逆に闘志に火が点いたか・・・」
「元々素材はピカイチなんだ。あの縦に大きく割れるカーブが、良いコースに決まり出せば、完全復活も近いぞ!!」
そう、ギャラリー達が言う中で2者連続三振となり
惇「さーって・・・何を打とうかなぁ・・・」
惇が打席に立った。
その初球
惇(やっぱり・・・この球か!)
惇は初球の内角のカーブを迷わず振り切った。
カキーン!
すると、打球はぐんぐん伸びていき、ホームランとなった。
「うおおおっ!ホームラン!?」
「丹波のカーブを簡単に仕留めたぞ!」
「あれは確か足立だ!投げる以外に打つのも凄いって聞いたが・・・!」
丹波「・・・。」
宮内「嘘・・・だろ・・・!?」
これには、キャッチャーの宮内とマウンドの丹波は信じられないといった表情を浮かべながら、今ホームインした惇を見た。
信二「うおおおっ!!ナイバッチ!!」
惇「サンキュー!」
ホームランを打った惇は、1年の皆に手荒く迎えられた。
??「やっぱり君は凄いね・・・」
すると、1人の少年が、惇にそう言葉をかけた。
惇「お前ほどじゃねーよ、小湊春市。」
これに、惇はそう答えた。
少年の名は小湊春市。神奈川の陽光中学からやって来た子だ。
春市「はは。僕には初見であのカーブをホームランにするのはキツいよ・・・」
惇「お前、言うな・・・」
惇(初見でホームランはムズいって、ヒットなら打てるって事か・・・)
この時、惇はそう思いながら春市と話していた。
そんな中、切り替えた丹波は次のバッターを三振に打ち取り、マウンドを降りた。
そして、次は惇がマウンドに上がった。
「フンッ・・・予想通り・・・先発は足立か・・・!」
「一発どでかい花火をぶちかましてやんぞ・・・!」
これには、3年生の皆は気合の入った表情を浮かべた。
一方の惇は、キャッチャーがキャッチャーボックスに行ったのを確認すると、いつもルーティンでやる股割りストレッチを行い、セットポジションに構えた。
梅本「唯。足立君が投げるよ!」
唯「そ、そうだね・・・!」
唯(頑張れ・・・惇君・・・!)
それを、梅本と唯が見ており、唯は心の中で惇を応援した。
惇(んじゃあ・・・軽く6割位の力で投げっか・・・)
そんな事を考えて投げた初球
「んなっ!?」
「ひぃっ!」
ガッ!
惇は真っ直ぐを投げたのだが、その伸びのある真っ直ぐに、打席に立った3年生は驚き空振りをした。
キャッチャーは、惇のボールを取れず、マスクに当たりそのまま脳震盪を起こしたのか、倒れてしまった。
惇「あ・・・やっべぇ・・・おーい、大丈夫かぁ?」
これには、惇もマウンドから駆け、キャッチャーに声をかけた。
片岡「誰か、彼を医務室へ!」
「は、はいっ!!」
片岡「首をやってるかもしれないから、慌てずに運べ!」
そう、片岡は的確な指示を下した。
片岡(相変わらずなんて真っ直ぐだ・・・!恐らく、あの時よりも更に縦のスピン量が増している・・・!)
そんな中、片岡は内心惇の真っ直ぐに驚きを隠せなかった。
そして
片岡「合格だ、足立。明日から一軍の練習に参加しろ!!」
そう、惇に言った。
惇「・・・ありがとうございます。」
これには、惇は少し驚きながらもお礼の言葉を述べた。
丹波「っ!?」
宮内「マジか・・・!?」
増子「流石だな・・・あだっちゃんは・・・」
増子(恐らく・・・俺もあの球は打てないだろう・・・)
主だった3年生メンバーは、この結果に驚き
信二「マ・・・マジかよ・・・!?」
栄純「一軍!?」
春市「良いなぁ・・・一軍・・・」
1年も驚きを隠せず
暁(・・・負けない!)
暁に至っては、オーラを噴き出していた。
片岡「ピッチャー交代だ!次、東条!」
東条「は、はい!」
これに
「続けさせて下さい、監督!絶対打ちます!」
「監督!」
「監督!」
3年生はそう片岡に言ったが
片岡「アイツの球を受けられる1年はいない・・・」
片岡「それに・・・キャッチャーが反応できなかった真っ直ぐだ。今のお前らではアイツの球は打てん・・・」
片岡は3年生にハッキリと言った。
惇「ちぇ・・・不完全燃焼だけど、しゃーねーか・・・」
御幸(やはり・・・アイツは上がったか・・・)
御幸(あの真っ直ぐを打てる打者は、全国にそういまい・・・)
この時、御幸はそう思いながら惇を見ていた。
片岡「丹波・・・お前も交代だ。」
丹波「え?」
片岡「本来のピッチングさえ出来れば、お前は必ず全国で通用する!これからも自信を持って投げろ!」
この激励の言葉に
丹波「はいっ!」
丹波は気合の入った表情を浮かべ、返事をした。
惇も、マウンドから降り、ベンチに戻った。
春市「おめでとう、足立君。相変わらず凄い真っ直ぐだね。」
惇「ありがとう、春市。まだ軽ーく6割位だけどな。」
春市「あれで6割か・・・やっぱ凄いね・・・」
すると
暁「ナイスボール・・・でも、負けないから!」
暁がオーラを出しながら純に言った。
惇「フッ・・・良いねぇ・・・おもしれーよ、お前・・・」
これに、惇は不敵な笑みを浮かべた。
そんなやり取りをしてる間に、東条は初回に12点も取られていたのであった。
今年もよろしくお願いします!
いつも通り、アニメと漫画を見て書きました!
違和感とツッコミ所ありまくりだと思いますが・・・(汗)
それでは、また!