ダイヤのA〜世代最強右腕〜   作:ホークス馬鹿

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93話です。


93話

ベスト8進出を果たした青道高校。

その翌日

 

伊佐敷「やったな、おめでとうベスト8!」

 

伊佐敷「修学旅行行けなくなったか!!去年の俺らと同じだな!」

 

倉持「何で嬉しそうなんスか!!」

 

早速伊佐敷が嬉しそうに言った。

・・・倉持の言う通り、嬉しそうだな。

 

門田「ここだけの話、同級生に彼女がいる奴は溝が出来るぜ!!思い出共有出来なくて。」

 

門田は暗い顔でそう言った。

・・・滅茶苦茶実感こもってるな。

 

結城「そういえば、足立の調子はどうだ、御幸?」

 

伊佐敷「昨日7本くらいヒット打たれたよな?」

 

御幸「ボールの状態は悪くありません。寧ろ夏より良いです。ただ、本人の思い通りにボールを操りきれないらしく・・・」

 

結城「そうか・・・それで次の相手はどこだ?」

 

御幸「王谷です。」

 

門田「都立王谷か。何年か前甲子園に行ってたよな。」

 

伊佐敷「後3つ死んでもとれ!!」

 

伊佐敷「じゃー、練習行けたら顔出すからな!!後試合もよ!!」

 

そう言い、3年生達はその場を後にした。

その際

 

倉持「増子先輩、丸すぎね?」

 

樋笠「シュー・・・」

 

倉持は増子の体がどんどん色んな意味でデカくなっている事を樋笠に囁いた。

・・・増子さん。

すると

 

御幸「あ・・・哲さん。」

 

結城「ん?」

 

御幸「昼休み、少し時間貰って良いですか?」

 

御幸は結城を呼び、時間取れるか尋ねた。

これに

 

結城「・・・コレか?」

 

結城は将棋の駒を指す仕草をした。

 

御幸「あ、将棋じゃないです。断じて・・・」

 

・・・何で将棋だと思った、結城。

その頃、1-Cの教室では

 

「沢村ぁー、この本読んだ?」

 

「10巻からマジ神!」

 

栄純「へー、10巻までは?」

 

「うん、まあ少し入りづらいけど、良いから読めよ!!」

 

栄純がクラスメイトと漫画の話で盛り上がっていた。

 

吉川(また増えてる、漫画仲間・・・)

 

信二(相変わらず元気だな、アイツは・・・)

 

これに、吉川と信二はそう思いながら見ていた。

すると

 

惇「そんじゃあ、また練習でな!」

 

唯「うん!良い!お昼休み終わっても、絶対授業中寝ちゃ駄目だからね!!」

 

惇「わーってるよ!」

 

唯「本当に分かってるの!!」

 

惇「マジでわーってるって!」

 

唯「じゃあ、ちゃんと顔を向けなさい!」

 

惇「い、いへえいへえ!!やめほ!!はなへ!!」

 

唯「じゃあ、ちゃんと私を見なさい!!」

 

惇と唯が教室前で話していて、唯が惇の頬を引っ張っていた。

 

吉川「唯さん・・・」

 

信二(大分元気になったな、アイツ・・・)

 

この様子を、2人はそれぞれそう思いながら見ていた。

 

吉川(けど・・・何か唯さんと足立君、前より距離が近くなったような・・・まさか!)

 

と同時に、吉川は何か察したのだった。

その頃、御幸は結城の下を訪れ、相談していた。

 

結城「そうか、渡辺に・・・」

 

御幸「『自分の考えを押し付けんな』。ゾノにそう言われました。」

 

結城「・・・。」

 

御幸「や・・・ゾノの言いたい事も分かるんですけど、やっぱり一番大事なのは本人の気持ちだと。」

 

御幸「俺の言った事が気に入らなかったらそう言ってくれて良いし。」

 

御幸「キャプテンだからって、自分の主張抑えなきゃいけないんですかね。」

 

結城「・・・。」

 

御幸「そこまでしてキャプテンに拘りたくないというか・・・」

 

すると

 

結城「だったら辞めるのか?キャプテン。」

 

結城「一番大事なのは、本人の意思なんだろう?」

 

結城がそう御幸に切り返した。

 

結城「入学してすぐに選手として試合に出てたお前が、突然チームを纏めろと言うのは、窮屈に感じるだろうな・・・」

 

結城「あの甲子園の敗戦がそうさせているのかもしれんが、足立もお前もチームを背負いすぎる。」

 

結城「もう少し誰かに頼る事を覚えておけば良い。お前達は器用そうに見えて不器用だ。」

 

結城「そういう意味では、俺は周りに助けられた・・・」

 

結城「部内で上手く立ち回れたとは思えないし・・・ただただ毎日が必死だった。」

 

結城「自信が無いと監督に断りに言ったぐらいだ・・・」

 

この告白に

 

御幸(え?)

 

御幸は目を見開いた。

 

結城「お前も足立も、周りから求められるプレッシャーは俺なんかの比じゃないだろう・・・」

 

結城「それでも、俺はお前をキャプテンに推したよ。お前がキャプテンになれば、チームは強くなる。そう思ったからな。」

 

結城「何かあったら、いつでも呼べ!話なら聞くぞ!」

 

御幸「・・・はい。」

 

しかし、まだ表情は晴れなかった。

 

結城「まだ、悩みがあるのか?」

 

これに、結城はそう聞くと、御幸はある悩みを告白した。

 

御幸「足立のボールです。ストレートといい、変化球といい、以前よりも更に鋭くなっています。」

 

御幸「初戦の帝東戦と昨日の鵜久森戦、俺がアイツのボールをしっかり受け止めてやれば、失点する事もなかったのかなって思って・・・」

 

結城「足立のボールの進化・・・か。」

 

今の惇のボールは、鞘が抜かれた名刀。御幸本人も、惇の進化について行くので精一杯だ。

 

御幸「キャッチャーとして、アイツのボールを受け止められない自分が悔しいんです。アイツが気持ち良く投げれるように今必死に、がむしゃらに練習してます。」

 

だからこそ、帝東戦以来ワンバンの捕球練習は勿論、ピッチングマシンで160㎞に設定しての捕球練習も行っている。

この成果は鵜久森戦で現れ、SFFはまだ捕球出来ていないが後ろに逸らさなくなった。

 

結城「・・・そうか。」

 

御幸「すいません。大した事ではないのに・・・」

 

結城「良いんだ。だが、諦めてないのが分かった。」

 

結城「それだけで安心した。」

 

そう言い、結城は立ち上がって

 

結城「また何かあったら、いつでも相談しろよ。」

 

そう、御幸に言った。

 

御幸「哲さん・・・」

 

これに、御幸は感謝の思いで一杯になったのであった。




投稿出来ました。

試合翌日のお話を投稿しました。

御幸みたいに、キャッチャーでキャプテンで4番って、想像するだけでも胃に穴が空きそうですね・・・。

阿○慎之助も、よくそれを全うしましたよね・・・。

後、以前お話した新たなダイヤのAの小説ですが、設定のみ投稿しました。

色々ツッコミどころ満載で、僕自身書けるか分かりませんが、ちょっとだけ見ていただけると幸いです。

それでは、また。
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