俺が宇宙で最強だ! 作:クウラLove略してくうらぶ!
地の文少なめ。
キャラ崩壊は多分今回限り……かな?
ほら、相手ギャグ漫画の住民だし。
「ビックゲテスター、解析出来たか?」
《はい、アンドロイド則巻アラレの解析は終了しました。メタルクウラを100%とした場合、強度30%、機動力20%、思考力10%、攻撃性能40%、特殊技能15%となります》
「……映像を踏まえてどう考察する」
《はい、マスターと則巻アラレの戦闘を解析した結果ですね。結論から言えば理解不能です、マスターの攻撃を受けても尚故障せず、攻撃面も性能から見て地球が真っ二つに割れるのは有り得ません。レーザービーム「んちゃ砲」の威力も相当のもので、天津飯のどどん波と大差ない結果です。蛇足ですが地球が真っ二つに割れたのにも関わらず、地球に変化が無いというのも不可解です》
「太陽にも何故か顔があったな、直視していても眩しくはなかったのも普通では無い」
《それからペンギン村にて観測された住民ですが、ガメラ、ゴジラ、ウルトラマン、バルタンといった者達も普通ではありません。特にゴジラはその気になればいとも容易く地球を破壊しうる力を持っています》
「何故そう動かんのだ?」
《単純にアホになっているからです》
「…………そうか」
クウラはビックゲテスターから得られた情報に、思わず頭を抱えそうになる。
あの後アラレと戦う事になったが、引き分けとした。
続けていたら己の何かが変わりそうだと思ったからだ、絶対ろくな事にならない。
《マスター、科学的な推測でなくなりますが仮説を聞きますか?》
「頼む」
《結論から言います、恐らくペンギン村はギャグ漫画の世界と思われます》
「ギャグ漫画だと?」
《はい、過去のフリーザ軍戦闘記録から似たような事例がありました。フリーザもギャグ漫画の人物と戦った事があるようです》
「フリーザもか。いや待てよ、確か珍しく奴が連絡を入れてきた時に……」
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「兄さん、もし地球に行くのであればお気をつけて。この私が本気を出してもケロッとしている者がいまして」
「は?」
「名前をリョーツカンキチ、ギャグ漫画のキャラクターらしくてですね……」
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「リョーツカンキチ……」
《はい、フリーザの第一形態とはいえ多数のエネルギー弾を食らっても軽傷。次のコマに移った時には傷すらも無くなり、どこからともなくロケットランチャーという兵器を取り出しました》
「そういう能力者として見た方が自然だが、頭が痛くなるな」
《住む世界が文字通り違うのでしょう》
「ハァ、もういい。引き続きメタルクウラの強化を急げ、それから二体の人造人間の製造はどうなっている」
《博士から送られている報告では、素体の強化及びゲテスターコアの融合に着手しているとの事です》
「そうか、つくづく思うが……あのレベルの科学者がいて良くもまぁ悪という欲を出さないものだ。ブルマの性格上分からなくもないが、あの博士はまだ子供……であれば無意識にそういう物に憧れても当然ともいえる」
《そうですね、食べちゃいたいくらいですわ》
「おい、漏れているぞ」
《すみませんマスター》
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<戦闘記録-クウラVSアラレ->
「きぇい!」
クウラは先制としてアラレに拳を叩きつけ、吹き飛ばす。
アラレは為す術なく吹っ飛び、遥か彼方に消えていく。
その様子に少し困惑の表情を見せたクウラに、背後からアラレが飛んできてそのまま衝突。
それを受け止めたはずのクウラが、何故か頭から地面にめり込む。
「きゃはは!」
「ぐ、何故こうも簡単に……!」
即座に体勢を立て直すクウラ、全力の悟空やベジータの攻撃であればまだ納得出来る。
しかしダメージもなければ大した攻撃でもなかった、なのにどういう事なのかと理解が追いつかない。
「ハァッ!」
クウラが顔面に蹴りを放つ、頭は軽く飛びアラレはフラフラと揺れる。
「成程、アンドロイド故の頭部着脱式か」
「あんたつおいね!」
「貴様もな、やりづらい事この上の無い」
アラレが頭部をつけ直し、独特な走りから頭突きをしてくる。
今度はしっかりと受け止め、カウンターに地面に叩きつけたが手加減しているとはいえヒビひとつ入らない。
「ぬぅ、ここまで頑丈なのか……!」
「ア、アラレ!」
千兵衛がアラレを心配する声をあげるが、アラレがホイッと声を発しながら飛んで立ち上がる。
「わくわく!わくわく!」
「戦う事が好きなのか?」
「うん!戦いごっこ大好きだよ!」
アラレにとって、まだこれはごっこの内。
かつてドクターマシリトと戦った、生死をかけた戦いでは無いからだろう。そして全力で遊んでもやられないクウラの強さに、わくわくが止まらない。
「いっくよー!」
「……こい!」
「すぅー……っ!」
たっぷりと空気を吸い込むアラレ、それを警戒しクウラは構える。
ピタッと止まったアラレは、一気に放出した。
「んちゃーーーーっ!!!」
「むっ!」
放たれたエネルギー波、んちゃ砲は真っ直ぐとクウラに向かっていく。
クウラは掌をかざし、んちゃ砲を受け止めた……が。
「……」
真っ黒焦げである、それはもう見事なギャグ漫画的真っ黒焦げである。
まるでアラレに手榴弾を口に入れられた千兵衛の様な、黒焦げだった。
「……中々の威力だが、それでもその程度だな」
カッコつけるしかなかった、そしてクウラは体の変化を感じ取った。
まるで鍛えてきた身体がなかったことになる様な感覚、それから何とも言えない違和感が確かにクウラにあった。
「ここまでにしよう、続きはまた今度だ」
「ほよ?わかった!楽しかったよ、クウラおじさん!」
「お兄さんだ」
こうして結果は引き分け、いやクウラにとっては逃走となるのかもしれない。
だが今までの己がナニカに変わっていきそうな事には変わりなく、引き返して正解だったのだ。
これがアラレと戦った弊害なのか、それともペンギン村に関わってしまったからなのかは分からない。
アラレと闘うには適正が必要なのかもしれない、そうギャグ適正というものが。
例えばギニュー特戦隊であればもしかしたら……
という訳でペンギン村編終了です。
せんべえさんのギャグ顔好き。
アラレが似顔絵を描く回で、かっこよく書いてもらう為にキメ顔してたのにゴリラ描かれた後の顔とかもう腹抱えて笑う自信しかない。