戦闘力インフレ世界で努力してたら、いつの間にか異世界へ飛ばされた件について   作:リーグロード

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呪術師という職業で世界最強が伸び悩んでいるので、ちょっとの間だけこの作品で骨休めします。


プロローグ

 はいどうも! 今や犬も歩けば異世界転生に当たると呼ばれる時代を生きています! 超魔神滅龍ドラグレギオンで~す♪ 

 

 え? 名前のわりにテンションがアレだって? なっはっはっは♪ 

 

こうでもしなくちゃ精神が死んじまうんだよ!!! 

 

 あ~、急に叫んでしまって申し訳ありません。只今の私は情緒不安定なところがありまして……。

 

 あっ、決してこの作品の作者が現在執筆中の『呪術師という職業で世界最強』の人気が落ちているからではありませんよ。(是非とも見ては欲しいですが)

 

 え~、どうして私がこんなにも精神錯乱状態なのかと申しますと、原因はこの世界にあります。

 

 順を追って説明しますと、自分は元々地球で暮らしていた一般人Aなのでありますが、学校から家へと帰宅する途中でバッタリ通り魔に襲われてしまい、腹部を刺されてぶっ倒れちゃったんですよね。

 

 通り魔、死亡、その後目覚める。

 

 この3つのワードでピンときた方は私と同じなろう民ですね(笑)

 

 そう、お察しの通りに異世界転生しちゃったんです! そりゃあ最初のうちはテンション上がって喜びましたとも、夢にまで見た異世界転生、それもモンスター系でドラゴンに生まれ変わったんですからね。

 

 けどね、喜んでいられたのも1週間程度だったんですよ。まず食事、最初はボクのママが餌となるよく分からない肉を持ってきてくれてたんですよ。ボクも男子ですし肉は大好物ですよ。肉体も龍だから生でだって平気でいけちゃいます。

 

 でもね、それが1週間も続けば同じ味に飽きちゃうんですよ。ただ飽きるのはまだ100歩譲ってよしとしましょう。

 なんと、1週間後のある日にボクのママが人間の冒険者に殺されちゃったんですよ。

 

 ママと冒険者たちの死闘を草影の中からジッと見ていることしかできないボクは親を応援すればいいのか? 元人間として冒険者を応援すればいいのか? と迷いましたが、冒険者が勝てばママが死んで今度は自分の番では!? と気づいたボクは心の中で必死になってママを応援しましたが、無情にもその死闘を生き残ったのは冒険者の方でした。

 

 その後、ママを倒した冒険者は何やら合図のようなものを出すと、後ろの方からお仲間さんたちがワラワラ現れてきました。龍の聴覚は鋭いので、冒険者とお仲間さんたちの会話を立ち聞きすることが出来ました。

 

 何ともご都合主義の世界のようで、使用している言語は異世界語などではなく、日本語だったのが幸いか。

 いや、本当に幸いならこんな目に会ってねぇわ! とツッコミたいが、今は読者さん達への説明中だ。この怒りを抑えよう。

 

 まあ、そんなこんなでボクは生後1週間で1人立ちをしなくてはなりません(強制)

 しかも、冒険者の話を聞いた限り、なんと! ボクが今までママから恵んでもらっていた肉は実は人肉だったらしく、聞いた瞬間ウェってなっちゃいました。

 

 それと、その時分かったんですが、どうやらボクの種族は黒龍と呼ばれる種族で、危険度Bというこの世界基準では才能のある人間なら武装をしっかり整えれば勝てる位の強さらしいのです。

 

 それを聞いた瞬間に、あれ? もしかして種族チートかと思ったらそんなことない系? 絶望で一瞬景色がモノクロに見えてしまったね。

 とりあえず、ボクが正気に戻ったのはママが冒険者のお仲間さんによって荷車に乗せられて連れて行かれた頃だった。

 

 そこから先は苦労の連続だった。人であった頃は喧嘩なんて全くしなかった自分が生死を賭けた殺し合いの連続だったからね。1人立ちして僅か3日で血の匂いに慣れたのは良かったのか悪かったのか? 

 

 そして、ボクが殺し合いに慣れた頃にそいつは現れた。獰猛な性格に鋭く尖った爪と牙を生やした虎のようなモンスターだった。

 どうやら、この森の支配者的な存在で、一目見た瞬間に悟った。

 

(あっ、戦ったら殺されるな……)

 

 そう判断するやいないや、全速力で逃走を開始した。だが、相手は獰猛な性格とつくように、逃げ出したボクを殺そうと追いかけてきた。

 そこからは文字通り死ぬ気で逃げたのだが、相手はこの森の主とも呼べる存在だ。

 すぐさま追いつかれては、いたぶるかのように吹っ飛ばされてしまい。それでも、諦めずに逃げては吹き飛ばされてを繰り返していると、運のいいことにママを殺した冒険者とは別の人間と出くわした。

 

 あの化け物を冒険者にバトンタッチすることで命からがら逃げ延びることに成功したボクは復讐に燃えていた。

 

 強くなろうと森を駆けまわり、獲物を仕留めながら力を蓄えた。モンスターゆえか、成長速度は人間の比ではなく、あっという間にママと同じ大きさまで大きくなった。

 そして、あの日と同じ場所で待っていたと言わんばかりの態度で寝ていた化け物がゆっくりと立ち上がった。

 

 ここでは割愛させてもらうが、その日は今まで繰り広げていた死線を2度3度もくぐり抜けてようやく勝利した。

 今日まで生きてきた習慣で、殺した相手の肉は残さず食すという行為をした時にそれは起こった。

 

 体全体に力が溢れ出し、体を覆っていた鱗がひび割れて落ちだし、自身の肉体に変化が起こったのだ。

 

 体格が更に1周りもデカくなり、鱗も落ちたものよりもより硬く強靭な物へと変化したのだ。

 後に知ったことなのだが、この世界は存在進化と呼ばれる現象が存在し、簡単に言えばモンスター等を倒して経験値がMAXの状態で格上を倒せば、より強い存在へと進化することが出来るということだ。

 

 そうして、俺は森の主である『猛古獣ディバウル』を討伐し食した結果、黒龍から邪龍へと進化することが出来たのだ。

 

 その後はしばらくの間は俺がこの森の支配者として君臨することとなった。

 

 あっ、なんか一人称変わってるなって思ったそこの貴方! そう、存在進化した影響か、精神にも多少影響があって、なんていうかラスボス的に見ていたディバウルを倒して更に強くなったことで天狗となってしまってたんですね。

 

 今思い返しても後悔してもしきれない! 何故あの頃にもっと慎重に行動出来ていなかったのか!! 

 

 一体何があったのか気になるでしょう? 

 

 あのママを殺した冒険者が俺の前に現れたんです。きっとディバウルとの戦闘による異変を感じ取ってやってきたのだろう。

 

 最初は困惑したりしたんですが、こちとら伊達に森の主を名乗っちゃいません。殺気をぶつけられた瞬間に、殺し合いスタートです。

 とはいえ、流石はママを殺した冒険者です。進化したとはいえ、あっちも簡単には殺されてはくれません。

 っていうか、油断すれば逆にこっちが殺されそうになります。

 

 ですが、こちとら今日まで生き残ってきたプライドだってあるのです。負けず嫌いになったと言ってもいいですね。

 そりゃ、必死になって応戦して勝ちましたとも! 

 

 でもそれがマズかった。この冒険者は人間たちの間では英雄と称される存在でして、それを討ち取った俺は超危険生物に国から指定されちゃったんですね。

 

 それからは森へ俺を倒しに英雄やら勇者やらがわんさか来るようになりました。

 もしあの時に殺し合いではなく戦略的撤退を選んでいれば今頃私の人生……いや、龍生ですか。は穏やかなスローライフとなっていたでしょう。

 

 っで、当然のことながら、英雄やら勇者といったトンデモ存在を倒していくうちに私もドンドン強くなってゆき、なんやかんやあって、今では最初に名乗った超魔神滅龍という最強種へと上り詰めたんだよ。

 

 けどね、もう今の私はあの頃と違って天狗になどなっておりません。最強種だなんてもてはやされてますが、この世界で最強種なんて吹けば飛ぶようなモノです。

 

 だってこの世界って、強くなればなるほど更にトンデモない強さを持った存在が次々に現れるドラゴンでボールな世界と同じような戦闘力インフレ世界なんですから。

 

 今現在の世界情勢は、龍種の王者となった私こと超魔神滅龍ドラグレギオンと人間種の希望と呼ばれている神聖勇者イクシオンに魔族の王である超魔神滅ゾルガーノの3つの勢力の睨み合い状態になってるんです。

 他にも、古代種と呼ばれている獣の頂点である閻魔獣バラグディオウガや暴走する機械の帝王の機神魔獣キメラテック・ハイパー・モンス等々、虎視眈々とこちら側の動きを睨む存在もいて、もはやインフレ世界で片付けるには設定が滅茶苦茶になっている状態なんですよ。

 

 今も気を抜けばいつ殺られるか分からないというのに、自称部下と名乗る他の龍たちに『我が王よ! いつ他の愚物たる者共を消し去りに行くのですか!?』と超好戦的なのが悩みの種です。

 いや! 迂闊に攻め込めば返り討ちの上に、攻め込んでいない他の勢力からの挟み撃ちを喰らう可能性があるの理解出来てる? 

 

 っという風に自称部下さん達が考えなし過ぎて辛いです。もう疲れちゃったし、後でなんかカラフルなキノコを食べさせてあげようか? (怒り)

 いやまあ、それしちゃったら他の2つの勢力が襲い掛かってくるから本当にはしないけど、もうちょっとこうさ、……考えて生きようよ。

 

 なんかブーメラン刺さった気がするけど、とにかく! 部下が勝手に行動しないように制御しながら、他の勢力の動きを監視しつつ牽制を行い続けなければいけない。

 えっ? それなんて罰ゲームって言いたくなるよ! これならまだ学校の女子の偽告白の方が胃に優しいわ!!? 

 

 誰もいない玉座の間で1人今後のことを考えながら胃痛と戦う最強種(笑)はこの場にはいない他の2つの勢力の勇者と魔王はどうやって政治を行ってるんだろうなと宿題を片付ける小学生みたいなことを考えていた。

 

 




中二病設定をこれでもかとぶち込んで完成させました。
やっぱり、オリジナル物は思いついたら1日で完成できますね。

さっさと人気回復したい(切望)
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