「道を開けて下さいゴルちゃん輸送中です、道を開けて下さい」
「貴女本当に懲りませんわね」
「いやーまさかアタシの奥義が効かねぇとはなぁ」
ゴールドシップのトレーナーが作ったセグウェイにUFOキャッチャーのアーム部分をくっ付けたヘンテコな機械『ゴルちゃん捕獲マシーン』が無機質な声で警告しながら耳を掴まれたままゴールドシップはトレーナー室まで連行されている。
ウマ娘の耳はとてもフワフワしていて触り心地が良く、特にG1ウマ娘の耳はとても良い縁起物とされている。それ故耳はとても繊細に扱わないとならない、もし傷付けた場合最悪数十年間、足元のテノリテイオーに付き纏われながら人参畑で人参を耕す事になる。
本来その様な扱いはゴルシちゃん保護法又はウマ娘保護法に接触するのだが、アームをとてもフワフワした素材にしている為保護法の抜け穴を使い上手く回避している、ウマ娘のトレーナーはトレーニング以外にも法律にも堪能なのである。
「でもさアタシのトレーナーおもしれぇだろ」
呆れた様にゴルちゃんマシーンの隣を歩くお餅の様な頬をしたマックイーンに米食いてぇ顔をしながら答える、一度このゴルシちゃん保護法違反スレスレの恐ろしいマシーンに捕まったウマ娘はたちまちその様な表情になってしまうのだ。
「まぁ…流石貴女のトレーナーが務まるお方ですわ、確か宇宙人何でしたっけ?」
「おうよ、ゴルゴル星の隣木魚星出身なんだぜ」
木魚星、人間なら誰しも知っている太陽系の中でもメジャーな惑星の一つであり、名前の通り木魚の名産地として有名で隣の惑星が真ん中に穴の空いているドーナツ星である勿論ドーナツが名産品である、ゴルちゃんのバイトの一つであるドーナツから球体をくり抜くバイトもこの惑星で行われている。
「ゴルゴル星なんかある訳ないじゃないですか全く…着きましたわよ……あら?」
他愛の無い話をしていたらあっという間にトレーナー室の前に着く…だがマックイーンは違和感を感じる、何時もなら部屋の外にまで聞こえる筈の瞑想と言う名の木魚を叩く音が聞こえない、代わりに理事長と誰かの声が聞こえる。
「珍しいですわね、理事長と誰かが居ますわ」
「へぇ物好きな奴も居るもんだな」
ゴルちゃんとマックちゃんが珍しそうに答える様に、このトレーナー室と常に色を変えながら発光するタキオントレーナーのトレーナー室は基本的に閑古鳥が鳴いている。
「まぁ賑やかって事は面白い事が起こるって事だし早く入ろうぜ」
「ですわね」
失礼しますと良い中に入れば其処には
「とぉあー‼︎」
「ぬぅーっ‼︎」
「驚愕!」
高級そうなスーツを着たイケメンの男が空中で縦横20回転しそれを見て頭が木魚のゴールドシップのトレーナーが唸っていた。
「どう言う事ですのー⁉︎」
愉快な登場人物
ゴールドシップ とても可愛い
ゴルちゃん捕獲マシーン 奥義が直撃してもビクともしない
メジロマックイーン 耳からビームが出る
頭が木魚のトレーナー 宇宙人
スーツを着たイケメン ゴルちゃんトレーナーになる為の最低限の面白い事が出来る
理事長 この後拉致される
テノリテイオー 何処にでもいるトレセン学園名産品、学園裏の活火山 ハチミーヤマで捕まえられる。