花より男子8(エイト)   作:角刈りツインテール

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更新遅れて申し訳ないです…!別作品を書いたりテストだったりと忙しくて…。

そういえば、話の最初に嵐の歌の歌詞を書いているのに気づいていましたでしょうか。今回は『CARNIVAL NIGHT part2』という、ライブでの定番の曲です。ちなみにpart1は存在しません。歌詞を書き換えていたら最初のものの面影が無くなっていたということでpart2になったらしいです。


013 藤堂静が帰国し、祭りはもうすぐカーニバる。

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路地では熱いカップル こっちも通り抜けれない

君との最後のキスが リアルに切なくよぎる

 

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俺は今。

 

「うわ…………」

 

 

なんか凄いパーティに来ていた。もはや凄すぎて語彙力が追いつかない。誰か助けて。

しかしながら、この「うわ」はその空気に圧倒されたが故ではない。勿論最初こそ金持ちたちの空気に押し潰されそうになっていたが今はそれどころではない。それは他の参加者にとっても同じであったようで、それぞれに違う反応を取っているものの目が向く先は同じで、つまり何が問題なのかと言うと、こういうことである。

 

 

 

牧野つくしは、ある男とキスをしていた。

 

 

 

まじで。

まじで、誰か助けて——————!

 

♦︎♦︎♦︎

 

「なんか、パーティに誘われたんだけど」

「えぇ…嘘ぉ…」

これは例の事件から暫く経ち、そういえばF4に俺が入るとかいう件はどうなったのだろうかと思わないでもないとある昼休みのこと。俺と牧野はベストプレイスで食事をとっていた。

つまり、女子と2人での食事である。

そろそろどっか違うところで食べてくれませんかね…いじめもなくなったんだし友達だっているだろうに。

いないのか…?

いやそんな訳はない。俺じゃないんだから彼女にも1人や2人友人はいるはずである。

あの…なんだっけ、桜なんとかさん…。

…桜内さん?いや違う気がする。そんなスクールアイドルをやってそうな名前ではない。とはいえ思い出せないので諦めることにした。別に問題はないだろう。今のところ、俺の人生に深く介入してくる予感はない。

そういえば、花沢は珍しく本日不在だ。風邪でも引いたのだろうかと思ったが昨日もピンピンしていたし、今日は他のF4もいなかった。つまり旅行か何かなのだろうと推察できる。

「誰からだよ」俺は興味なさげにパンを貪りながら聞く。

「いや、それが書いてなくて…で、でも!これ見て!」

そう言って俺に招待状を見せるべく擦り寄ってくる牧野。顔が近いですって。

気づかれないように少し右にズレてから内容を確認する。

なになに。

「『藤堂静様の帰国パーティー』、ねぇ…そもそも誰だその人」

「はぁ!静さんを知らないの!?」

え、何そんな有名な人だった?と狼狽していると牧野は深いため息を吐いて、俺を睨んできた。

「藤堂商事の令嬢。ピアノ、バレエはプロ並み、ヨットの国際免許取得、「ミス・ティーン・オブ・フランス」にも選ばれており、一度決めたことは最後まで曲げない芯の強さを持」

「待て待て待て。そんな捲し立てられても分からん。何ぺディアだよすげぇなお前」

で、簡潔に言うとどういう人なんだ、と尋ねると牧野は胸を逸らして自慢げにこう返した。

「神」

まとめすぎだ。

 

♦︎♦︎♦︎

 

再び説明を再開しようとした牧野を静止した俺はスマホを開いてググった。『と』と打った時点で既に検索候補に上がっていることからかなりの有名人であることが推測される。

 

藤堂静。

牧野が述べたように、藤堂商事の令嬢で、ピアノ、バレエはプロ並み、ヨットの国際免許取得、「ミス・ティーン・オブ・フランス」にも選ばれる美形の持ち主でもある。

 

英徳学園大学に在籍しながら、キャンギャルを兼ねていたが、貧しい人を救いたいという夢を叶える為、家を離れ、フランスへと旅立ち、国際弁護士を目指している。

 

容姿端麗、才色兼備。

完璧———そうとしか言いようがない人間だった。

不気味なほどに。

…てか英徳の生徒なのかよ初耳だわ。

「んでなんでお前がそんな奴のパーティに誘われてんの?」

「だからそれを聞いてるんだって。…はぁ、花沢類もいないしさぁ」

「頼りにならなくて悪かったな」

「あ、いやそういうわけじゃ…!」

あたふたと焦って弁明を始める牧野。嘘つけと思う反面少し可愛いと思ってしまったりもした。まぁ言わんけど。墓まで持っていく。

「でもまぁ、あれだ」

「ん?」

「差出人の名前がない手紙にホイホイ従うのは正しいとは言えんぞ」

俺のその言葉を聞いた途端、牧野はぽかんとアホみたいな顔になった。少し静止してから今度はニヤニヤ笑い出して「ねぇ心配してくれてるの?」と聞いてきた。

「…っ、そんなんじゃねぇよ。お前が事件に巻き込まれたら仲良い俺に疑いが向くんだよ。お前ただでさえ友好関係狭いんだか…あれ」

俺は自分が言ったことを振り返る。

 

———『仲良い』つったか、俺。

は、と気がつき牧野を見ると彼女は再びぽかんとしていた。俺の背筋に冷や汗が流れる。

 

「あーいやそれは言葉の綾でな…」

「…仲良いと思ってくれてるんだ」

 

牧野は、嬉しそうに———本当に嬉しそうに言った。

「……っ!」

 

何だよ、その笑顔。

うっかり勘違いしそうになるじゃねぇか。

 

「さぁな。もう昼休み終わるし俺教室戻るわ」

「えっ、あちょ待って!」

「それとだな」

 

階段を登る途中で牧野を振り返り、ビシッと指を差した。

 

「お前が行くんなら俺も行くぞ」

「…え、どこに」

「パーティ」

 

勢いで格好つけて言ったこの言葉のせいで、俺は顔も知らぬ女性の帰国パーティーに赴くこととなったのだった。

はっきり言って、後悔している。

 




読んでいただき感謝感激雨嵐!感想・評価などお願いします!

松潤繋がりということで99.9の深山大翔を出そうと考えているのですがどうでしょうか

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