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嵐 探し 辺り 騒がしい その凄まじい 騒ぎ まさに 嵐。
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「道明、寺…」
俺は蛇を目の前にしたうさぎのように硬直してしまい、こんなに逃げ出したい状況下なのにもはや逃げ出すことが不可能となっていた。仮に立ち上がれたとしても俺の足は生まれたての子鹿状態なはずだ。『いや、流石にビビりすぎだ。わざとらしいぞ嘘をつくないい加減にしろ』と言いたい読者もいるだろうその気持ちはよく分かるだがしかし!今一度よく考えて欲しい。
俺は比企谷八幡。
・ぼっち。
・目が腐っている。
・貧乏(小町のお陰で今のうちは裕福)
・ヘタレ。
では、道明寺司はどうだろうか。
・幼馴染3人。
・馬鹿みたいにイケメン。
・かの道明寺財閥の御曹司。
・言わずもがな金持ち。
・獰猛。
どうだ、このステータスの差を見て君たちはどう思った?あぁ、そうそう。正解だよ。勝てるわけがないのだ。仮に勝てるシチュエーションがあったとしても俺は本能的に負けを選んでしまうだろう。あぁなんて情けない兄なんだ。
「…..ども」
それにしてもさぁ花沢、ひとついいか。
「今すぐ出てけッ!」
こいつがいるパーティに入るとか無理ゲーに決まってんだろこの野郎。
ちなみにそのあとは、特に抵抗なんかもすることなくそそくさと立ち去り、教室へ戻った。
♦︎♦︎♦︎
「…あーあ、折角比企谷くんと仲直りできるチャンスだと思ったのに」
「喧嘩なんかしてねぇよ最初から眼中にねぇ!」
司は僕———花沢類をキッと睨んで乱暴に椅子に座った。わざわざ少し遠い、比企谷くんが座っていた位置とは違う場所に座っているところが分かりやすくて少しなんだか面白い。
「比企谷くんのどこが嫌いなの?不必要に絡んでくることはないだろうし司にデメリットはないと思うんだけど」
「だーかーら!その………察せよ!」
「何でだよ」
「いいからあいつを2度とここに入れんな!…まさか俺様の言うことを聞けねぇっつってんじゃねぇだろうな?」
「………。」
察してもらおうとしてるのにどうして高圧的な態度を取れるのだろうか。まぁ何となく察せるけどさ。
こんな態度だが司は僕たちのことが好きだ。そしてもちろん僕も。
当然といえば当然だ。生まれてからほとんどの時間を彼らと過ごしてきたのだからそれはもう家族同然の存在である。その分、俺らだからこそのいざこざなんてものもあるんだけどね。
「いやいや、別に本気で入れようなんて考えてない。ただそういう名義でこの部屋を使ってほしいだけさ」
「その理由がわかんねぇんだって。なんであんな腐れ野郎に肩入れしてんだよ」
ここからが本題。僕のずっと考えていたこと。司が賛成してくれる筈がないのだが———でも、してくれなくてもする予定だからいいよね別に。
すぅ、と深く呼吸をしてから言う。
「僕はさ———この学校を変えたいんだ」
「あ?」司は戸惑うように尋ねる。
「この学校はとっくに腐りきってるって、そう思ったことはないかな。今の煌びやかな英徳は僕らF4がいるからこそ成り立っているハリボテで、僕たちが卒業したらどうなるか、考えたことは?」
「……知るかよ。俺らが卒業した後のことなんて。しかもあいつをここに招き入れる理由と関係ねぇだろ!?」
ま、人間、すれ違っただけの興味のない他人のことなんてそこまでちゃんと見ないからね。
特に目の前のこの人は。
「司、比企谷くんが出した高一の頃の作文知ってる?———『青春とは嘘であり悪である』。…ふふ、笑っちゃうよね」
「…どこがだよ」
「僕ね。比企谷くんならこの学園を変えることができるかもしれないって思っちゃって。あの人には、僕らとも違う何かがある」
「お前の目が腐ったんじゃねぇの?」
「それは比企谷くんでしょ?」
「…お前が言うのかよ」
司は少し呆れたように笑って言った。
「だから頼む。協力して欲しい。ここ少しでも使っていいかな」
司はかなり迷って、迷って、迷って———そして2分後、顔を上げて「勝手にしろよ」と返した。僕は頭の中でガッツポーズを決めた。
「ありがと」
「ただし!俺らに迷惑かけねぇと約束しろ」
「知ってる?人はみんな誰かに迷惑をかけあって生きているんだよ」
「んだと…」
ふん、と荒い鼻息を吹いてから司はこの部屋から立ち去っていった。
よし、もう既に他の2人には話をつけているから(ちなみに2人は道明寺と違って常識人だ)これで実質上のF5の完成だ。
道明寺 司
花沢 類
西門 総二郎
そして、比企谷八幡。
彼はきっと頂上から今のこの学園を壊してくれる。
そんな未来に期待を抱いて笑みをこぼしながら、授業を受けるために僕も部屋から出て行ったのだった。
松潤繋がりということで99.9の深山大翔を出そうと考えているのですがどうでしょうか
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