友達0と俺っち悪魔のヒーローアカデミア   作:部タッ区

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この高校自由すぎるにつき~悪魔の胸騒ぎ~

ようやく新しく12話を書けました。

 


 

再びこの雄英の門に足をかけようとしている。前回は剣によって第一歩を邪魔されたが周りを見たところ剣はおろか誰もいない…なぜって?そりゃあ入学初日の登校時間2時間前に立っているからな!

 

「ふっふっふっ…この時間なら俺が間違いなく第一歩を踏み出すことができる!」

 

「俺っちも踏んでみたいんだけど!ねぇ海電君ダメかね?」

 

「これは朝頑張って起きた俺へのご褒美だから無理だな!」

 

「も~海電のケチ!ケチケチケチ!」

 

「言ってろ。俺はこの日を入試以来待ったんだ…」

 

踏み出す足がついに雄英の敷地をまたごうとしたその時だった。俺の頭上を誰かが通り過ぎて俺の肩を叩いてきた。

 

「ねぇねぇ?君どうしてこんな朝早くにここに来てるの?見たところ新入生みたいだけど」

 

「誰だよ!せっかく登校2時間前に来て敷地またごうとしたのに!ってまた女子!」

 

何度も言うが俺は女子が苦手だ…何度でも言う女子が苦手だ。

特に積極的にくる人なんてもう無理で仕方がない、まぁほとんどの人はそのことを知ってるだろうけどな。

 

「ねぇ?君、どうして顔赤くなってるの?熱でもあるの?それにそのリボン何?可愛いね!」

 

「あぁありがとうごぜぇ待たします…」

 

「?変な言い方。外国の人なの?」

 

「いいえ?違いますですよ」

 

いつもの癖が出てしまってうまく話せない俺にバイスは相も変わらず横やりを入れてくる。

 

「海電ちゃん~さすがに女の子にも慣れようぜ?俺っちも何回変な人って言われてるのを見たか…」

 

「いいでしょうが…本当に初めて話す人は苦手なんだから…」

 

「またまた~もう人見知りは卒業したんじゃないのかよ」

 

「確かに…」

 

空に向かって話す海電に先輩は不思議そうに見つめていた。

 

「ねぇねぇ?誰に向かって話してるの?もしかして幽霊とか見えたりするの?」

 

「いっいえ、自分の個性なんですけど自分にしか見えないんですよね…まぁ出せなくはないんですけど」

 

「じゃあじゃあ見せてよ!その幽霊さん!」

 

積極的に来る先輩にバイスタンプを取り出して自分に押印した。すると半透明だったバイスが先輩に見えるレベルまで顕現した。

 

「わぁ~本当に出てきた!というかなんでマスクしてるの?風邪でも弾いてるの?不思議不思議~名前はなんていうの?」

 

「俺っちはバイス!マスクは俺っちが人を食わないようにしてるからなんだぜ!」

 

「でもどうして幽霊なのにそんなギザギザした格好なの?」

 

「それは俺っちが悪魔だからな!」

 

「それでそれで…」

 

終わらない質問に素直に答えるバイスもすごいがとりあえず俺が圧倒的に置いてけぼりということは分かった。

 

「あの…先輩。質問タイムはその辺にしてもらってどうしてこんな早くに学校来たんですか?自分はまだしも…」

 

バイスについてもう少し聞きたい感じだったがそれを遮って俺は先輩に聞いてみた。

 

「それはね…新学期が楽しみでつい早く来ちゃったんだよね~」

 

照れながら答える先輩にバイスは坂道を転がるように滑った。

 

「ズコー!それだけで学校来るのかよ!海電みたいだな」

 

「俺に振るなよ!」

 

「なんか兄弟みたいだね~そういえば君の名前まだ聞いてないや!何て名前なの?私は波動ねじれっていうの!」

 

「自分は上杉海電と言います。バイスともどもよろしくお願いします。」

 

「まだ学校始まるまで時間あるから校内を案内しようか?」

 

そうだ…学校のことは受験の時に入った場所しか知らないから聞いてみるのもありだな

 

「そしたら是非お願いします!」

 

「オッケー!じゃあ行こうか海電君!バイス君!」

 

「ガッコ―チョー楽しみだぜ!」

 

こうして俺は1年生初めての第一歩を女子の先輩と踏むこととなった。

 

 

 

~数時間後~

 

ほぼ全部の学校の施設をねじれ先輩とバイスで周った後、俺は自分の教室に向かった。教室の前に行くと大きなドアが俺の前に立ちふさがっていた。

 

「めっちゃでっけ~!こんなでけ~ドア初めて見たぜ!」

 

「これは巨大な奴でも入れるように配慮したドアなんだろうな」

 

「すごいでしょ~でっかいドアは私も最初はびっくりしたもんだよ!ってもうこんな時間だ!私行くね~バイバイ海電君にバイス君~」

 

手を振るねじれ先輩に手を振り返すと後ろから殺気のようなものを感じた。

 

「海電く~ん?朝から二乃さんのところまで行って居場所を聞いてみたら学校にもう行ったって言うから響香ちゃんたちと一緒に仕方なく学校に来てみたらなんですかあの女の人は?」

 

「これってまさかの修羅場ってやつ?これはシャッターチャンスじゃん!」

 

エアカメラを準備するバイスに耳郎がそっと彼の状態について教えてあげた。

 

「バイス…残念だけど今、実体化してる…」

 

「あっ…やっべ…」

 

バイスと俺が殺気の方向を向くと剣が腕を鳴らしながらこちらに向かってきていた。

 

おいおい…俺が何をしたって言うんだ…ってさっき手を振ったことをまさか…

 

「ち…違う!剣!落ち着いてくれ!これは一から説明しないと行けなくてだから待っ「問答無用!」グハッ!」

 

俺の言い訳を聞く前に剣の綺麗な一発が俺のほほにクリティカルヒットした。そして剣たちは怒ったまま教室に入っていった。

 

「まだ理由も話してないのに…なぜ…」

 

一人倒れこむ俺を一人の少年が近寄ってきて心配してくれた。

 

「上杉君!大丈夫⁉すごい飛んでたけど⁉」

 

「お前は⁉」

 

その顔は俺が絶対に忘れることのないあのヒーローの顔だ。

 

「緑谷じゃんか!受かったんだな!よかったよかった!」

 

「今の君の顔は決して良かったとは言えないけどね…君はあの時の悪魔のバイス君だね?久しぶり」

 

「おう!緑谷っちも久しぶりだな!」

 

感動の再会のように同じ中学の緑谷と喜びを分かち合っていると緑谷の後ろから黄色の芋虫のように寝袋が近づいてきた。

 

「お友達ごっこならよそへ行け…ここはヒーロー科だぞ」

 

ウィダーゼリーを吸いながらその寝袋は答えた。

 

「「「なんかいるんだが」」」

 

多分俺も緑谷もバイスも同じ感想が出てきただろうな…

 

寝袋から出てきた男性は髪もぼさぼさでひげも生えているいかにも手入れしてないような風貌だった。寝袋の男性は手にタイマーを持って時間を測っていた。

 

「ハイ全体が静かになるまでに8秒もかかりました…君たちは合理性に欠けるね」

 

この言い方的にもしかして先生か⁉

 

「マジかよ…イレイザー・ヘッドが担任の先生って雄英豪華だな」

 

「有名なのかコイツ!めっちゃぼさぼさだけど!」

 

俺がイレイザーについて語ろうとするとイレイザーは寝袋から体操着を取り出して皆の前に突き出して話し始めた。

 

「俺は担任の相澤消太だよろしくね…いきなりだがお前たち、これを着てグランドに出ろ」

 

 

 

~雄英グラウンド~

 

いきなり何が始まるのかと思ったがその答えは至ってシンプルだった。

 

「個性把握テストを始める」

 

唐突で俺だけでなく他のクラスメイトも動揺していた。この異例の事態が気になったのか先ほど緑谷と話していた少女が先生に質問を出した。

 

「入学式とかガイダンスとかはないんですか?」

 

すると相澤先生は淡々と説明しだした。

 

「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ雄英は自由な校風が売り文句…そしてそれは先生側も然り…」

 

なるほどな…

この言葉に納得したのは俺以外はそういないだろうな

 

「つまりは合理性に欠けることである学校行事よりもとっととヒーローになってもらうためにまずは力で抜けたアホ共をあぶりだしたい、そういう事ですかね先生?」

 

俺の出した答えに相澤先生はニヤリと笑いその質問に答えた。

 

「お前は理解が早くて助かるな…そうしたら上杉、お前は中学の時の個性禁止体力テストのソフトボール投げ何mだった?」

 

「77m」

 

「なら今度は個性を使ってやってみろ。円からでなければ何してもいいよ」

 

てか元々俺は個性がない状態だったからなぁ…まぁ今はバイスもいるしリバイスドライバーもあるからどうなんだろうな?

 

「分かりました。では」

 

俺はリバイスドライバーを腰に当ててプテラのバイスタンプを取り出した。

 

「変身!」

 

バディアップ!上昇気流!一流!翼竜!プテラ!Flying by!…Complete

プテラゲノムに変身したバイスと俺はバイスにボールを落ちないよに乗せた。

 

「俺っちにボール乗せてどうすんのサ!」

 

「俺は円から出れないけどお前が出るなってルールはないだろ?」

 

この意味を理解したのかバイスは笑いながら空に飛び立った。

 

「そうゆうことね!りょうか~い!バイスバイク発進しま~す!」

 

「これどこまで行くんだ?」

 

「俺の相棒の気分次第ですね」

 

「なら無限にしておく」

 

相澤先生が取り出したスマホには無限の数値が表示されていた。その様子を見て他のクラスメイトは驚愕していた。

 

「無限ってありかよそんなの!」

 

「てかあの飛ぶバイク個性なのかよ!」

 

「あれは女子のスカートもめくれるほどの風圧はあるのか?」

 

ん?一人おかしな奴もいたが気にしないでおくか…

 

「個性思いっきり使えるんだ流石ヒーロー科!面白そう!」

 

赤髪の少年の一言が相澤先生にどう届いたのかは分からないがその顔は真剣な表情で衝撃のことを伝えた。

 

「面白そうか…ヒーローになるための三年間、そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?」

 

これ地雷踏んだんじゃ…

ますます剣幕になる先生の一言にクラスメイトの顔も本気の顔になった。

 

「よし、トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し除籍処分としよう…」

 

「そう来たか…」

 

「生徒の如何は先生の自由ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ!」

 

こうして俺たちの高校生活が始まった。

 

 

 

 

「ここからはバイクになった俺っちのダイジェストで個性テストの結果を教えてやるぜ!」

 

まずは50m走!これはもちろん海電がプテラゲノムで1秒台で№1!後ろにはメガネの奴が悔しそうにしてたぜ!剣は5秒台でそこそこ速かったなぁ…最下位はあのぼさぼさ少年こと緑谷っち!あいつの頭の中を覗いたけどかなり焦ってた印象だぜ!

 

次は握力測定!これは…

 

「フンッ!『バキッ‼』…すみません握力測定器壊しました…」

 

「上杉…とりあえず測定不能とする」

 

握力も変身してればトンとかのレベルだから腕相撲とかしたら手のひらバッキバキになるから変身してるやつをみたら握手じゃなくてサインとかにしとけよ!ちなみに最下位は緑谷っち…大丈夫か!バイスちゃんは緑谷っちを応援するぜ!

 

あ~もうつかれたなぁ~第4種目もプテラゲノムで海電が一番で~す。めんどくさそうだって?だってめんどくせ~もん!これだけでどんだけ書いてんだよ!早く物語進めろよ!(すみません…)

 

でもおもろかったのは一番最初に海電がやったソフトボール投げ!あの緑谷っちが唯一個性らしい個性を出して705.3m!俺っち感動しちゃったよ!でも人差し指がボロボロになってて少し心配だったな…ってさっきからマッチョのおっさんが裏の方で見てるんだけどあれストーカーかよ!

 

まっそんな感じでテストが終了したぜ!おっと…

 

「お前マジどこに話してるか今度教えてくれ…気になって夜も寝れないから…」

 

「海電も大人になったら分かるぜ!事情的にな!」

 

「マジで頼むな…」

 

そんなこんなで個性テストの結果がスマホから空に投影された。当たり前だが俺が一番の位置にいた。

 

「最下位は…やっぱ緑谷か…でもこのテストの意味ってそうだよな…」

 

結果を出した。相澤先生はニヤニヤしながら一言

 

「ちなみに除籍はウソな。君らの最大限を引き出すための合理的虚偽な」

 

「マジでこいついやらしいやつだな!緑谷っち応援して損したぜ!」

 

まぁそんなことだと思ったよ…周りを見ると一部の奴はこのことに気が付いてたみたいだ。

 

 

かくして俺たちの忙しい高校生活初日が終了した。

 

「今日は海電が引っ張りだこだったね!」

 

「バイスタンプの力あってこそだったけどな」

 

俺と剣は今日の学校の出来事を話しながら二乃姐さんのカフェに向かって帰宅していた。すると後ろからスーツのあの人が俺たちに手を振りながら笑顔で話しかけてきた。

 

「お~い!海電君に聖菜ちゃん!お久しぶり!」

 

「あっ!龍禅さんじゃん!そう言えば謝罪でカフェに来た以来?」

 

「いや~実は君たちからの謝罪の時に飲んだコーヒーがあまりにもおいしくてね。あの後、ちょいちょいあそこに入り浸ってしまってるんだよね~」

 

「全く気が付きませんでした…」

 

「それひどくない⁉」

 

この人はなぜかわからないけど優しい感じがして好きなんだよなぁ。ひとがらもいいし。

あの日の会話をしながらカフェに到着した俺たち3人は同じ席に座って今日の出来事を話した。

 

「…ってことがあっても~すごかったんですよ!」

 

「それは面白そうだね!個性テストかぁ~自分もやってみたいもんだな~」

 

「龍禅さんの個性ってなんなんですか?私そういえば聞いたことない…」

 

ふとした剣の質問に龍禅さんは動揺の顔をしながらごまかしていた。

 

「いや~自分は大したことないよ…こんな感じで体を龍のように硬質化できるぐらいだよ…」

 

その個性ある意味ヒーロー向きじゃねぇか!皮膚が龍のように緑の鱗になっていてドラゴンになれるんじゃないかとおもった。

眼を輝かせていつもの自分とは思えないほど気になることを龍禅さんに話したが本人はあまり個性についていいように思っていなかったようで、そそくさとカフェから出て行ってしまった。

 

「龍禅のやつ、ドラゴンとかカッコイイのにもったいないな!俺っちみたいに戦えればいいのに~」

 

「あの人も色々とあるんだろ?あまり突っ込みすぎるのは今後はやめよう…」

 

龍禅さんに関して話して時間をつぶしていると夕方のチャイムが鳴った。

 

「海電?もう時間も時間だからそろそろ帰ろうよ」

 

「そうだな…姐さん!会計!」

 

レシートをもってレジで姐さんを待っているとバイスが何やらソワソワしてあっちこっちとウロチョロしていた。

 

「バイス…バイス!ウロチョロすんなよ!気が散るわ!」

 

「いやさ?なんか変な胸騒ぎがするんだよなぁ~」

 

「それは何?」

 

「俺っちにもわからないけど悪魔の勘?ってやつだな!きっと」

 

「バイス…あんたあまりドタバタしないでちょうだい!こっちまで心配になるから!」

 

怒りながら二乃姐さんが出てきて俺たちの会計を始めた。

 

「すんません…」

 

「今日も別会計でいいわね?」

 

「お願いします」

 

二乃姐さんに言われておとなしくしていたがついに我慢できなくなったのかバイスは唐突にドアを開けて外へ飛び出してしまった。

 

「やっぱ俺っち嫌な予感して気が気じゃない!ちょっと出る!」

 

「おい!バイス!あ~これ多めに渡すから剣、会計よろしく!」

 

焦った海電は剣に紙のお札を一枚手渡して店を出ていったが、それ紙を見た剣は海電が間違えていることに気が付いた。

 

「えっ…これ一万じゃなくて千円…」

 

「あの馬鹿ども…剣ちゃんは自分のだけでいいわ。あいつの分は倍にして請求してやるから」

 

怒りに燃えてる二乃を置いて剣も会計を済ませて海電の後を追った。

 

 

 

 

胸騒ぎがしたバイスが目指したその先にあるものとは…

 

 

 


 

今回はこの辺にしたいと思います。それと気が付くとお気に入りが21件もなっていて驚いています!まだまだ未熟な点がありますが今後ともよろしくお願いいたします!次回はついに海電とバイスが対決です!

 

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