どうもついに20の扉を開きました闇ソバパンです。なんだか小学生の時は時間がゆっくりで大人になるにつれて忙しくなったのか早く感じるようになりました。なんだかそんな感じで人生を終えるのかなぁと思いながら只今書いております。
どうぞ
悪魔の勘だの胸騒ぎがするとかで店を飛び出していった俺は今、実体化したバイスの後ろ姿を追いかけていた。
「おい!止まれよバイス!」
「俺っちのことはもう探さないでください!」
「家出少女かお前は!」
「それを言うなら家出悪魔だろ!」
恐らく1㎞ほど走ったあたりで突然バイスはぴたりと足を止めた。
それによって俺の体は勢いを殺しきれずにバイスに突撃してしまった。
「アイタッ!いきなり止まんなよバイス!」
頭を押さえ痛がっているとバイスが止まった先の方を指さした。
「俺っちの勘だとここだ!ここに何かあるぜ!ほらこんな感じで!」
「おいおい…あれって…」
指さした方角にはカリバーと暗くて顔はよく見えなかったが二人組の人物が何やら話をしていた。
俺はすかさずリバイスに変身しカリバーに向かって走った。
「変身!」
仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!
「カリバー‼」
叫ぶ俺にカリバーが気がついた。
「おや?なぜリバイスがここに?」
「悪魔の勘ってやつらしいぞ!」
「そんな優秀なペットがいて喜ばしい限りですね」
リバイの拳とカリバーの聖剣が火花を散らしてぶつかった。
「何をしてたんだ!あいつらは誰だ!」
「質問は一人一つまでにしてほしいですね!」
カリバーは怒りに身を任せて殴り掛かるリバイの拳を体を反らして聖剣の柄をリバイのみぞおちにぶつけ、それによってリバイは膝をついてしまった。バイスもリバイを庇ってカリバーの斬撃をもろにうけてしまい、悪魔ではあるがダメージが大きかったようでリバイ同様にうまく立ち上がれない様子だった。
「グッ…」
「海電!やっぱコイツめっちゃ強くね⁉」
「そりゃランクAのドライバーですからねこれは」
ランク?そんなもんあんのかよ…みぞおちに入ってしまい、立つことができない。
一体どうすれば…
「いきなり裏から襲うとはヴィランの所業じゃないですか?」
聖剣をさすりながら俺たちに近づいてくるカリバーをどうすれば対処できるか精一杯考えていると
「海電!」
後ろからきた人物のタックルによってカリバーは後ろにノックバックした。
「またあなたですか…そんなに死にたいのですか?」
「まだ死ぬも何もないと思うけどね!立てる海電!バイス!」
その人物とは店を出た後、すぐに俺たちの後を追いかけてきた剣だった。
剣は個性によって聖剣を作成してカリバーに立ちはだかった。
するとカリバーはその聖剣を見て仮面越しでも伝わるほどの動揺を見せていた。
「その聖剣…もしかして火炎剣烈火⁉なぜあなたが!」
「どうしてだろうね…」
俺には全く理解できない…剣の個性はものを何でも剣にする『聖剣』だった…だがまるでカリバーはその聖剣が前に見たことがあるような感じだ…
「バイス!海電を連れてどこか遠くに行って!」
「剣!だめだ!俺たちでも勝てないのにお前ひとりじゃッ…」
ダメージが大きすぎて立つことができない俺は剣に逃げろとしか言えなかった。
するとバイスが俺の手を自分の肩に回した。
「どうゆうことだバイス!剣を手伝わないと!」
「でもさ海電…あいつが行けっていうんだったらそうした方がよくね?今の俺っちたちじゃ足手まといだ」
「でも!一人じゃ無理だ!」
焦りと痛みで気が動転している海電を背に剣は安心させるために聖剣をカリバーに振るった。
「だぁー‼」
「フン‼あなたの剣じゃあこの闇黒剣暗闇には傷一つ付きませんよ?というか心配性ですねあなたは」
「あなたを倒す前に海電が倒れたら困るからね!」
カリバーは納得したように闇黒剣を納刀した。
「そうですか…いいでしょう今回はそちらに非がありますが無駄なことは嫌いですからここで引くとしましょう…火炎剣烈火を大切にしとくことですね…行きましょうか」
「待って‼」
カリバーはそう言い残すと影になっていた二人とともに颯爽と闇の空間に消えていった。
「あいつ一体何しに来たんだ…イッテェ~まだ立てるか分からないな…」
「海電!大丈夫だった?」
「あの~俺っちも心配してくんね?チョ~背中痛いんですけど!」
「ハイハイ…痛いの痛いの飛んでけ~」
「俺っち子供かよ!」
あの時カリバーが何をしていたのかは今となってはもうわからない…俺が言えるのはあの時あいつは謎の二人と会話をしていたということだけ…
「あの影の正体はいったい何だったんだ、それに…「おい海電!これあいつらが置いていったケースじゃね!」…ッ!マジでか!」
バイスがカリバーたちが置いていったであろうアタッシュケースを俺の方にウキウキしながら持ってきた。確かにあいつらのもので間違いないだろう…ただ気になっていることがある。
「なんでこんなケースをあいつが忘れるんだ?」
「そりゃぁカリバーだってたまにはおっちょこちょいなとこがあったとか?」
「それはないだろ…あいつは俺たち三人がかりでも余裕の表情だったし、影になっていたあの二人もこんな分かりやすいケースを忘れて置いてくとは考えにくい…ましてや大事なものならこの状況でも戻るのが普通だろ?」
俺が答えを出す前に剣はアタッシュケースの中を開けた。すると剣は驚いた様子で俺にケースの中身を見せた。
「これってバイスタンプじゃない⁉」
ケースの中には三つのバイスタンプと置手紙のようなものが内包されていた。
「このスタンプは…マンモスに鳥?イーグルか?もう一つはカマキリってところか…それとこの手紙は…」
手紙にはご丁寧にそれぞれのスタンプの扱い方が記されていた。
「こんなにスタンプ手に入るのヤベージャン‼俺っちの勘スゲー‼」
勘が当たって喜ぶバイスに俺は今回のこのことについて腑に落ちない点あった。
「事の発端はバイスの嫌な予感だったがこんな偶然あるものか?」
バイスが気になって走ってきたところにカリバーがいて、さらにスタンプを置いて逃げた…偶然にしては用意周到すぎる。
「俺っち悪魔から警察官にジョブチェンジしちゃおっかな~お前の罪を数えろ!な~んちゃって!」
「バイスが警察官になったら逆に犯罪減りそうだけどね…」
「まぁ兎に角だ、このスタンプは貰っていこう。それに辺りも暗くなってきたし危険だから今日は解散だ」
「サンセー!俺っちもうクタクタだ~」
「私もさすがに緊張の糸が切れて疲れちゃった」
「じゃっそういう事でまた明日」
「うん!またね海電!バイス!」
なぜカリバーがスタンプを俺に渡すのかと疑問に思いながらもありがたくバイスタンプを回収した俺たちは当たり前のようにそれぞれの家に帰っていった。
~次の日~
昨日のことはさておき俺は今かなり退屈している。なぜかって?それはヒーロー科っていうもんだから昨日みたいにずっとヒーローに関することをするのかと思ってウキウキしてたけど午前中は一般科目もやることになっていたからだ…バイスは楽しそうに授業を聞いているが俺からするともうその範囲は3か月も前に終わっていて復習にもならない退屈な授業というわけだ…
「おまえらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれ~!」
「プレゼントマイク頑張ってんな~」
「お前は少しは頑張れよ!上杉!」
そう声をかけるのは俺の隣の席になった赤髪で熱い男、切島鋭児郎だった。登校初日も体力テストが終わってすぐに俺に声をかけてきて驚いたのを覚えている。
「切島は熱いねぇ~俺には勉強の何がいいのかわからないよ…うまっ!」
「お前は気楽でいいな!って…」
飽きれながら教科書を立てて俺は二乃姐さんが作った弁当をほおばっていた。すると後ろから何やら殺気のようなオーラを感じ、振り向くとそこには先ほどまで教壇にいたプレゼントマイクが立っていた。
「ヘイ!ミスターウエスギ!随分と自由だな!授業態度最悪だぜ!もっと盛り上がれよ!」
「だって相澤先生も言ってたので自由な校風が売り文句だって…だからこそ自分は自由に飯を食ってました…後、先生そこスペル違ってますよaじゃなくてuです」
「WoW‼こりゃ失礼!てかお前自由なのはいいが本当に覚えてんのかよ!抜き打ちテストやっちまうぞ~」
そう脅すプレゼントマイクに俺は飯を食いながら答えた。
「あぁ問題ないです。その範囲はもう終わってますので今から抜き打ちテストしても満点取れる自信がありますよ?」
「ジーニアスボーイかよ!こりゃ手が付けれないバッドボーイだぜ!」
言い合う俺たちの話を遮るように授業終了のチャイムが鳴り一限の授業は終わりを告げた。
終了を同時に俺の周りにはクラスメイトの輪ができていた。
「やっと授業が終わったぜ!おい上杉!さっきはスゲーな!授業の範囲を網羅してるなんて!」
「上杉さんわたくしも先ほどの講義で不明点があったのですがお聞きしてもよろしいですか?」
「上杉やお前悪魔使って女子のパンツとか見れたりすんのか?」
やはり一人やばいやつがいるみたいだが俺は聖徳太子じゃねぇっての…そもそもこの質問攻めの感じは圧倒的に苦手でもうきつすぎる。
汗が止まらなくなってきた俺に救いの女神が降り立ったように休憩時間終了のチャイムが鳴った。
「ほ、ほらもう授業始まるから席付いたほうがいいよ」
今回ばかしは授業自体に感謝だ。
四限の授業が終了し昼食の時間となった。もちろんボッチ(悪魔抜き)の俺は一人教室で予習する予定であったがなぜか緑谷とその一派に連れられて二度目の食事をとることとなった。俺は学食のメニューに目もくれず、自分で作成していた予習ノートを皆が食べている最中に眺めていた。
「上杉君!勉強するのはいいが君は昼食を取らないのか!これじゃあ午後のヒーロー基礎学で体力が持たないぞ!」
「でも上杉君って午前の授業中ず~っとご飯食べてたよね?」
「何⁉君は何をしにここに来てるんだい!ヒーローになる身としてどうなのか⁉」
こうして俺に自分の意見を教えてるメガネの青少年が飯田天哉、そして俺の真正面に座っている性格がよさそうな女子が麗日お茶子だ。飯田の意見は普通の一般生徒なら納得の意見だが俺は違う。
「飯田君…俺は他人の生き方にとやかく言われるのが嫌いでね。意見を言ってくれるのはありがたいんだけどそれは君の意見でしかないから押し付けることはお勧めしないね」
鋭い目で飯田を見つめると彼はぞっとした顔でメガネを整えていきなり立ち上がり90度に腰を折って謝罪の意を述べた。
「それは確かにそうだ!すまない!君の意見も汲む必要があった!」
「いいよ俺も少し言い過ぎたかも…仲良くしようぜ」
俺も言い過ぎた点もあったので彼に謝罪し手を差し飯田もその手を握り握手を交わした。
「うんうん!仲良しが一番!だよね?デク君!」
「そ、そうだね!麗日さん!」
顔が真っ赤になった緑谷に俺は不意に昼食に誘った理由を尋ねてみた。
「そう言えばなんで俺を昼食なんて誘ったんだ?飯田と麗日さんがいるのに」
すると緑谷は眼をキラキラと輝かせて答えた。
「それは君の個性について色々と聞きたくて!そもそもあの悪魔だよ!悪魔が個性でそれを使役して戦うなんて…ブツブツ…」
「でた…緑谷の解析癖」
「デク君そんな癖あったんやな~」
「緑谷君!食事をしながらペンを書くのは行儀が悪いぞ!」
この後、昼食が終わるまで俺は緑谷に質問攻めになった。
~午後の授業~
みんながこの講義のためにここに来たと言っても過言ではない…そうヒーロー基礎学である!俺も午前の授業とは打って変わってワクワクしていた。
「海電なんかワクワクしてんな!てか俺っちやっぱり影薄くない?」
「そりゃついにヒーローについて学べるんだからな、ソワソワしっぱなしだ!」
クラス中がまだかまだかと待っていると教室の外から力強いあの声が聞こえてきた。
「わーーーーたーーーーし――――が――――普通にドアからきた!」
「普通にドアからくるんかい!」
「窓から来られても困るだろうが…」
各々があの№1ヒーローを見て生徒たちが感激する中、オールマイトは今回の授業の内容について話し始めた。
「早速だが君たちには戦闘訓練を行ってもらう!」
「これまた忙しい内容だな…」
「戦闘訓練とか俺っちあばれちゃうぜ!」
すると教室の左側が開き、番号が書いてあるスーツケースが出現した。
「君たちにはこのコスチュームを着て戦闘をしてもらう!着替えたら各自グラウンド・βに集まるんだ!」
こうして俺たちはそれぞれのコスチュームを纏い、グラウンド・βに集結した。
は~い!ここで俺っちが上杉海電君のコスチュームについて説明しま~す!まずはこいつと言ったらこれ!首にかけてある緑のリボン!これがチャーミングなポイントだぜ!次にこのスーツ!龍禅みたいな黒じゃなくて白!ここで白!パスタとかコーヒーのシミが付いちゃうだろ!ってえ?何々?これはシミを防ぐことができる都合のいい白ですって⁉なんと奥さんこれはお買い得ですよ!是非皆さんもお買い求めください!
「って何が説明だよ!途中からセールスじゃねぇか!てかしょうがないだろ変身したら見た目も関係ないから適当に頼んでみたら白になったんだよ!」
「俺っちはリバイスで十分だもんな!」
「まぁそれは確かに言えてるな」
「海電!」
バイスのセールスが終わりツッコミをかましていると後ろから剣が顔を見せた。剣は俺みたいなスーツではなく、どちらかというとオシャレな服って感じだった。
「一応個性に合わせて頼んだんだけどね…どうかな?」
顔を赤くする剣に俺は自分の感想を述べた。
「いいんじゃないか?動きやすいかはさておきだけど…特にその緑のピンバッチとか似合ってると思うよ」
「そう…」
「ねぇねぇ海電君~君は鈍感な奴だな~」
「何が?」
「この状況で分かるでしょうが!これだから最近の海電は~」
「なんで悪魔に説教されなきゃいけないんだ…」
バイスが海電の鈍感さに呆れているとオールマイトが今回の授業の全容ついて話し始めた。
「これから君たちにはヒーローサイドとヴィランサイドに分かれて二対二の対人戦を行ってもらう!状況としてはヴィランが核爆弾を持っていてヒーローがそれを処理するということだ!」
「シンプルでいいな…」
「要するに全員ぶっ潰せばいいわけだ…」
「分かれ方はどう決めるのでしょうか?」
「今回は除籍とかはあるのですか?」
「と、とりあえず決めるのはくじ引きにしようと…「オールマイト、少しいいですか?」…なんだい相澤君?今聖徳太子状態でかなり滅入っているのだが」
質問だらけで縮こまるオールマイトをよそに入ってきた相澤先生が爆弾発言をした。
「紹介するのが遅くなったが、今年度から副担任の制度を設けることとなったからその先生をここで紹介する」
「「「いきなりきた~!」」」
「じゃあ入ってきてください」
その言葉で指令室のドアが開き副担任が顔を出した。
「失礼します」
ドアから入ってきたのはピンクの髪型で五つ星の髪飾りをつけたスーツの女性だった。
「マジかよ‼」
「え~!なんで⁉」
「ウソ…だろ…」
教師は生徒に向けて自己紹介を始めた。
「今年から雄英高校、A組の副担任になりました。中野五月といいますどうぞよろしくお願いいたします」
こんなことあるのかよ!
すみません!今回は色々と詰め込みすぎて戦闘訓練まで到達しませんでした!次回は絶対にありますので!
後、ついに五月を出すことができました。