残念ながら終わらなかった…どうぞ
ここはどこだろか…
まるで何もない暗闇の中だ…バイスもいない…
俺はそこである違和感に気が付いた。
「口がない…手足も…まるで幽霊だな、どこなんだここは…」
「目を覚ましたな上杉海電…いや仮面ライダーリバイ」
暗闇の中から男性の声が聞こえ振り向くとペンキで塗りたくられたような黒い戦士…いや仮面ライダーが現れた。
(あんたは誰だ?ここはどこなんだ?)
今のこの現状を少しでも知ろうと黒の仮面ライダーに聞きたいが口がなく伝えられずに体で示そうとしたするとそれは笑いながらこの世界について話し始めた。
「ハハハハハ!いいだろう!俺様の名前はエビル!お前の口がなくても考えてさえいれば大体わかるから安心しろ、それとここは俺様が作った精神世界ってところだ一定の条件を満たしていればこの世界に介入できる、それがお前だったってことだ…」
エビル…それとこの世界はこいつが作った世界…
「それとお前の本体はヴィランの一撃によって一時的に意識を失っているから今ここから出ることはできない」
(なんだって!じゃああんたはなんで外の世界のことを知ってるんだよ!他の奴らは今大丈夫なのか!)
理解できないことをエビルに尋ねていく、それにエビルは嫌な顔をせずに答えていく
「まぁ落ち着け…一つずつ整理しよう、まず俺様が外の世界のことを知ってることについてだがそれは俺様がまずここにいないとしか言いようがないな…」
(どうゆうことだ)
「俺様は諸事情でこのツーサイドライバーからアバターリアルシステムで世界に介入してる。だから常時精神状態で稼働してるから外の世界もこっちの世界も分かる、そして次は他のクラスメイトについてだがそれに関してはこの映像を見てもらえれば分かる」
エビルは何もない暗闇から誰かの視点で現状を知ることができた。
そこには白いセイバーが先ほど戦っていたディケイドを聖剣で切り刻む惨い世界が広がっていた。
(剣なのか⁉あの姿はいったい…)
驚く俺にエビルはまるで昔から知っていたかのように解説した。
「あれは忘却の本を使用したセイバープリミティブドラゴン…恐らくあの本によって自我を失っている状況だな、ちなみにお前を吹っ飛ばした脳無はセイバーによって殺されてるからこのままだとディケイドを倒した後に何をしでかすかわからんな…」
淡々とこの状況を解説するエビルに恐怖を覚えながらも俺は眼で訴えた
(この世界から出るにはどうすればいい?早く出ないと剣が人として入れなくなる!)
「おいおいおい…何度も言うがここから出るのは不可能だ、精神はこんなにぴんぴんしてるが、お前の体は今重症で仮にここから出しても指一本動かせないぞ」
「そんなことはいい!俺をここから出せ!今何かしないといつか後悔する!そんなのは嫌だ!」
精神世界の暗闇に俺の心の声が鳴り響いた。
エビルはため息をしながらも何かを悟ったように俺の肩を叩いた。
「はぁ…その性格は母親譲りだな、分かった」
(⁉)
「この視点は俺の同業者のカメラを俺様が共有して使用している、そいつの力を使えばアドレナリンマックスで怪我を気にせずに戦うことも可能だがそれが切れた後2週間は寝てもらうがいいか?」
この答えは簡単だ…
(やってくれ!俺はどうなってもいい!)
仮面の奥でエビルがどうゆう表情をしていたのか分からなかったが俺の言葉を聞き何もない暗闇からドアを出現させた。
「さぁ行くといい…その後スタークというコブラの者から薬をもらえ。いいな?」
すると俺の体は砂のようにドアに吸い込まれていく
聞こえないが心の声でエビルに敬意を表した。
(ありがとうエビル…)
その後何か言ったような気がしたが俺は聞き取ることができなかった。
「海電…頑張れよ!俺はお前をいつまでも見守ってるからな!…さてと俺も仕事を始めるとするかな?アバターリアルシステム再起動…」
「うぅぅ…」
眼を覚ますと俺は切島の背中に乗っかっていた。
切島は俺が眼を覚ましたのが分かったのか俺に話しかけてきた。
「おい!上杉!眼ぇ覚めたか!よかったぜ!お前の怪我ひどくてさ、ヤオモモたちに応急処置してもらったんだ!」
そうだったのか…ってそれどころじゃねぇ!
「バイスはどこ行ったんだ?」
「バイスは耳郎たちと一緒にセントラル広場の方に先に向ったぞ!ヤオモモは今後ろにいる」
振り向くとうるうると今にも泣きそうな顔をした八百万さんが一緒に走っていた。
「上杉さん…ご無事で何よりです…」
「俺なんか伸びてる間に何かしたのか!切島どうなんだ!」
何かしたのではと思ってしまい、気が動転していると切島が焦って訂正をした。
「ちげぇよお前を心配してたからだよ!そりゃお前みたいな激ツェー奴がこんな怪我してたらクラスメイトとして心配すんだろ!」
そう言わて納得した俺は何も言わずに切島の背中にうずくまり奴が現れるのを待った。
〇セントラル広場
ここでは無残にも切り刻まれ、海電同様に指一本動かすことができない戦士がたった今とどめを刺される瞬間に陥っていた。
「ウゥゥゥ…」
「グゥ…ハァ…こんなところでやられるわけにはぁ…いかない…コンテニューだ!」
「やめて剣ちゃん!それ以上そいつを傷つけたら大変なことになる!」
五月の説得も耳に入らず、セイバーの剣がディケイドの胸に刺さろうとしたその時、紫の剣によってその一撃は阻止された。
「コンテニューですか…まぁ今回はリタイアです、あなたは先に戻っていなさい…あぁそれとあなたはまだそのままでいてください一応関係者ですからね」
「あんたは…エージェントDか…仕方ないそうさせてもらう」
カリバーは空間を切り裂き、変身が解けた死柄木と黒霧をその中へと送り込み五月を闇の呪縛でとらえた後、セイバーに聖剣を向けた。
するとその現場にスラッシュ・エスパーダ・バイスも到着した。
「おや?聖剣がすでに二つも覚醒しているとは驚きですね!でしたら私はあまり必要ない感じですかね?」
「みんな!剣ちゃんを助けてあげて!」
「何アイツ!セイバーみたいなやつと紫色の剣持ってる奴もいるけど!それに中野先生も捕まってるし!」
「やっぱり剣ちゃんの声だったんだんね…」
「はぁ!てかなんでカリバーがいんだよ!お前今日は何しに来ただよ!」
バイスがカリバーに向けて言葉を話すとカリバーは再度空間を切り裂いた。
「今回はあのヴィラン共の救出がメインですかね?それとあなた方の先生に用があったので参ったのですが問題が終了したためもう帰ります…「それは無理な話だなカリバー」…あなたは!」
カリバーの言葉を遮ったのは彼の呪縛から五月を救出したコウモリをかたどった黒の戦士であった。
戦士はそのまま五月をバイスのもとに返しカリバーに耳打ちをした。
「お前はあのセイバーを止める義務があるんじゃないのか?それにこのことはヴェノムショッカー側としてもセイバーをあの姿で野放しにするのもリスクじゃないか?」
「あなたという人は全く…分かりましたよ」
戦士の言葉を聞いたカリバーは考えるそぶりを見せた後、バイスたちの方に近づき提案を出してきた。
「悪魔と卵諸君…今回だけはあのセイバーを止めるために協力して差し上げましょう…有無は言わせないのでご了承のほど頼みますよ」
納得していない様子であったバイスだがそれよりも気になっていることがあった。
それはあの黒い戦士についてである。
「なんでエビルがここにいるんだよ!カゲロウかお前!」
スラッシュ・エスパーダと五月は眼が点になり、何のことかわからない様子であったがエビルとカリバーは何か知っているようであった。
「言っておくが俺はエビルではあるがカゲロウではない、俺の名はドクターHでイニシャライズの一人だ。まぁ協力者ってことでいい」
「百歩譲ってカゲロウじゃないとしても協力者とか信じられっかよ!」
バイスはかつての記憶でエビルの行いを見てきたが故にまったくもって信用できなかった。
だが、エビルはあることをバイスたちに告げた。
「なら今から二つの朗報だ!まず俺様の同業者が上杉海電を万全な状態にしてお前たちの元に返す!それとセイバーこと剣聖菜をもとの姿に戻す協力をする!これで信じてもらいたい!どうだ!優しいだろ!フッハハハ!フッハハハ!」
いかにも俺スゲー感を出しエビルは高笑いをしていた。
「…」
カリバー含め全員に引かれているとも知らずに
「とりあえずあなたは協力者ということでいいんですね?」
五月が尋ねるとエビルは彼女のスーツを掴み耳の近くでささやいた。
「デミグラス…」
「ッ⁉あなたもしかして…」
「フッ…どうだ?十分だろ?」
五月は何かを理解したのか生徒たちを集めて答えを出した。
「彼を…エビルを信じましょう!」
するとスラッシュとエスパーダは五月に対して大きくうなずいた。
「どうしてかは分かりませんけど分かりました先生!」 「了解っす!俺は先生信じるっす!」
「はぁ~俺っちは信じられないけどあんたを裏切ったら海電に何言われるか分からないし今は乗るしかないな~」
「話はまとまりましたかね?残念ながら向こうの彼女、もう待てないようですよ…」
カリバーが指さすと凄まじい勢いでセイバーが突撃してきた。
すかさずエビルがその攻撃を防ぎ前蹴りを食らわせてノックバックさせた。
「信用してくれて感謝するぜ!…じゃあもう一つの契約の件も進めさせてもらうぜ!時間稼ぎよろしく!」
するとエビルは何かの装置のようなもののスイッチを押し、そのまま倒壊ゾーンへ走っていった。
「了解しました!行きますよ卵諸君!」
「お前が仕切んなよ!俺っちの方が優秀だぜ…ってウワォ!」
仕切ろうとするカリバーに何かを言おうとしたバイスだが突然半透明になり倒壊ゾーンの方角に吸い込まれてしまった。
~セントラル広場到着2分前~
切島たちはもう間もなくセントラル広場に到着する寸前まで来ていた
「もうすぐセントラル広場だ!急ぐz「やっほ~青春真っ只中の学生さん♪」っ誰だ!」
聞き覚えのない声に思わず切島たちは立ち止まった。
そこにはコブラのような姿をした者が足を組んで瓦礫の上で座っていた。
海電はこのタイミングで現れるその者の正体が誰なのか分かっていた。
「誰なんだよお前は!新手のヴィランか!」
「もしかしたら上杉さんを狙ってきたのかもしれません!」
警戒態勢になった切島たちに海電はやめるように言葉をだした。
「大丈夫…こいつは協力者だ…あんたもしかしてスタークってやつだな?エビルから聞いてるだろ?」
するとスタークは指をならして海電の方に近づきあるものを見せた。
「正解!分かってくれてうれしいよ!僕はスターク…ブラッドスタークっていうんだ!それとこれがエビルの言ってた例のものだよ!」
「これはなんだ?くすり?」
「この液体普通の薬物には見えませんが…」
「そう!それはね…こうやって使うんだよ!」
スタークは手渡した薬を海電の腕に打ち込んで見せたすると海電の傷が消えて自らの足で立てるようになったのだ。
「上杉さん!お体が平気なはずないのになぜ立てるのでしょうか?」
「まぁ一時的だ…助かったよスターク!これで剣を救いに行ける!」
「いい?あの娘を助けるにはプリミティブワンダーライドブックを引き抜かないといけないからね」
「助かる!変身!」
海電はリバイスに変身を遂げたするとその隣にはバイスが出現した。
「もぅ!俺っちの活躍の場所を邪魔しやがって…海電!生きてたのか!うっかりもう死んだんかとおもったぜ!」
「安心しろよ俺はまだ死ぬ予定はない行くぞバイス!第二ラウンドだ!」
海電は仮面ライダーへ姿を変えて囚われの剣士の元へ向かった。
「俺たちも向かうぞ!」
「えぇ行きましょう!」
「うんうん!元気でよろしい!ただね?残念だけど君たちはここで待機ね」
リバイスがセントラル広場に走り出した直後、スタークは八百万と切島の首元に右手の触手のようなものを差し込んだ。すると二人の意識は闇の中へ消えた。
「これでお仕事終了かな?じゃ頑張ってねリバイス!」
二人を安全な場所に移すとスタークは聞こえない程度のエールを送った。すると岩陰からエビルが姿を現した。
「お疲れ~ずいぶん時間かかったね~心配しちゃったよ~」
「すまん、つい…」
「どうだった?自慢の仮面ライダーは?」
「あぁ…立派だったよあいつみたいにほっとけない性格なのは健在だったがな」
「話せたんだね…」
「…」
「じゃっ行こうか!」
スタークは一通り話を済ませるとワンダーライドブックを取り出しページを開くと目の前に本型のゲートが現れて二人はそこへ入り姿を消した。
ついに11話分の間を経てエビル参戦!ちょっと長かったなぁプラスでスタークも出しちゃったし、とりあえず絶対に次回でUSJ編終わります!