今回は第一歩を踏み出す回です。
○海電サイド
俺は今何が起きているか分からない…今日学校を3時間すっぽかして睡眠に明け暮れた今日、そう今日、女子から逃げた罰なのかついに幽霊が見えてしまった…しかも変なマスクをして白い髪をしたやつ見た目も真っ黒だし…強いて言うならやばいやつ
「つつつつついにででた幽霊が〜〜‼︎」
俺は見えてしまった幽霊に腰を抜かしてしまいその場にしゃがみこんでしまった。
「おいおい俺っちが見えた途端幽霊かよ〜冗談キツイぜ〜」
(と言うかなんであたかも「前からいました〜笑」みたいなノリなんだコイツは!それに半透明ならなおさら幽霊だろ!)
俺は恐る恐る半透明な幽霊に質問した。
「オオオオマエ、どどどこから来たんだ!ななななにものなんだ!」
完全におかしい状況に言葉がおかしくなっているが半透明の奴は俺の質問にノリノリで答えた。
「俺っちはバイス!お前の悪魔だぜ!」
(バイス?どこかで聞いたような聞いてないような?)
色々な感情が混じってしまったのかボーっとしていた俺にバイスを名乗る悪魔が手を振って俺の生存確認をしていた。
「ありゃ?聞こえてないか?まぁいいや!俺っちはバイス!」
「2回も言わなくていいよ覚えたから」
冷静にそういうとバイスはかなり驚いてた。
「⁉︎俺っちの名前覚えたの⁉︎ここ6年間自分の親戚以外名前を覚えないことで有名なお前が⁉︎バイス母さんチョー感激なんですけど⁉︎」
そしてバイスは涙を滝のように流して泣いた…この涙他の人に見えてないよな…
「てかお前6年前かいたのかよ!」
もう一つの俺の欠点..それは無個性であったこと。俺はそのことでいじめられることも多々あった。その影響かこいつにいら立ちを覚えた。
「なんで俺の前に6年前出てこなかったんだよ!」
怒りをぶつけた俺だったがこいつはそのことを面白おかしく茶化してきた。
「フハハハ!その真っ赤な顔チョーウケるんですけど怒った赤鬼ってかブハハハ!笑い死にそ~なんですけど!」
どうやらこいつは俺をおちょくるのが好きらしい…
「なんなんだよお前は…てかお前って俺の個性なのか?」
そう聞くとバイスは普通に答えた
「俺っちはお前の個性でいいみたいだぜ!本当は俺っちも個性使いたかったけど…」
どうやら俺の個性は「悪魔(バイス)」という事らしい。バイスは俺以外には見えておらず、それは個性なのか?と思う節はあるが無個性ではないと分かった。
俺は先ほどからの怒りよりも個性が本当にあったことに喜び、つい笑顔がこぼれた。
「本気か…俺に個性がついに!ついに!ついに個性が発現したぞー!」
「顔きっも!そんな嬉しいのか?俺っちがいることに」
動揺しているバイスをよそに俺はとても胸が躍っていた。
「じっとしてられん!あそこに行くぞ!」
「あそこってどこよ!悪魔にもわかるように説明して~!」
質問してくるバイスを無視して家へと帰り準備を始めた。
〜土曜日の朝早く〜
俺はバスの中にいる。バイスが現れた昨日からここに行くと決心していた。
「ねぇここどこよ随分と遠いところまで来たじゃんなんだかんだ悪魔でも出てきそうなんですけど〜ってそれ俺っち!フハハハハハ!」
彼の得意技の悪魔ジョークを無視して海電はバスの窓の景色を眺めていた。
「もうすぐだ……」
バスで数十分したところであるバス停に停まった。俺にとってはとても大切な場所で昔から好きなところだった。
「ここ何?葉っぱがいっぱいあるけど?後、何かあっついものを感じるぜ!あっ海電く〜んちょっと待って〜」
少しつまらなさそうにするバイスを置いて一人歩みを進めた…そこにあるのは一つの旅館だった。名は「虎岩温泉」
「やっとついた〜!」
「ゼェゼェねぇ海電くん…悪魔にも体力ってもんはあるのさゼェゼェえ〜ちょっと待っ…て?温泉?海電あれ温泉って書いてあるよ〜!俺っち温泉大〜好き!入ってもいい?」
「以外だな温泉好きとは。でもお前その状態じゃ温泉入らないだろ半透明だしそもそも幽霊が温泉入るって聞いた事ないぞ…」
本当のことを言ったつもりだったがバイスは引き下がらなかった。
バイス「そんな事ないもん!俺っち入ったことあるもん!ねぇいいじゃん!いいじゃん!温泉入らせてよ〜!海電様!」
「俺も入れてやりたいのは山々だが今はもうお店としては潰れてるよ…」
バイスは本気で悲しんでいたのが伝わるほどに落ち込んでいた。
「え〜なんで潰したの?温泉最高じゃん!」
「お前6年前からいたのなら知ってるだろ?」
「俺っちし〜らない!俺っち今日はここで風呂入るまで海電に意地悪するもん!このこの〜」
どうやら俺の頭にグ―パンチを連発しているようだが半透明である影響か俺にはダメージがない。
「そう言われても無理なもんは無理なんだよ。」
そうこう話しているが、ふと初めてこんなに人では無いけど親戚以外と話していることに気が付いた。
(今まで俺自身が他人と向き合ってなかったからか…あいつはいつも向き合ってくれてたな..そう思うと…)
「なぁバイス…」
「バイスです。なんでしょうか?」
俺の中でバイスという存在が俺にある覚悟を決めさせてくれた。
「俺ってヒーロー目指せるのかな?」
「お風呂入れてくれるなら考えるぜ!俺っちと海電はバディだからな!お風呂入れてくれるなら考えるぜ(2回目)!」
なんか幽霊に諭されるのは違和感しかないが何故だろう悪い気はしなかった。それどころか新たな夢を追いかけるのを押してくれるいや、一緒に歩けるバディができた!これからはもう迷わないとこころにきめよう!
「バイス!これからお前は俺のバディだ!俺と一緒にヒーロー目指そうぜ!」
「OK〜海電と俺っちは最高のバディダゼィ!……」
バイスは俺の顔に近づき眼を輝かせて聞いてきた。
「どうしたバイス?」
「やっぱお風呂い〜れ〜て〜」
「あぁ!また今度な!」
俺は笑顔で返事を返した。するとバイスは飛び跳ねながら喜んだ。
「やっふ〜い!海電約束だぞ!」
こうして俺のいや俺達のヒーローへの道が開き始めた。
そして奴等もまた新たな道を進み始めた。
○???サイド
「リバイスの片割れは君がどうにかしたみたいだね。エージェントDよ…もう片方はどうした?」
巨体はスーツを着た真面目そうな男性に質問を問いかけた。男性は巨体の圧力をものともせずに返答した。
「すみません。イレギュラーな事態が起き、リバイスドライバー、ツーサイドライバー、リベラドライバー、デモンズドライバー…とそれに対応するバイスタンプは裏切り者のせいで奪われました…また片割れに関しても現在行方が分からないとのことです…」
「なんだと‼︎ただでさえ厄介な代物を実質全て盗まれるとはエージェントDお前も随分と落ちたものだな…」
激昂する巨体に対して男性は平然として話を進めた。
「フッまぁ変身者はこちらに居るのでそう適正者が見つからないと思いますよ。それよりも他のライダー達の回収を急がせて頂きますよ。では。」
「ムゥ…まぁ良い。こうして着実と仮面ライダーの力は揃っているのだからな」
スーツの男性は巨体がいる部屋から出ていった。
〜基地から少し離れたとある町〜
(気に入らない…ヒーロー達が気に入らない…ヒーローは世界を腐らせる…気に入らない…気に入らない…クソッ)
スーツの男性は巨体と話していた時には見せなかった裏の自分を町の裏路地で発散していた。そしてその手には紫色の柄と金色の刀身をした剣を握っており、それを今ここで使おうとしていた。
「ここで少し暴れますか…これでいいですかね。」
彼は一冊の本のページを開き、剣に読み込ませた。
《ジャアクドラゴン》
《かつて世界を包み込んだ暗闇を生んだのはたった一体の神獣だった…》
ジャアクリード……暗黒剣暗闇‼︎
Get go under conquer than get keen!
ジャアクドラゴン‼︎
彼の体は紫色の鎧をまとった龍の剣士となった。
「ふぅ〜さて始めさせて頂きますか…」
そして新たな悪意が歩みを進め始めた…
さてとりあえず海電とバイスはようやくヒーロー目指し始めました!そしてもちろんヒーローが出るなら悪の奴等も動き始める!やっぱ個人的にはライバルキャラはカリバーを出したかったので今後はエージェントDには頑張っていただきたいですね!