友達0と俺っち悪魔のヒーローアカデミア   作:部タッ区

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1000万は青獅子に会う

遅れてしまってすみません!思ってた以上に3年生って忙しいんですね…流石に昔、従兄弟が3年生の時馬鹿にしてたのを謝りに行きました。

そんな中ですが続きをどうぞ!

 


 

「1000万…これ反則じゃね?これは緑谷どうするかね?」

 

轟の一言で落ち込み体操座りしている海電は頭の中でぼそりと呟いた。

彼の目線の先にはチームが決められず焦る緑谷の姿があった。

 

〇緑谷サイド

 

「ど…どうしよ…あっ!瀬呂君!くm…「すまん緑谷!1000万抱えるのは無理だ!」…そだよね…」

 

やっぱり誰もこの特大点数の前じゃどうしようもないよね…でもこのままじゃ棄権になっちゃう…かっちゃんに頼もうにも…

 

恐る恐る僕がかっちゃんの方を見るとかっちゃんは鬼の形相でこちらをにらんできた。

 

「無理無理!でもどうしよう…」

 

すると僕の後ろから元気な声が背中を押してきた。

 

「デク君!うちと組まん⁉」

 

振り向くとそこにはいつも何気なく気にしている麗日さんが笑顔で迎えていた。

この状況で来てくれた麗日さんに僕は目から涙が滝のようにあふれた。

 

「うららがざーーーん!ありがどうーーー!」

 

「うわっ!デク君の水分出て行っちゃいそうなぐらい出とるよ!」

(デク君と組みたいって言えるわけないけどね…)

 

僕が涙を拭き終わり、残りのメンバーを探していると周りを見渡している常闇君の姿が見えたので勇気を出して声をかけようとするとそれを遮るように体格の良い人が僕の前に立ちふさがった。

 

「おい!お前がさっき一位だった緑谷だな!俺もチームを探してた最中なんだがどうだ?俺とも組まないか!」

 

元気がある人のようでその雰囲気に押されて彼をチームに加えることにした。

すると麗日さんが彼に僕も気になっていたことを聞いてくれた。

 

「いいやだけど…君はどこの科なの?」

 

ガタイの良い彼は嫌な顔せず、まるでオールマイトみたいな笑顔で答えた。

 

「俺の名か⁉俺はサポート科の木場山連子!訳あってこの体育祭に参加したんだが、うちの科は毎年あまりでないならわしがあるらしくてな。うちの科だと俺と発目しかいない!だからチーム組むのも難しくてな!そこで名前が売れそうなやつに声をかけたってわけだ!」

 

「そ、そうなんや…確かにサポート科は見とらんかも…」

 

ものすごくしゃべる人だな…でもこれで後一人…

そう思っていると再び後ろから影のように鳥の顔をした人間が現れた。

 

「後一人はやっぱり…「緑谷…良ければ俺と組まないか?」…⁉常闇君!」

 

ダークシャドウという影が個性の彼ならなんとかなるかもと思って元々誘う予定だったからこれに関してはイエス一択だった。

 

「うん!よろしく!」

 

 

 

こうして緑谷チームは緑谷・麗日・常闇・木場山となった。

 

これが決まるものの数分前、落ち込んでいた彼もまたチーム作成に励んで…いる?

 

 

〇海電サイド

 

「はいは~い中継のバイスで~す!今の海電君に様子を尋ねていこうと思いま~すって体操座りでショウトっちに舌打ちされて落ち込んでま~す…ってマジでどうすんだよ!このままじゃ棄権になっちまうぞ!見た感じ緑谷っちも決まりそうだし!」

 

「あぁ…そうね…ははは…マジウケンデスケド…ははは…はぁ…」

 

その言葉にすら適当な返事をする海電にバイスはあきれてしまった。

 

「も~う!海電なんか俺っち知らない!この試合は海電一人でやってくれ!俺っち悪魔っぽくね?じゃ!そういう事で!」

 

バイスは海電の後ろに隠れて出てこなくなってしまった。

もう何も考えられずただただ体操座りで落ち込んでいると希望の女神かと思うくらいの笑顔の女子が俺に手を差し伸べてきた。

 

「君って上杉海電君だよね⁉久しぶり…なんちゃって⁉」

 

「君は…誰だったかな?結構俺覚えるたちなんだけど…覚えてない…ごめん」

 

彼女はその一言にショックを受けたのか涙目になりかけていたが両手をほほに叩き、気合の帯を締めたのか再び話してきた。

 

「ま…まぁいいけどさ、うちは拳藤一佳!いきなりなんだけどさ!うちらとチーム組もうよ!」

 

「うちら?」

 

一人しかいないと思っていると彼女の後ろから大きな影が現れた。

影ははっきりと姿を現し、ニタニタといやらしい顔で俺の顔の近くまで来て自分の正体を話し出した。

 

「僕は物間寧人!はっきりと言うが君と仲良くするつもりはないから!あくまで君たちA組の個性について把握する必要があるからこそA組をあえてチーム入れることで勝機を得ようと思ってね!勘違いしないで欲しいんだけど、僕は君すらも蹴落としたい気分なんだけどねグフッ…「話長すぎ!」…バタッ」

 

慣れているのか物間がさらに話そうとしようとした瞬間に拳藤ちゃんは彼の脳天にチョップをくらわし彼は試合前にも関わらずノックアウトしてしまった。

 

「物間のやつ大丈夫か?倒れてるけど…」

 

拳藤ちゃんは笑顔で物間を投げ捨て何もなかったようにふるまった。

 

「投げちゃったよ…」

 

「だ、だいじょうぶだよ!それよりも後二人をさがそー!」

 

二人ってことは物間終わったのか⁉

驚きながらも俺は拳藤ちゃんの手を取って立ち上がり、他のチームを探していると後ろから俺の腕にイヤホンジャックが巻き付いた。

 

「響香ちゃん⁉」

 

「さっきから話聞いてたんだけどさ…うちもチーム探してんだよね…いいかな?」

 

照れているのか顔が真っ赤になっている響香ちゃんを俺は拒否することができなかった。

 

「いいよ…よろしく…」

 

「うん⁉君たち顔真っ赤だけど大丈夫?」

 

「「だ、大丈夫だから!…あっ…」」

 

「仲良しなんだね~」

 

お見苦しいとこを見せたところで後一人のチームを探そうとするとひょこっと上鳴が現れた。

 

「上杉あのさ~俺、爆豪にぶっちされたから入れてくんね?峰田のやつもなんか組んじまったし、切島も爆豪ラブって感じだしさぁ~かといって轟んとこ行くのもあれだからよ」

 

彼の性格はかなりウェイウェイした性格で結構苦手なのだが彼にはスマホの充電でお世話になってるし、何気に剣から峰田を追いやっているのは彼だと切島から聞いてから悪い奴じゃないのが分かった。

俺は彼を入れることを決意した。

 

「別にいいよ!これでチーム結成だ!」

 

落ち込んでいた海電もまたチームを結成した。

 

 

~海電チーム結成から3分後~

 

すべてのチームが出そろったのかミッドナイト先生がマイクを持って客席にアナウンスを流した。

 

「みんな仲良くチーム分けできたわね!それじゃあ早速カウントダウン始めるわよ!」

 

ミッドナイトのウィンクを受け取ったプレゼントマイクが大音声で試合開始のカウントダウンを始めた。

 

「ヘイ!お前ら!準備がいいかとか言わねぇぞ!残虐バトルロワイヤーーーーール!」

 

「3・2・1!」

 

「スター―――――トダ――――!」

 

観客の歓声と共に生徒一同が一斉に各々得点を持った鉢巻を狙って走り出した。

しかし、本来であれば分散される騎馬戦はステージでは行われずに一点集中されることとなった。その先はもちろん…

 

「1000万取りに行くぞ!」

 

「やはり俺たちに来たな!緑谷お前やっぱり人気者ヒーローだな!」

 

当然のことながら1000万点に集まる生徒相手に緑谷は動転してしまい、いつもの頭の回転が遅くなってしまっていた。

 

「あ、あどどどどうしよう…」

 

「ふ~む大将がこれじゃ下の馬が働きづらいなぁ…よし!後ろの二人よ!なんとか緑谷支えとけ!」

 

「「⁉」」

 

何を言っているのかと疑問に思った二人が考えようとしたその瞬間に木場山は青獅子のマスクをかぶり、一人大群の中に突っ込んでいった。

 

「うぉぉぉ!ド派手に行くぜ!」

 

「あいつ騎手捨ててこっち来やがった!あんなのありかよ!」

 

「でもアイツ一人倒せば緑谷の馬は二人、勝てるぞ!」

 

緑谷にたかっていた大量の生徒たちの視線は木場山に向いた。

木場山はその状況をニタニタと楽しんでいた。

一チームが木場山に個性を使用し足元にボンドのような液体を吐いた一瞬だった。

 

「これでもくらえ!ってあれ?おい!鉢巻なくなってんぞ!」

 

ボンドを吐いた生徒がいたチームの騎手が頭につけていた鉢巻は木場山の手に収まっていたのである。

 

「こいつは…って15点かよ!低いやつ取っちまった…なら他来いよ!」

 

その後も木場山の能力を把握しなかったチームはことごとく鉢巻を取られていった。

そして気が付くと得点を持っているチームは緑谷・上杉・爆豪・轟・物間・心操のみだった。

このまま試合はデッドヒートしていく…

 

 

~試合開始から5分経過~

 

ドゴン!!

 

「おいクソデク…そのライオンヤロウをぶっ潰すからどいてろ…それとも俺にぶっ殺されてぇのか?あぁん?」

 

「かっちゃん!めっちゃ怖いんだけど!」

 

「うるせぇ!とっとと点よこしやがれ!」

 

緑谷と爆豪がバチバチの争いをしている最中、他の場所でもある意味バチバチの争いをしていたがそこは冷戦状況だった。

 

「…あの轟君?あの時はゴメンって…悪気はなかったんだy…ってあぶな!無言で氷壁作らないでくれない?マジでこっちは女子二人に抱えてもらってるし、バイスいないから実質無個性だよ⁉」

 

「関係ないな…お前ヒーローなんだと思ってんだ?お前からは本気でヒーロー目指してるようには見えないな…飯田!」

 

「了解した!」

 

ほぼ無言で氷壁を作って襲ってくる轟を警戒していたせいで最速で今の俺たちを出し抜ける飯田をおろそかにしてしまった。

爆音と共に俺たちの鉢巻は奪われてしまった。

 

「しまっ…」

 

「うちが取り返すよ!変身!」

 

耳郎がスラッシュに変身して紫色のワンダーライドブックを聖剣に読み込ませた

 

ブレーメンのロックバンド!イエィ!錫音音読激!イエィ!

 

音符が飯田と八百万に命中し二人の平衡感覚を奪い轟は不安定になった影響でよろついてしまった。

海電はその隙を逃さずに轟の鉢巻を二つ奪った

 

「よし!これで二位は行ける…これは!点数の低い二人の鉢巻!俺たちのじゃない⁉」

 

悔しがりながらも突撃しようと焦って海電はバイスタンプに手を出そうとしたその時

 

「ターーーイムアーーーップ!そこまでだぜ!」

 

プレゼントマイクの試合終了の合図が鳴り響いた。

そして結果を受け取ったミッドナイトから得点の高い4チームが発表された。

 

「はい!お疲れ!これから上位4チームを発表するわ!第一位は爆豪チーム!第二位が轟チーム!第三位が上杉チーム!そして第四位が轟チーム!以上の4チームが最終種目に参戦となります!」

 

歓声に包まれながら各々思いを持ちながらこの結果と向き合っていた。

 

・緑谷チーム

 

「うららがざーん!どごやみぐーん!ぎばやまぐーん!やっだよ~!」

 

「おう!お疲れ緑谷!他の二人も頑張ったな!」

 

「う、うんそだねー木場山君もお疲れってデク君がどんどん沈んでいっとる!」

 

「だがまさか木場山…貴様が最後に爆豪の点を奪うとは驚きだ…」

 

 

・爆豪チーム

 

「あんのぉくそライオンヤロウ…最終種目で覚えてろよぉ…」

 

「まぁまぁ…落ち着きなよ爆豪君!その顔はギャラリーたちにはマイナスの印象になっちゃうよ!」

 

「るっせぇ!剣ヤロウはだまってろ!」

 

「爆豪!落ち着けよ!どのみちお前なら勝てるんだろ?なら今はチーム同士喜ぼうぜ!」

 

「そうだよバクゴー!今はこの観客たちにイェーイ!」

 

 

・轟チーム

 

「…」

 

「やりましたね轟さん!」

 

「君はもう少しうれしがったらどうかい?4位でもヒーローへの第一歩だぞ!」

 

「そうだな…どうでもいいが…」

 

「私はこのベイビーたちの研究にまた一歩近づけたので問題ありません!」

 

 

・上杉チーム

 

「なんか3位になっちゃったよ!やったね拳藤ちゃん!響香ちゃん!」

 

「って俺は俺!中々活躍してたっしょ⁉」

 

「あ~おつ!」

 

「ひっでぇ~お前女相手だとゆるくねぇ~?」

 

「でもやったね海電君!物間の作戦だったら負けてたねこれは!」

 

「あの人結局大した順位じゃなかったしね…」

 

「とりあえず最終種目頑張ろう!」

 

 

しばらくするとプレゼントマイクから次の指示が出された。

 

「スタジアムにいるスチューデント!そして今までの試合を見てたギャラリー!今から1時間のお昼休憩をはさんだ後に最終種目を行うぜ!それじゃあ!…イレイザー飯食いに行こうぜ…」

 

「そこは小声なんだな…」

 

こうしてお昼休憩が始まろうとしていた。

そしてこの1時間が海電の宿命の歯車を大きく動かすこととなる…

 

~スタジアム外屋台にて~

 

「うん!この綿あめもおいしいね!すばらしい!頑張りたまえ!」

 

「なんだあのへんなおっさん…」

 


なんとか続きが6月に出せてよかったです!アイデアは決まってはいたんですがどうしてもその先を考えすぎちゃっていざ書いてみると納得いかなくなってあれを直してこれも直してってやってたらこんだけ時間がかかってしまいました。

そして懐かしのあの人や変なおっさんも出てきてますが、次回のお昼休み編できっと海電君は分かってくれるはず!

 

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