友達0と俺っち悪魔のヒーローアカデミア   作:部タッ区

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荒ぶる竜巻は何処へ向かう

体育祭編活動再開!

 


 

夢を見ていた…あの日の出来事を…この世界がまだ平和であったあの頃を…

 

「また来たのかい?君は本当にヒーロー…いや、仮面ライダーって言ってあげた方がいいのかな?」

 

炎に包まれた街並みにぽつりと置かれた椅子に座っている黒い何かが炎の中から現れた仮面の戦士に語り掛ける。

炎を浴びながらふらつく仮面の戦士はその問いかけに答える間もなくその場で倒れこんでしまった。

 

「やはり君は仮面ライダーだよ…でもね、君は背負うものが多すぎた…もう戦う必要はないんだよ…もう君が守ってきた世界に人一人いないのだから…これも君があの時、僕を拒絶したせいだ…後悔しながら自分の人生を嘆くがいい…」

 

黒い何かが大剣を倒れこみ息をしてるかも分からない戦士に振りかざした。

 

(俺は…まだ諦めてない…まだ…あいつを救うんだ…あいつらも無事逃げれたのだろうか…)

 

あの頃を思い出す彼は朦朧とする意識の中で家族の安否を願い自分の人生の終わりを悟った。

 

 

 

「…でん…かいでん…海電く~ん!おい起きろって海電!」

 

「フガッ!…俺寝ちまってたのか…なんか変な夢を見た気がする…」

 

「お前、響香っちが出ていった後、顔真っ赤にして突っ伏してその数秒で寝てたからな!」

 

目を覚ますと半透明でありながら頭を叩き海電を起こすバイスの声が控室に響いていた。

海電は奇妙な感覚になりながらも目をこすり、大きく背伸びをしバイスタンプとドライバーを持って控室を出た。

 

「やっと来やがったな悪魔野郎!5分の遅刻だぞ!待たせんじゃねぇ!」

 

早歩きでステージに出るとそこには爆豪が闘牛の牛のごとく怒り狂って小さな爆発をバチバチとならして待っていた。

 

観客席では同じクラスメイトが二人の応援をしていた。

 

「あっ!見てみて!上杉君やっと来よったよ!」

 

「上杉さん5分ほど遅刻してましたが大丈夫でしょうか?」

 

「海電…」

 

「あれ?響香ちゃん…さっきから顔真っ赤だけど大丈夫?熱でもあるの?」

 

「つ、つるぎちゃん!大丈夫だから!ちょっと飲み物買ってくる!」

 

「?」

 

耳郎の態度に違和感を感じる剣だったがそれよりも隣の緑谷に目が行ってしまった。

 

「緑谷君?そのノート何?」

 

剣が尋ねると緑谷は眼をキラキラと輝かせて話し始めた

 

「これは雄英の人たちの個性や性格、バトルスタイルをノートにまとめて今後自分のスタイルにも組み込めると思って!特に今回の二人の戦い方は独特だからしっかりと見ないと!後、剣さんのことも聞きたいから時間があったらいいかな?それとそれと…」

 

話が止まらない緑谷に少し引きながらもヒーローに対する情熱に圧巻されているとプレゼントマイクのアナウンスが始まった。

 

「さぁ~て!遅刻していた上杉がようやっとステージに立ったことだし、試合を始めるぜ!まずは選手紹介!爆発クレイジーボーイ!爆豪勝己!対するは悪魔とバディ!コンビネーションは抜群のクレイジーボーイ!上杉海電!」

 

紹介が終わると雄英生徒親族席の方から大量のシャッタ音と大きな声が海電に響いた。

 

「海ちゃーーーん!頑張ってーー!」

 

「負けんじゃないわよーーー!」

 

「フーーン!モガモガーー!(海電!頑張って!)」

 

「姐さん…親バカすぎる…」

 

その様子を見てあの爆豪もしけたつらをしていた。

 

「てめぇも色々とあんだな…同情するぜ…」

 

その一言を聞き驚いた二人は動揺としていた。

 

「あの爆豪っちがそんなこと言うなんて…俺っち驚きなんですけど!」

 

「お前も色々あるってことだな…なんか仲良くなれそうな気がするけどな…」

 

「うるせぇ!これはこれだ!こっからは全力でぶっ潰す!」

 

互いの思い?がぶつかろうとしている中、プレゼントマイクの試合開始の合図が今放たれた。

 

「それじゃあ試合!開始だーーーーー!」

 

「行くぜバイス!」

 

「おう!」

 

「「変身!」」

 

仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!

 

二人は仮面の戦士に変身した。

 

「来いよ仮面ライダー…」

 

三人の拳がぶつかると爆音と共に衝撃波がスタジアム全体に広がった。

衝撃波が晴れると爆豪は最初の標的をバイスに絞ったのかリバイの攻撃をうまくかわし、バイスに攻撃を当てていく。

 

「おい!俺を無視すんなよ!」

 

「うっせぇ!てめぇは後だ!」

 

爆豪がバイスに集中砲火していると後ろでサポートに回っていたリバイにある変化が起きた。

リバイの体から炎が噴出し、リバイを包み込んだ。

 

「…ッ⁉全身が熱い⁉グああああ!」

 

「なんだなんだ!上杉の全身が燃えてんぞ!大丈夫か!」

 

「おい!海電!レックスにそんな能力ないだろうが…ってなんか俺っちきえt…」

 

情報が追い付かない中、リバイを助けるために向かったバイスも粒子になって消えてしまった。

 

「ぐぅぅぅ…ああああ!」

 

「どうなってやがる…おい!ミッドナイト!」

 

流石にまずいと感じた爆豪はミッドナイトに試合中止を申し出た。

すると燃えるリバイのホルダーから一つのバイスタンプがリバイの前に現れた。

 

「…ッ⁉これは…あのおっさんがくれたスタンプ⁉もしかして今使えってことか?」

 

その様子をある研究室で見ていた研究者がモニターを持ち上げて動揺していた。

 

「ガッデム!なぜ彼があのスタンプを持っている!あのスタンプはドクターHが廃棄したはず!」

 

研究者が動揺していると後ろからカリバーが現れた。

 

「プロフェッサーJあれは?」

 

カリバーが尋ねるとプロフェッサーJはそのスタンプの全容を答えた。

 

「あれはリヴァイアサンバイスタンプ…かつてドクターHが作った悪魔を完全なエネルギーとして使うことができるいわば人類最強のバイスタンプだった…しかしあれは私のドライバーに拒否反応を起こしてしまってね…一度使用すると他のスタンプが使用できなくなるため廃棄処分したんだがね…」

 

「ですがそれで強力な力が手に入るならいいのでは?」

 

それを聞いたプロフェッサーJは顔を曇らせた。

 

「それだけならね…だがそう甘くないのさ…あれは悪魔の力を100%引き出す代わりに自分自身を悪魔に変えてしまう…そうなると周りのことが見えなくなって最悪悪い方向へ道を踏み外してしまう可能性がある…」

 

「でもいったい誰がそんな危険なものを?」

 

「まぁ心当たりはないわけじゃないけどね…」

 

「?」

 

「もし彼がかかわってるならきっとドクターHが黙っていないだろうが…」

 

プロフェッサーJはそう言いながら再度モニターを見つめなおした。

 

 

「やってやるよ!」

 

リバイはレックスバイスタンプを引き抜くと宙に浮くバイスタンプを起動した。

 

リヴァイアサン!ストリーム!

 

「行くぞ!」

 

カモンカモン!リヴァイアサン!レッツゴー!カモンカモン!リヴァイアサン!レッツゴー!

ノーバディアップ!

 

レバーをはじくと天候が大きく変わり、空から竜巻がリバイを包み込んだ

 

アヤツル!マキトル!ウバイトル!悪魔の力はマイパワー!

仮面ライダーリバイァァァァァッサン!

デストロイ…

「…っ!あいつ何がどうなってやがる…」

 

竜巻が晴れるとそこにはカーキ色に毒々しい紫の色のリバイがうつむき顔で立っていた。

 

「…」

 

イレイザー含め観客まで何が起きているのか分からない中、爆豪はただ一点を見つめていた。

そう、普段のあの明るい海電をうるさいほど見ている彼はあの覇気のない姿のリバイに違和感を感じ警戒を緩めていなかった。

 

「おい!何か喋れや!さっきからお前らしくねぇじゃねぇか!」

 

「…」

 

沈黙を貫いていたリバイが爆豪の一言を聞いた途端、何かを感じたかのように腕を天に掲げた。

 

「⁉」

 

再び天候が荒れ始め、竜巻がリバイの腕に収束していく。

その様子を見ていた爆豪は再度ミッドナイトに警告を出した。

 

「ミッドナイト!あいつ正気じゃねぇ!今すぐ中止にし…グハッ!」

 

言葉を言い終わる前に爆豪はリバイの拳を受け、ステージ場外に弾き飛ばされた。

そのまま爆豪の意識は闇へと消えた。

 

「おい!こりゃ普通じゃねぇな!ギャラリーたち!今すぐヒーローたちの指示のもと外へ向え!」

 

ヒーローたちの指示によりステージから退却していく観客たちは不穏なリバイの姿に驚愕する者もいればその強さを評価する者もいた。

 

「あんなのヴィランみたいじゃん…」

 

「結構かっこよかったんだけどなぁ…」

 

「あの力さえ制御できればうちに欲しいな!」

 

ヒーローたちの迅速な対応によってほぼすべての観客がステージ外へ避難すると一部のヒーローたちは爆豪を吹き飛ばしたリバイを包囲した。

 

「できればそのまま立っていてくれると助かるんだが…」

 

「ブラド!そいつは俺の生徒だ!下手にとらえるんじゃねぇぞ!」

 

「分かってる!」

 

ただ立ち止まるリバイに赤いヒーロー着を着たブラドキングの個性「操血」によりリバイの全身を包囲した。

 

「よし!これであいつを捕縛する」

 

「…」

 

「あとは私の個性で眠らせれば…」

 

ミッドナイトが自身のタイツを破き個性を発動しようとしたその瞬間、立ち止まっていたリバイが活動を始めた。

 

グァァァァァ!

 

「何っ!俺の操血を抜けただと!」

 

繋がれていた血の縄をほどくとリバイは他のヒーローに目もくれず地に伏した爆豪目掛けて走り始めた。

 

「あいつ!まだ爆豪のこと狙ってんのか!」

 

爆豪への攻撃を阻止しようとブラド・セメントス・スナイプ・ハウンドドックが止めようとするとそれを認識したリバイは彼らを敵と認識した。

 

ジャマヲスルナ…オレハコイツトタタカウ…

 

リバイは全身の放出孔から竜巻を出現させヒーローたちを捕縛しそのままステージ外へ弾き飛ばした。

 

「俺たちには目もくれずか…」

 

「急いで戻るぞ!このままだと爆豪が危ない!」

 

しかし、リバイはその行動すらも想定済みだった。

ステージ上には一般人では到底入ることの出来ない巨大な竜巻が囲ってしまっていた。

 

「これじゃあ入ることもできないわね…」

 

「くっそ!どうすれば…」

 

完全に詰みとなってしまい、焦るヒーローたちのもとに一人の少年が立ち上がった。

 

「おいあんたら!どうやらお困りのようだな!」

 

黒いリボンを腕に巻いたピンクの髪の少年がヒーローたちを励ます。

 

「君!どこから来たんだ!今は危険だから避難するんだ!」

 

ヒーローたちが彼を避難させようとしたが彼はそれを無視し、ローラー状のメリケンを取り出した。

 

「いいのかトウジ…ここで変身するのはいい判断だとは思えないが…」

 

「いいんだよ!それよりもあいつと戦ってみたいってだけだし!」

 

すると彼はドライバーを取り出し腰に巻いた。

それは上杉海電が持っているドライバーと同様のものであった。

 

「それは上杉が持っていたドライバー⁉なんでお前が⁉」

 

驚くイレイザーに彼はニヤリと笑い指をはじいた。

 

「それはノーコメントで!さぁてショータイムだぜ!」

 

リバイスドライバー!

 

「行くぞ!バイス!」

 

「あとで飯おごれよ…」

 

オレサマスイッチワンパンチ!

 

メリケンのトリガーを押すと自身の腕に転がしドライバーに押印した。

 

カモン!ババババイス!ローリング!バイバイバイス!

 

「変身!」

 

バイスアップ!ガッツリ!ノットリ!クロヌリ!仮面ライダーリバイス!バイス!バイス!バイス!

黒い霧が晴れると漆黒に身を包んだリバイが姿を現した。

そのまま黒いリバイは竜巻に構わずに中へと突っ込んでいった。

 

~ステージ場内~

 

竜巻の中ではリバイが意識を失っている爆豪の首を持ち上げ、再び腕に竜巻のエネルギーを集めて彼の顔に一撃をくらわそうと大きく振りかぶった。

その一瞬、何者かがリバイの腕を掴み止めていた。

 

ダレダ…

 

リバイの一撃を止めたのは黒いコウモリをかたどった戦士エビルだった。

 

「悪いな…お前を止めれるのは俺だと思ってな…すまない…」

 

オマエヲタオシテバクゴウトタタカウ…

 

「だが、お前を人殺しにすることはあいつのためにもさせるわけにはいかないんだよ」

 

エビルはエビルブレードをリバイに向けた。

するとリバイは邪魔者であるエビルに戦いの構えを取った。

そこへ竜巻から脱出した黒いリバイがステージの客席に降り立った。

 

「ありゃ?誰かすでにいるんだがあれって仮面ライダーか?」

 

見つめる先では暴走するリバイとコウモリの戦士エビルがすでに戦いを始めていた。

 

ジャマヲスルナヨ!オレハタダアイツトタタカイタイダケダ!

一撃一撃が本気なのかエビルがその攻撃を受けるごとに鈍い音がステージに響く。

 

「フッ…これまた随分とやばいもん作っちまったな…」

 

「大丈夫か…あいつ助けるべきだと思うか?」

 

戦いを見ていた黒いリバイはどこかへ語り掛けると体を震わせ先ほどとは異なる話し方で話し始めた。

 

「あいつ…何やら目的があるような戦い方をしてる気がするがこのままだと犬死確定だな、俺様はあいつを助ける」

 

再び体を震わせ元の話し方に戻った。

 

「よっし!行くか!」

 

彼はステージを飛び降り、二人の前に立ちふさがった。

 

「ジャックリバイス⁉」

 

驚くエビルはジャックリバイスはスタンプの詳細を尋ねた。

 

「君、ローリングバイスタンプをどこで?だが助かる!」

 

「それはノーコメントで!それよりも何か策があるんだろ?」

 

「あぁ…あいつを救う方法は…ライダーキックでバイスタンプの機能を停止させる!そのためにはあいつの力を全て使わせクールダウン状態にする必要がある!」

 

「とりあえずあいつの力を全て使わせればいいんだな…よ~し!この世界の仮面ライダー!俺と勝負だ!ってあんた…なんか懐かしい感じがするなどこか暖かいってかなんて言うか…」

 

「フッ…なんだよそれ…俺は少なからず君は知らないな…行くぞ!」

 

仮面ライダー同士の戦いが今始まろうとしていた。

 

 


いきなりこんな事態になるとは…次回もボリュー三―です…

 

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