仮面ライダーギーツまで後2日か…
「…ってかれこれ20分ぐらい戦ってんのにあいつどんだけタフなんだよ!本気で力尽きるタイミングあんのかよ!」
「はぁ…はぁ…もう少しのはずだ…もう少しで」
「あの様子だと本気で俺たちを倒しに来てることからそれに耐えてる俺様達も中々タフだと思うが…」
「てかバイス!お前は少しぐらい変わって戦ってくれよ!」
「腹減って力が出ない…任せたトウジ」
竜巻が立ち込める中、ステージ上ではリヴァイアサンバイスタンプにより暴走したリバイとそれを止めるためにジャックリバイス・エビルが戦っていた。
ドウシテオレノジャマヲスルンダヨ!…グァァァァァ!
「お前を止めてやることが使命なんでな!リバイ!」
「本当にあの人とリバイの関係ってなんなんだ?」
暴れるリバイは薄れた意識の中でただ目の前にいる二人、邪魔者を、障害を蹴散らすこと以外考えていなかった。
そして自身の感じるままにドライバーのレバーをはじき足にエネルギーを足に収束させ始め宙に飛んだ。
リヴァイアサントルネードフィニッシュ!
ブッツブレロォォォォォ!
ジャックリバイスはリバイの強力な一撃を防ぐため防御の構えを取ろうとした瞬間、エビルがジャックリバイスの体を弾き飛ばし、身代わりになった。
「どけ!あの一撃は俺が抑える!」
「抑えるってあれ喰らったらあんたひとたまりもないだろ!」
「問題ない!むしろエビルよりもジャックリバイスの方がキックの威力は高い!君に任せた!」
エビルはジャックリバイスに心配されながらもそのまま空中に飛んだリバイを前に自身のドライバーのバイスタンプの天面を押し、トリガーを引いた。
必殺承認!バット!ダークネスフィニッシュ!
「だぁぁぁ!」
リバイのキックとエビルの衝撃波がぶつかり合った瞬間、ステージを包んでいた竜巻がかき消され青空が顔を出した。
フシュ―‼
二人がぶつかりあっていると突如としてリバイの体から蒸気のようなものが漏れ出した。
その様子を目の前で見たエビルはジャックリバイスに合図を出した。
「今だ!ライダーキックを発動しろ!」
「待ってたぜ!さぁフィナーレだ!だりゃぁぁ!」
ローリングスタンピングフィニッシュ!
100%の力を込めエビルにライダーキックをぶつけていたリバイはジャックリバイスのライダーキックに気づかずにもろにダメージを受けた。
そのままリバイはステージの壁に吹き飛ばされ変身が解け、元の海電の姿に戻るとバイスタンプは行き場を失ったかのようにどこかへ飛んで行ってしまった。
「ふぃい~これでミッションコンプリートかな?」
ジャックリバイスが戦いが終わり安堵の背伸びをしようとすると体を震わせ別の人格が姿を現した。
「おい…あいつのあの姿は何だ?新しい姿か?」
体を震わせ元の人格に戻ったジャックリバイスはドライバーからバイスタンプを引き抜き、元の姿に戻るとリバイのキックに耐えたエビルの姿に驚愕した。
「おいおいおい!あいつ…」
立っていたのは変身が解けたエビルであることは明白だったがそこに人の姿はなく、全身がボロボロになった機械のアンドロイドであった。
「あいつ機械人間だったのかよ!」
驚きながらもそのアンドロイドに近づこうとすると上空から大蛇が青年の前に現れそれは人型にとどまった。
「今度は蛇人間か⁉」
蛇人間はあっけにとられた青年の顔を見るとアンドロイドに近づきそれを懐かしむように頭をなでるとアンドロイドを担いでジャックリバイスに答えた。
「驚かしちゃったみたいだね~ごめんごめん、僕はスターク…ブラッドスターク!これはどかしとくから君も早くここから離れた方がいいよ!そろそろここのヒーローさんがやってくるからね!じゃっ僕は失礼するよ」
するとスタークは自身が持っていた銃のトリガーを引き噴出すると煙が彼らを包まれ、煙が晴れると青年の前から姿を消した。
「まじであの人なんだったんだ…ってそんなこと言ってる場合じゃない!この場を離れないと!」
「もう遅いな…トウジ見ろ…ヒーローが来てる…」
ローリングスタンプにいる悪魔がトウジに分かるように動くとその先には竜巻が晴れては入れるようになったためやってきたイレイザーをはじめ、多数のヒーローがトウジの姿を確認した。
「あの子は!君がこれをやったのか⁉」
「あれは上杉君か⁉彼もかなり傷があるみたいだ!医療班!急いでくれ!」
ヒーローたちが各々するべきことをしている中、捕まりそうになったトウジは自身の腕についたブレスレットを起動させるとトウジの前にドアのようなものが現れた。
「この隙にここから逃げるぞ…」
「ここのうまいもんたこ焼きぐらいだったな…トウジ」
こうしてトウジはこの場から離れることに成功した。
~雄英高校から離れた商店街の裏路地~
先ほど脱出したスタークは壊れたアンドロイド持ち変身を解いてとある人物とコンタクトを取ろうと電話をかけていた。
「う~んマスターでないなぁ~仕方ないか…って本当にこれ重たいなもう~急いであそこに戻らないといけないのにさぁ…君、もう少し軽くなってくれないかなぁ~」
アンドロイドの重量に怒りを覚えながら裏路地を歩いていると色付きメガネをつけアロハシャツを着たひょうきんな人物が目の前に現れた。
「よっ!お仕事お疲れさん!うち上がってくだろ?今日もうまいコーヒー仕入れたからさ!どうよ?」
彼はスタークだった人物を誘うついでに壊れたアンドロイドを持ち上げ彼のカフェへと歩き出した。
「あっ!マスター!どうして電話したのに出なかったのさぁ~それに今日は忙しいからいけないんだよね~また今度で!それは任せたよ!じゃ」
「ガビーン!まじかよ~これ、あいつに直させるための機嫌取りが大変なんですけど…まぁいっか!」
スタークだった人物はそのまま裏路地から走って出て行ってしまい、置いていかれたマスターはアンドロイドを抱えながら自身のカフェに戻っていった。
~雄英高校~
海電が起こした一連の事件を受けて教員たちの緊急会議が行われた。
この結果、現状では海電の意識は戻っておらず爆豪も怪我が目立つため棄権となり他のトーナメントはセメントスのステージ補修が終わり次第再開されることが決まった。
観客も生徒もすべて席に戻り先ほどの体育祭に戻った。
「ステージ補修してっから今のうちにトイレ行っとけよ!てかあの後どうなったんだイレイザー?」
「ノーコメント…」
「冷てぇ奴だぜ!」
事件が終わった後、海電と爆豪は治療室に連れていかれリカバリーガールの治癒を受けてそのままベットの上に並べられていた。
二人を心配した剣や耳郎たちも治療室に入ろうとしたが、現状を踏まえてリカバリーガールは親族のみの入室を許可した。
「あ~海電が心配なのにリカバリーガール、入れてくれないなんて!現状ってなによ!もう一回行ってくる!」
「うちも納得いかない!一緒に行くよ!」
「ダメだよ!剣さんに耳郎さん!心配しなくてもかっちゃんも海電君も強い人だから大丈夫だからリカバリーガールに任せよう!」
「ダメ!緑谷君はまだ爆豪君のことは分かるだろうけど海電のことはまだ知らないでしょう!私が一番分かってるからそこをどいて!」
「う…うちも」
ブレーキがない二人を緑谷が必死に止めているとそこへ連絡を受けた二乃と五月が急ぎ足で現れた。
「剣ちゃんたちどうしたの⁉なんでそこで立ってんのよ」
「二乃さん!」
「二乃…さっき教員会議で二人の面会は体育祭混乱を招く可能性があるから親族のみって言ってたからそれで止められてるんだと思う」
「中野先生!が二人⁉」
緑谷からみると姉妹である二乃と五月は同じ人物にしか見えなかったためその様子に腰を抜かしてしまった。
するとその隙をついた剣と耳郎が緑谷の腕をほどき、治療室に走っていってしまった。
「あっ!剣さんたち!」
走っていった二人を追いかけようとした緑谷を五月は肩を叩き止めた。
「あの子たちは私たちに任せて」
「でも…」
なんやかんやで緑谷自身も二人のことが心配であったのかその場から動こうとしなかった。
その緑谷の様子を見た二乃が彼の背中を叩いた。
「大丈夫よ!あの子は昔から何とかなってきたんだから!それに海電なら君は君のやるべきことをやれ!って言うと思うわ、だから安心して君は次の試合に臨みなさい」
その言葉に緑谷は海電の影を感じ前を向くことを決心した。
「…!そうですよね…僕も海電君のように頑張ります!ありがとうございました!そして二人のことお願いします!」
二人の心配を吹っ切れた緑谷は二乃と五月に頭を下げ、控室に戻っていった。
控室に戻りストレッチをしているとあることに気がついた。
「あれ?次って耳郎さんじゃなかったっけ…」
その後、飯田が家庭の事情で棄権したことによりそのまま耳郎が勝ったことになった。
二乃と五月が治療室へ到着するとドア前では緑谷を振りほどき先に走っていった剣と耳郎が会議終わりの羽場徒に道をふさがれていた。
「お父さん!ここ開けてよ!ねぇ!聞いてる!」
「フハハハハハ!これを開けれないなら聖菜もまだまだだな!そんなんじゃ試合にも勝てないぞ~」
「剣先生⁉これはどう言うことでしょうか…」
五月が羽場徒に尋ねると彼は口を大きく開けて笑いながら答えた。
「ハハハハハ!ヨッ中野先生会議ぶりだな!さっき根津校長直々にこの場所の警備をお願いされてな!そしたら釣れたのが自分の娘だったとは思わなかったがねフハハハハハ!」
「は、はぁ…」
そう言いながら羽場徒は二人を治療室へ案内した。
中へ入るとベットで人形のように眠っている海電と目を覚ましグチグチと文句を言う爆豪がリカバリーガールに看病されていた。
「おいリカバリーガール!なんで俺が棄権なんだよ!まだ俺は戦えるって言ってんだろうが!」
「あんたねぇさっきまで両腕の粉砕骨折と肋骨が肺に刺さりかけてたんだよ、後少し治療が遅かったら大変なことになってたさね」
「今は何ともねぇわ!てめぇもいつまで寝てんだ!とっとと起きやがれ!」
自身が棄権になったことに腹をたてた爆豪は眠っている海電の体を大きく揺さぶった。
その姿を見たリカバリーガールを喝を入れるため自身の杖で爆豪の頭を全力で叩いた。
「あ、あの…リカバリーガール?A組副担任の中野です、爆豪君と海電の様子を見に来ましたのですが海電の容態は?」
「あーあんたかい、爆豪はこの通りチューで何とか治ったんだけどね…彼はかなりひどくて外に立ってるファルシオンの個性で何とかここまで持ってくることができたさね…だから目を覚ますのも何回か治療しないとね…」
「そうですか…」
「でも無事でよかったわ…」
重症ではあったが大事には至らなかった海電に安堵すると治療室のドアが再び開いた。
「海ちゃん⁉」「勝己⁉」
ドアを開けたのは一花と爆豪の母光己であった。
二人は爆豪たちを見るとほっとしたように緊張の顔を緩めた。
「ババァ⁉なんでここいんだよ!」
「試合席であんたがぶっ飛んだの見たからよ!たく…あんたがもっと強ければこの子も助けれらたってのに!」
「知らねぇ!いきなり殴られたんだから俺は負けちゃいねぇんだよ!」
「うるさい!元気ならとっとと戻るよ!」
「言われなくともそうするわ!」
光己に言われながらも爆豪は包帯を外し治療室から出ていった。
治療室が静かになると一花は二乃と五月から海電のことを聞くと彼のベットに座り、優しく頭を撫でた。
「頑張ったんだね…」
「てか一花!あんたあの後どこ行ってたのよ、ステージ外に出ていったときに用事があるって他の所行っちゃたし」
「ごめんごめん、仕事の電話がいきなりかかってきちゃってさどうせ外だからついでにと思ってね~三玖はどこ行ったの?」
「あの子は屋台を締めに行ってるわ、どうやら私たちよりも先にここに来てたみたい」
姉妹でにぎやかにしているとリカバリーガールがため息をつきながら杖を全員に叩いた。
「あんたらいくら甥っ子の前だからって騒がしくしてるなら各々のところに戻りなさいな」
「「「はい…」」」
二乃と五月は各々の仕事に戻り、一花だけが治療室でリカバリーガールと海電の様子を見ながら話していた。
「あんたはいいのかい?」
「あはは…こう見えて海ちゃんと一緒に住んでますし同居人なんできちんと見てあげないと…それに…」
「それに?」
一花はその後何か言おうとしたがそれはリカバリーガールには言わなかった。
そして海電が目を覚ましたのは職場体験の1週間前であった。
この一連の話が進む中、ステージでは轟と木場山の試合が行われようとしていた。
「さぁさぁ!上杉のこともあったがステージの改修が終わって次の試合を再開するぜ!てか今回棄権するやつ多いな…まぁそんなことはさておき!今回の対戦カードは!エンデヴァーの息子で推薦者の轟焦凍!対するはサポート科の超新星!蒼きタテガミたなびく木場山連子!」
「木場山?お前緑谷と騎馬戦のチームだったライオン仮面の奴か…関係ないが俺に負けても文句はでねぇと思うから安心しろ…」
「はっはっはっはっは!よく吠えるな!残念だが俺を倒すことができるのはたった一人!そしてお前にヒーローを名乗れる力があるか試してやる…」
木場山は話し終えると腰からドライバーを取り出し観客に見せつけるように天に掲げた。
そのドライバーを見た轟は驚愕した。
「そのドライバー…剣と上鳴が持ってるのと同じ⁉」
「フン!こいつでオマエをぶった切る!」
轟は表情の変わらない木場山に気味悪さを感じ冷気を纏い、戦闘態勢をとると突然木場山の表情が変わった。
「冗談はさておいて…いくぞ」
木場山がドライバーを腰に巻くとポケットから青いワンダーライドブックを取り出しそのブックを開いた。
この蒼きタテガミが新たに記す気高き王者の戦いの歴史…
ページを閉じブックをドライバーに装填するとそのままバックルから聖剣を引き抜いた。
「変身!」
流水抜刀!ライオン戦記!
流水一冊!百獣の王と水勢剣流水が交わる時紺碧の剣が牙をむく!
水のベールに包まれそこから姿を現したのは水の剣士仮面ライダーブレイズだった。
変身したブレイズは警戒する轟に剣を向けると雄叫びを挙げた。
「うぉぉぉぉ!ド派手に行くぜ!トドロキィ!」
「こい…」
異なる志を持った二人が今ぶつかる。
はい…木場山は2章の1話のみの登場キャラだったのですがまさかのここにきて聖剣引っさげて登場です!
轟とどうゆう戦いするんでしょうね?
それとそろそろ体育祭編終わらせたい…