どうも!今回からはヒロアカのレールにようやく海電達が乗っかります!まぁ今までがプロローグだったという事です!これから始まる物語はどのようになるのでしょうか?どうぞ!
後○〜サイドは基本的に海電サイドと敵側サイドに分ける予定です!
○海電サイド
ヒーローを目指すことを決めたあの日から早くも2ヶ月…とは言っても学力に関しては全教科満点なので問題は無し…後の不安点は…
「バイス…お前が個性なのはわかったけど、実際の所何ができるんだ?特に今まで変わったことが無いのだが…」
「俺っちはバイスタンプが有ればいつでも実体化できるぜ!後はカンニングぐらいだな!」
「カンニングはいいや…てかバイスタンプ?なんか新しいハンコか?」
「ヤバっ!やっぱりウッソでーす!本当は人に悪口が言える個性でーす!本当だよ!」
明らかに怪しすぎる態度に俺はバイスタンプについて考え出してしまい、机に突っ伏してしまった。すると突然俺の頬に熱い何かが当てられた。
「アッツ!絶対にほほが焼けた!焼き印だ!」
俺に焼き印をくれてやったのはいつも俺が突き放していた赤髪のあいつだった。
「やあ!海電!最近はきちんと授業受けてるじゃん!関心関心!これ差し入れ!好
きだったよね抹茶ソーダ!」
(いつもの俺ならきっと逃げて終わりだろうが今日は違う!変わるんだ!)
俺は剣が渡した抹茶ソーダを手に取った。そして何気なく自然な会話を目指して言葉を発した。
「抹茶ソーダがホットで売ってるなんて…ありがとな「剣」…」
その一言が教室全体を戦慄させた…そう俺は言ったのだ…他人の名前を…剣の顔はさっき俺に焼き印を当てた場所以上に赤くなっていた。
「⁉︎えっ海電今なんて!もう一回!もう一回だけ!ねっ?」
「あ〜だから嫌なんだ他人と関わるのは」
名前をいっただけだが、剣はものすごく嬉しかったのかいつもの5倍は話してくる。すると黙っていたバイスがマスク越しに口を開いた。
「でも言えてよかったじゃん?6年間の沈黙を破る海電氏そして涙するバイス氏…な〜んつってフハハハ!」
バイスに言われて腹は立つが正直前を向けるようになったのは大きな進歩だと自分でも実感した…したのは良いが…
「俺のこともわかる?」
「俺も俺も!」
「私も覚えてるかな?」
そんなに名前を覚えてもらえるのって嬉しいのか?俺のクラスでは「俺・私は海電に覚えられているのか」という名の質問攻めが始まった。挙句の果てには担任まで出てくる始末である。
「マジでどうすんだよ!俺はもう帰りたいんだ~!」
そう思っていると剣が俺の手を握って教室の外へ連れ出した。
「いきなりなんだよ…」
「いいからこっち来て!」
いわれるままに手を握られ、俺らはいつもの屋上に来ていた。
「で俺に何か用か?そんなに俺に名前を言われて嬉しかったか?」
そういうと剣はムスッとした顔で俺に話した。
「嬉しかった!けどさ…なんでみんなのこと覚えていないって嘘ついてたの?」
「えっ…そんなはずないよぉ~土曜日にちょっとあることがあってクラスの名簿を覚えただけだよ~」
いきなり手を掴まれて尚且ついきなりこんなことを言われて硬直状態の俺に剣はこう答えることしかできなかった。
「なんで?そんなんじゃそりゃ友達もできないよ…本当に心配してたんだよ…」
「えっ…」
いきなりそんなこと言われてもと思っていた矢先、剣が泣き出した
「うわ〜海電が女の子泣かせた〜やーいやーい女の子泣かし〜!センセーに言っちゃお~」
バイスに女を泣かせたと馬鹿にされたがそんなことはどうでもよかった。そして今まで話せなかったことを今まで話してくれていた剣に話した。
「俺、いつも他人と話すことがあまり得意じゃなかったんだ…それに友達がいなくても別に何とかなったし、それに親のことがあってから他の人との付き合い方がわからなかった…」
「……」
自分の苦手だった部分を話している中、剣は静かに俺の話を聞いてくれた。なんやかんやバイスも…
「でも俺にも前を向く理由ができたんだ!そうヒーローになりたいっていう夢が出来た!だからもう他人から目を逸らさないって決めたんだ!だからみんなのことを言ってみた…だから…ごめんなさい!」
「⁉」
「ウワォ‼︎驚き桃の木バイスの木〜!」
親戚以外に謝ったことがなかったため、剣はとても驚いていた。しかし、どうやら剣はまだ何か思うところがあったらしく、顔をしかめていた。
(これじゃないならあのことか…)
すると剣は泣くのをやめて俺に本音をこぼした。
「別に謝ってほしい訳じゃないんだ…私は」
(やっぱりな…)
「約束のことだよな?」
「⁉︎」
このことが正解だったのか剣は今度こそ本気でびっくりしていた。
(そうだよな…あの約束は6年前のものだからな…)
「どんなことがあってもどちらが何かあったら助け合える中でいよう…その約束だけは絶対に破らなかった…覚えてた…だからこそ、そのことを重りにしてしまった事に対して謝るんだ。本当にごめん…」
俺は深く礼をして剣に謝った。剣の眼にはまた涙が出てきていた。
「もう良いよ。みんなの所に行ってあげてよ…みんな覚えてくれた方が嬉しいから…ね?私も一緒に行くから…」
「わかったよ。ありがと!」
「良い話ですね!これは…素晴らしい!俺っちもう泣きそう!もう泣いてるけど…」
その後みんなの所に行きみんなに今までのことについて剣も一緒になって謝罪してくれた(バイスも見えないけど謝ってくれた)。しかしみんなもまた、逆に俺に負い目を感じてたみたいで謝罪してきた。なんかこれが学生なんだぁそう思った中学3年生海電である。
放課後、剣と下校することになり俺がどうしてもやりたかったことに付き合ってくれることになった。まさかこんな日が来ようとは…忘れ物を取りに教室に戻ろうとすると4人の学生が見えた…
「かっちゃんそれを返してよ!」
ぼさぼさ頭の取り巻きに抑えられているそばかすの少年が何かを取り返そうともがいていた。するとぼさぼさの髪の少年が声を荒らげてそばかす少年に言った。
「うるせぇ!無個性のお前がヒーローなんて目指せる訳ねぇーんだよ!」
俺はその様子をドア越しから眺めていた。そしてかっちゃんを名乗る少年がそばかす少年のノートを奪っていたことを確認できた。
「こんなことするやつまだいたんだな…でも俺が行っても結果は変わらないか…」
そう思いその場を立ち去ろうとした瞬間、ぼさぼさ少年がとんでもないことをして
俺の怒りはMaxになった。
「こんなもの持ってても無個性のお前なんかが意味ねぇんだよ!」
「BOON‼︎」
その音が何をしたのか理解するのに時間は無かったそのそばかす少年が持っていたノートを個性を使い爆破させたのだ。そしてそのノートを窓から投げたのだ。俺の今最高潮に幸せな日になんて事しやがる…俺の中の何かが切れた.
「流石にありゃ…あり?海電くんは何処でしょう?…⁉︎あっ」
バイスが目を離した隙に海電は爆豪の目の前に立っていた。
「おい!なんでそんな酷いことが平気で出来んだよ!会話を聞いた感じ、お前ら知り合いだろ!仲良く出来ないのかよ!」
怒りを載せて言うとぼさぼさ少年はこう言った
「あぁん?お前何言ってんだ?こいつが無個性で俺と同じ土俵に入ろうとしたから邪魔しただけだろうが!それによく見ればお前、友達0人で有名な上杉海電君じゃないですか〜確かお前も無個性だったよな! おいデク‼︎よかったな!無個性友達ができて~」
ぼさぼさ少年は俺とデク?に向かってそう言ったそして立て続けに
「まさかとは思うがお前も雄英高校目指してますとか言わねぇだろうな!」
そう挑発するぼさぼさ少年に対し俺は…
「良いぜ受けてやるよ雄英!コイツと一緒になぁ!」
そう言って俺はデクを指差した
「面白れぇ!運動神経抜群のお前はまだしもヒーローの癖しか書けない無個性マンが受かる訳ねぇんだよ!やってみろやクズどもが…」
そう言い残しぼさぼさ少年とその一派は去って行った。するとそばかす少年が俺に近寄ってきて声を掛けてきた。
「さっきはありがとう!なんか助けてもらっちゃって…あっ僕は緑谷 出久っていうんだ。君は確か上杉海電くんだよね?」
(俺ってそんなに有名人だったのか⁉)
そう思いながらも平常心で答えた。
「全然良いよ!俺もさっきまでこんな他人と話せてなかったから…」
そう話が盛り上がっているとバイスが割って入ってきた。
「なぁ海電、剣との約束の時間もう過ぎてね?それともあの時計壊れてる?」
バイスが指差す方を見ると時間は16時35分をさしていた。
完全にやらかしたこともあり見る見るうちに青ざめていることが実感できた。俺はすぐに緑谷に一言添えて走り出した。
「すまん緑谷また今度な〜!」
「うっ…うん!またね!」
「ってかバイス!なんでもっと早く言ってくれないんだよ!」
「だって良い感じだったじゃん!俺っち後半無口だったし…」
「クッソ早く行くぞ!」
「アイアイサー!」
何やら独り言を言ってる海電に対して緑谷は彼に少しだけ勇気をもらった気がした…
どうでしょう!4話にしてついにヒロアカのレールに乗っかりました!なんと、実は海電と剣は緑谷達と同じ中学であることが判明しました…まぁそうする事が一番面白そうですからね。 次回はエージェントDがあの日何をしたのかと繋がってきます!ご期待ください!