エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(Rルート) 作:さつまいもキング
海の上を飛ぶ一機のヘリコプター。
その中には3人の少年少女、1人の赤い制服に身を包んだ女性が座っている。
「知らなかったな。他の国でもエヴァを造ってて、僕らの他にもパイロットがいたなんて。2人は知ってたの?」
「えぇ。シンジくん達の来る前から聞いていたわ。」
「俺も一応聞いてはいるが、名前はどころか性別も知らないからなぁ。(まぁ嘘だけど)それにしても、すごい景色だな。」
眼下に広がるのは、布で隠した巨大な荷物を運ぶ大型輸送艦、その周りには護衛艦や空母が見事な陣形を作って海を進んでいる。
護衛艦に着艦したヘリ。
その中からミサト、シンジ、ケンが出てくる。
ケンはすぐに歩き出すことはなくヘリの方に振り返り、降りて来るレイにそっと左手を差し出す。
差し出された左手に右手を重ね、ゆっくりと降りるレイ。
2人の周囲には海から流れる潮の匂いなど気にならないほど甘い空気が漂っていた。
「んもぅ!海デートの気分で来てって言ったけどイチャつきすぎよ?」
ミサトがニヤニヤしながらからかうように言う。
最も、2人だけの世界に入った彼らには届いてないが…
「そだ、シンジ君は好きな子とかいないの?」
「え?!ぼ、僕はそんな!好きな子なんていませんよ!」
いきなりの言葉をうまく受け流せず誤魔化すような返事をしてしまうシンジ。
「そうなの?中学生の男の子なら彼女の1人や2人欲しいと思うけど。」
「1人や2人って…それもう浮気じゃないですか…それに、僕はそういうの無いですから。」
「あら、そうなの?華が無いわね~。」
「くだらないこと言ってないで行きますよ。相手待たせてるんでしょう?」
「げ、そうだった!ケンくーん、レイー、早く行くわよー!」
「もう!遅いですよ!ミサトさん!」
海を見ながらイチャつく2人を呼ぶミサトの背中に丁寧な口調の美声が降りかかる。
ミサト達が声の方に目をやると、青い瞳に金髪(見た目は完全に茶髪)のツインテール、淡い黄色のワンピースを着た少女が立っていた。
「ア、アスカ?!な、なんでここに?!」
「ヘリを降りたらなかなか動かないので、心配になって見に来たんです。」
「そ、そうなの。ありがとう。そうだ、シンジ君、彼女がエヴァンゲリオン弐号機のパイロット、セカンドチルドレン。惣流・アスカ・ラングレーよ。」
アスカはシンジに視線を移すと行儀良く挨拶をする。
「こんちには。」
「あ、こんちには。」
そこに、ケンとレイが戻って来た。
「すまない、遅くなった。って、なんだ、もう挨拶したのか。」
ケンはアスカと目が合ってすぐに挨拶をする。
「遅れて申し訳ない。俺がエヴァンゲリオン無号機パイロット。アナザーチルドレン、大和ケンだ。それで、こっちが──」
「──綾波レイ。ファーストチルドレンよ。」
「よろしく頼む。」
手を差し出して握手の形をとるケン。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
アスカはその手を取り、笑顔で握手を交わす2人。
笑顔の裏に本性を隠すアスカ、その本性を知るケン、仲間が増えて嬉しいシンジ、海デートを楽しむレイ。
個性豊かなチルドレン達は、この後使徒が来ることを、1人を除いて知らない。
エヴァって月日の描写少ないなぁ
ちなみにイスラフェルが来るのは漫画版では6月7日です