エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(Rルート)   作:さつまいもキング

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いつもギリギリで思い付く


R.STAGE20事件発生

2015年6月6日土曜日

この日、シンジは誘拐されていた。

朝、1人で留守番をしていると玄関のチャイムが押される。

誰が来たのか聞いてみるも何も返ってこない。

イタズラだろうと思い放置すると、再びチャイムが鳴る。

もう一度聞いてみるも、やはり何も返ってこない。

そしてしばらくするとまたチャイムが鳴る。

苛立ちを抑え切れず、扉を開けた瞬間、何者かによって意識を奪われた。

 

気がつくと目隠しをされており、周りの様子が分からない。

分かるのは手足を縛られ、椅子に座らされていることのみ。

抵抗は無駄だと理解したシンジは、大人しくして誘拐犯の反応を待つ。

数十秒の間を置き、犯人と思われる人物が口を開いた。

「流石はエヴァのパイロットだ。判断能力は目を見張るものがある。私はA。君に伝えたい事がある。拘束を外そう。」

聞き慣れない男の声がそう言うと、手足の拘束が解かれる。

目隠しが外れると、目の前にピエロの仮面に真っ黒なロングコートを着た男の姿が現れる。

「このような形で呼び出してしまった事、申し訳なく思っている。」

「…こんな事をしてまで僕に伝えたい事って何ですか。」

男の異様な風貌に怯むことなく、シンジは真っ直ぐと問う。

「君の質問に対する答えは、この箱の中にある。」

男が取り出したのは、ケーキを入れるようなサイズの箱。

シンジが恐る恐る手を伸ばし、箱を開けると…

『happybirthday!シンジ!』

と書かれたホワイトチョコが乗った豪華なケーキがあった。

「へ?」

「出て来い!みんな!」

ピエロの男がそう言うと、見慣れた顔の者達が続々と出てくる。

「「「happybirthdayシンジ〜、happybirthdayシンジ〜、」」」

「?」

突如始まるバースデーソングに戸惑うシンジ。

「「「happybirthdaydeerシンジ〜、」」」

「!」

全てを察し、涙が浮かぶ。

「「「happybirthdayシンジ〜!おめでとうー!」」」

「みんな、ありがとう!」

友への感謝と同時に、涙が溢れ出した。

「サプライズ大成功。いやぁ、練習したかいがあった。」

ピエロの仮面を外し、ケンが悪みのある笑みを浮かべる。

「ケン…度が過ぎるよ…」

そう言いながらも満更でもないシンジ。

「おめでとさん!シンジ!」

「めでたいなぁ。」

「ありがとう!トウジ、ケンスケ!」

トウジとケンスケがシンジに飲み物をつぎ、3人は紙コップを交わす。

「おめでとう、碇くん。」

「ありがとう。委員長。」

委員長らしく落ち着いて祝うヒカリ。

シンジも落ち着いて感謝を述べる。

「シンジくん、お誕生日おめでとう。」

「これからもよろしく頼むぞ、シンジ。」

「ありがとう。2人とも。こちらこそ、これからもよろしくね。」

静かに祝うレイの前で、シンジとケンは硬い握手を交わす。

「たかが誕生日祝われた程度でそんなに喜ぶなんて、バッカみたい。」

「惣流…そこまで言わなくても…」

「俺より張り切ってた奴がよく言う。」

アスカの辛辣な言葉にへこむシンジ。

だがケンの一言で表情は明るいものに戻る。

「え?惣流、そうなの?」

「~~!」

顔を真っ赤に染めるアスカ。

「あんたは素直に喜んでればいいのよ!バカシンジ!」

「ありがとう。惣流。」

照れ隠しとしか思えない言葉にシンジは笑顔で返す。

「…もう、アスカで良いわよ。」

「ふふ、ありがとう!アスカ!」

その後、みんなでケーキを食べてワイワイと騒いで誕生日パーティーは終わった。

 




パーティー会場はケン宅、ケーキはケン、レイ、アスカの手作りです。
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