エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(Rルート) 作:さつまいもキング
こんな小説ですが今年もよろしくお願いします。
ケンにとってレイとネルフに向かう道中は地獄だった。
もっと言えば零号機の再起動実験中の今でもキツい。
レイがそういうのを気にしない性格なのはケンも理解している。
実際レイが何かを気にするような素振りは見せていない。
でもキツいものはキツいものだ。
軽く一時間は心臓がバクバクなりっぱなしで今にも破裂しそうだ。
顔に出さないように意識しすぎて無の表情になっている。
(頼むラミちゃん、早く来てくれ。これ以上は俺の心臓が耐えられない。)
もはや敵である使徒に来てくれと頼んでいる始末だ。
だが、悲しきかな、この日使徒は来なかった。
数日後の学校、ケンはレイの座る席の前に立っていた。
数日もすれば気持ちは落ち着くもので、変に意識しなければドキドキしなくなった。
ケンは弁当の入った包みをレイの机に上げる。
「レイ、弁当を作って来た。食え。」
ザワッ
『えー?!何?!ケン君と綾波さんってそういう感じ?!』
『でもあの綾波さんよ。絶対ないない。』
『同じパイロットなんだし何かあってもおかしくないわよ。』
『まさか!戦場で芽生えた恋?!』
『『『キャーー!』』』
ケンの言葉を聞いた女子たちは黄色い声を出しながら盛り上がる。
もちろん、女子たちの話は妄想でしかない。
それに対して男子は、
『アイツ、同じパイロットだからって調子にのりやがって。俺たちがどれだけ綾波さんに声をかけようとして失敗したことか!』
『それをケンの野郎は平然とやりやがった!なんて羨ましいんだ!』
『やっぱり顔か!俺たちは顔がダメなのか!』
『『『クソーー!』』』
女子とは対象的に男子は悲痛の声をあげていた。
もちろん、レイがそんな会話気にするはずもなく、
「なぜ?」
と、弁当を食べろと言うケンに理由を問いていた。
「食事は薬しか飲んでないと聞いてな、味気ないと思って作って来た。」
「私、肉は嫌い。」
「安心しろ。肉は入れてない。」
「そう、なら食べるわ。」
「あぁ、それと、明日空いてるか?少し付き合ってほしいいんだが。」
「空いてるわ。」
「分かった。弁当箱はその時に返してくれればいい。じゃあな。」
そう言ってケンはいつもの三馬鹿の元へ行った。
案の定、トウジには絡まれケンスケには「裏切り者」などと言われたが軽く受け流していつものように他愛もない話をしながら弁当を食べた。
弁当を食べ始めたレイは卵焼きを口にすると、
「美味しい。」
と、目を丸くして驚いた。
誰にも聞こえないような小さな声で。
翌日、ケンはレイの家に来ていた。
扉の前に立ち、コンコンとノックする。
「ケンだ。レイ、いるか?」
前回から学習して扉をノックしてもレイが出るまでは開けないで待つことにした。
数秒後、トテトテと可愛らしい足音を立ててレイが出てきた。
寝起きなのか口元にはヨダレの跡がついていて目を擦っている。
どこか幼さを感じる可愛らしい仕草は、普段クールなレイがやることで数倍の威力を発揮する。
だがそれよりも目を引くのは服装だ。
制服の下に着るYシャツしか着ておらず、下にいたっては何も履いていない。
幸い、大きめのシャツを着ていたため、下は見えることはなかった。
人間というのは不思議なもので、裸よりも服を一、二枚だけ着ている方が興奮する。
それはケンも例外では無い。
だがケンはその気持ちをすぐに抑えた。
前回レイが裸で出てきたため、どんな姿で出てきてもいいようにイメージトレーニングをしていたのだ。
トレーニングしていなければ今頃レイを押し倒して社会的に死んでいただろう。
「レイ、とりあえずちゃんと服を着てくれ。来たのが俺じゃなかったら大変なことになってたぞ。」
「そう、次から気をつけるわ。」
「分かったら服を着てくれ。ここで待ってっから。」
「分かったわ。」
そう言ってレイは部屋の奥に戻っていった。
ちなみにケンは、レイと話している間ずっと目を閉じていた。
数分後、制服を着たレイが出てきた。
「やっぱり制服か。行くぞ、レイ。」
「どこへ?」
「買い物だよ、買い物。服は制服だけだろ?そんなに可愛いんだからもっとオシャレした方がいい。」
それを聞いてレイは顔を赤らめて、
「な、なんてこと言うのよ…」
と、呟いた。
過去一長い回になった気がする。
何故だろう、レイの回はちょっとエロくなってしまう。