エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(Rルート)   作:さつまいもキング

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めっっっちゃ遅れたー!
本当に申し訳ございません!m(_ _)m


R.STAGE23全面対決

『目標、第三新東京市まで残り12km。エヴァ各機、スタンバイ完了です。』

エントリープラグのディスプレイから、マヤの声が聞こえる。

「了解。作戦スタート。無号機、行くぞ!」

無号機を走らせるケン。目の前には山があり、その陰には身体を修復し、再び1つになったイスラフェルがいた。

山を飛び越え、落下の勢いを利用し、フィールド・フィンガーの爪で縦に真っ二つに切り裂く。

「今だ!シンジ!」

近くの建造物の陰から現れた紫の巨人。その手に握るマゴロックスで、分裂したイスラフェルが形を戻すよりも速く、2つに斬った。

ケンは4つに分かれたイスラフェルの一体を持ち上げ、思い切りぶん投げる。

「お前はそっちだァ!!」

それを追いかけ、彼は走って行った。

残されたイスラフェル達とシンジ。そこに颯爽と駆けつける二号機。

「バカシンジ!大丈夫!?」

「ありがとうアスカ!行くよ!」

2対3の状況になり、再び戦いが始まる。

シンジはマゴロックスで切り払い、アスカは二丁のプログレッシブ・ベイヨネットを乱れ撃つ。

イスラフェルはバタバタと倒れるがすぐに再生し、隙なく攻撃を仕掛ける。

「やっぱりキリが無い!」

「弾が尽きそう!レイはまだなの!?」

驚異的な再生能力と単純な数的有利。2人は苦戦を強いられていた。

 

「ライフルでも持ってくれば良かったか。それかもう一体連れてくれば良かったな。まぁ、アイツらならなんとかなるか。」

少し離れた所で、ケンは2人の戦いを見ている。足元にはコアを踏み潰され、なおも抵抗するイスラフェルが地面に押し付けられていた。

 

バイヨネットの発砲が途切れ、銃身から煙が上がる。

「弾が無くなった?!ちっ、レイ!とっとと来なさいよ!」

「こっちもキツイかもね…もう刀が欠けてきた…」

よく見るとマゴロックスの刃は欠けているだけでなく、うっすらとヒビが入っている。

一見不利に思われる戦場に光の弾丸が放たれ、イスラフェルの上半身を1つ、2つと吹き飛ばした。

「ごめんなさい。調整に時間がかかり過ぎた。」

零号機の右腕は『試作型天使の背』の様な、機体よりも長い砲身に変わっている。

それはN2リアクターを内蔵し射程と威力を増した新型であり、頭部にはセンサーユニットを付け射撃精度を上げている。

「全く、調整ぐらいさっさと済ませないよ!まぁいいわ。一気に行くわよ!」

「うん!」

「了解。」

レイの正確無比の射撃により形勢は逆転。シンジはコアを突き刺し、アスカは左右からハサミの様に切断し、レイの砲撃は半身ごとコアを消し飛ばした。

それと同時、ケンはイスラフェルを踏む足にグッと力を込める。

全てのコアを破壊され、爆散する使徒。皆が勝利の余韻に浸る中、ケンはただ1人、険しい顔をしていた。


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