エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(Rルート) 作:さつまいもキング
イスラフェル撃破の翌日、とあるカップルが夜のネルフ本部でイチャついていた。
「レイ。もうすぐ零号機の調整が始まるからそろそろ行かないか?」
膝の上の何かを優しく撫でるケン。
「あと1分だけお願い。」
膝枕&頭なでなでセットを堪能するレイ。
「そう言ってもう10分経つんだが…」
「ケンくんは嫌?」
「そういうわけじゃなくて、早く行かないとリツコに叱られるぞ。」
「…分かったわ。でも、」
「でも?」
「終わったらご褒美が欲しい。ダメ?」
自分の膝に頭をのせて甘える美少女に勝てる男子などいるはずもなく、
「分かったよ。何か考えておく。」
ケンはあっさりと了承した。
調整が終わる頃にはすっかり夜が明けて日が昇っていた。2人を乗せたネルフの車が家に着く。
運転手が振り向くと、
「到着し…」
レイがケンの肩に頭をのせて眠っていた。
「お運びしましょうか?」
と、小声でたずねる運転手。
「構わない。俺が抱いていく。」
そう言うとケンは車から降り反対側のドアを開け、レイを抱きかかえて去って行く。
玄関を開けるとまっすぐ寝室に入り、目を覚まさないレイをそっとベットに寝せる。
「おやすみ。レイ。」
その声は、とても穏やかなものだった。
リビングのソファに腰をかけ、ケータイを開いてある人と話し始める。
『はい、もしもし。』
「大和ケンだ。時間は空いてるか?」
『えぇ。ちょうど仕事を切り上げたところよ。何の用かしら?』
「ダミー用のデータはしっかり取れたか?リツコ。」
『えぇ。レイの調子も良いみたいだし、あなた達が期末テストをする頃には完成してるわ。それと例の装備だけど、1週間後、無号機に取り付ける予定よ。』
「凄いな…もうそんなに進んだのか…」
2つの朗報に思わず声が出てしまうほど、ケンは驚きを隠せなかった。
『そろそろ切るわね。それと、遠慮せず困った時は連絡するのよ。』
「もちろんだ。レイに何かあった時、頼れるのはリツコだけだからな。」
『あら。レイのことじゃなくてあなたのことよ?』
「……」
リツコの言葉に声が詰まるケン。
『気付いてないと思ったら大間違いよ。最近シンクロ率が異常に高くなってるわ。それに、戦闘中の怪我が多くなってるのに全然傷跡がないし、もしかして』
「リツコ。それ以上は何も言うな。」
普段のケンとは全く違う厳しい声。それは、リツコの予想を肯定していると言っているようなものだった。
「もう寝る。またな。」
そう言うと返事も聞かずに電話を切る。ケンはソファに座ったまま、しばらく天井を仰いでいた。