エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(Rルート) 作:さつまいもキング
『第6サーチ衛生より目標の映像データを受信!モニターへまわします。』
シールドのないフィールドフィンガーを装備する無号機のプラグ内、ディスプレイに使徒の姿が映る。
「おおぉ…」
あまりの大きさに思わず声が漏れる。
(いや、これよく3機でやったな?!ホントにコレ受け止められるのか?!)
流石のケンを持ってしても、この圧倒的な体格差はビビらざるを得ない。
「俺の配置はホントに真ん中でいいんだな?」
時間が残されている内に作戦の内容をミサトに確認する。
『そうよ。無号機は落下予測範囲の中心から向かって。これはフィールドフィンガーの強化ATフィールドで時間を稼ぐためよ。』
「それって端に落ちてきたら俺が間に合わないんじゃないか?そしたらフィールドフィンガーも意味がないと思うが──」
『いい?貴方達はとにかく走って受けとめることだけを考えて。』
「…了解。(見てくれとこれまでの流れは漫画版と同じ。そして最も落下の確率が高いのはシンジ方面の山岳部。2人がシンジに合流するのに約1分。そこから逆算すると………この辺りか。とはいえ前回のイスちゃんの例がある。原作の流れは参考程度にしておかないと死ぬかもな。)」
ケンが思考に耽けていると、通常仕様に戻した零号機に乗るレイが話かける。
「ケンくん。」
「どうした?レイ。」
「呼んだだけ。」
そう言うとレイは楽しそうに微笑む。
「ふふ…そうか。」
それにつられてか、ケンも笑みがこぼれる。
『「アンタ達何作戦前にイチャついてんのよ。」』
弐号機のアスカと、本部のミサトが同時にツッコんだ。
「ていうか、アンタはアンタで何で黙ってんのよ。」
何も話さないシンジにアスカは聞く。
「え?ごめん…考え事してた。」
「そんなんで足引っ張んないでよね。少しでも気を抜いたら終わるんだから。」
「そうだね。気をつけるよ。」
シンジは気を改め、オペレーターの声に耳を向ける。
『目標落下開始。作戦スタート!』
ミサトの声と同時、4機のエヴァが走り出した。
使徒の落下を阻止せんと、河を、山を、街を超え、ただひたすらに走り続ける。
(コイツ!前よりも早い!初号機では間に合わないか!)
とある山の頂上。無号機がそこに止まると、 自分を目掛けて落ちてくる使徒に向かってフィールドフィンガーの掌を掲げる。
「(ギリギリで間に合った!あとは!)フィールドォ!ぜんかぁい!」
展開されたATフィールドが使徒を受け止め、その動きを完全に静止させる。
すると、使徒は何重にも重ねたATフィールドを自身の上に展開。止められた勢いを復活させた。
「これは…マズイか…」
無号機の足が山肌に沈む。ケンの頬を冷や汗が流れる。
「なんてね。」
ケンはニヤリ、と怪しく微笑む。
「強化ATフィールド!展開!」
フィールドフィンガーから奇怪な音がなり始め、激しく輝くATフィールドが広がった。
使徒と無号機のATフィールドがぶつかり合い、空間が歪み、火花を散らせた。