エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(Rルート) 作:さつまいもキング
落下する使徒を受け止める無号機。
活動限界時間まで、あと26秒。
「誰でもいい!早く来い!これ以上俺は何も出来ん!」
そこに駆けつけ、使徒を共に押し出す初号機。五分五分のところにさらに力が加わり、ハサクィエルは押し戻される。
「シンジ。今のうちに穴を空けてくれ!活動時間が持たない!」
「分かった!」
ケンに言われるがまま、シンジはATフィールドに指をねじ込み穴を開ける。
ちょうどそこに零号機が現れ、両肩からナイフを出すと、ATフィールドに空けた穴からコアを突き刺す。
だが、それでも使徒は活動をやめない。
あと、9秒。
「どきなさいレイ!」
いつの間にか来ていた弐号機がコアに刺さったナイフを思い切り膝蹴りをかます。
押し込まれたナイフはコア内部のS2機関を破壊し、4人を爆炎で包み込んだ。
ネルフ本部にて、更衣室へ向かう途中。
「今回は危なかったな。連携が取れていなかったら今頃みんな空の上だ。」
「ミサトの作戦っていつもギリギリよね。普通、思いついてももっと現実的なの考えるでしょ。」
「まぁまぁ。一応マギが1番成功率が高いって言ってるんだし、何とかなってるからいいじゃない。」
「だからって素直に従うのはちょっと…」
「私はケンくんが命令に従うなら、そうするだけよ。」
「ありがとう。レイ。俺もレイがいるだけで安心するよ。」
「ケンくん…」
「アンタらってなんでそんなにイチャイチャしてんのよ。ていうか…なんで10分も経ってるのに電気がつかないのよ!」
アスカの言う通り、ネルフ本部は停電していて真っ暗だ。
誰も気にしないのも異常だが、そもそも停電するというのも異常だ。
「あー。言われてみれば確かに。なんでこんなに停電してるんだろ?」
「嫌な予感がする。ちょっと調べてくるから、先に発令所に行ってくれ。」
ケンは電源室に1人で向かった。
電源室の扉を前に、ATフィールドで中の様子を探る。
「工作員が3人。内2人が銃持ちか。所属は…まぁ戦自だろうな。出来れば他の奴らも捕まえたいが、とりあえずコイツらが先だな。よし、行くか。」
扉を開けると、2人の男が拳銃を向ける。
奥の工作員も、素早く拳銃を取り出した。
ケンは一瞬で奥の男に接近し、肘をみぞおちに突く。
相手が倒れるよりも先に右手の拳銃を奪うと、振り向きざまに警戒役の銃を撃ち落とす。
そして怯んだところに回転蹴りとアッパーを食らわせ、僅か3秒足らずで全員を沈黙させた。
尚、ケンは索敵以外でATフィールドを使用していない。
エヴァの右眼の影響、それが身体能力を向上させていた。
ケンは次第にエヴァそのものに引き寄せられる自分自身に、静かに恐怖した。