エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(Rルート)   作:さつまいもキング

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R.STAGE30最大の敵

どれ程の時が経っただろうか。

ここ数日、やたらと外が騒がしい。

それに、尋問も行われていない。

久しぶりに暗い独房に明かりが差し込んだ。

(もう疲れたな…行きたくない。まぁ、どうせ言っても無駄だろうな。俺に拒否権なんてありやしない)

「ケン君。今すぐ出てきて。出撃してちょうだい」

耳に馴染んだ声で言われる予想外の言葉に視線を向ける。

案の定、そこにはミサトが逆光で照らされていた。

よく見ると左腕を怪我している。

それを見たケンが状況を察するのに時間は要らなかった。

参号機の暴走、使徒バルディエルの発生とその殲滅。

結果としてトウジは死んだ。

結末を知るからこそ溢れそうになる涙をグッと堪えて、けれども止まらなかった。

「……トウジ……どうして!」

静かに怒った。

目の前のミサトに言っても何も解決しない、そもそもミサトにはどうしようもなかった。

それを知っているから、静かに怒った。

「ごめんなさい。けど泣いている時間は無いの。今あなたが戦わないと、みんな死ぬのよ。シンジ君も、アスカも、そしてレイも、みんな死ぬのよ」

「ヴゥゥ!」

言葉にならない怒りの唸りと双眸がミサトの目を睨む。

「そんなこと言われたら…戦うしかないだろう。それに、俺はその名前出されると引くに引けないんだよ」

赤く腫れた目に覚悟をして、ミサトに言う。

「もちろん無号機はすぐに出せるんだろうな。俺が準備している間に状況をまとめておけ。作戦は俺が考える。」

 

 

 

初号機を攻撃していたゼルエルが動きを止めた。

先程空けたジオフロントに歩みを進め、そのまま入って行く。

ゆっくりと下るゼルエルがとある通路に光線を放ったが、その中から伸びた漆黒の右手が顔面を鷲掴みにした。

その勢いで指を両目にねじ込むと血が吹き出して指を塗らし、そのまま壁に押し付ける。

通路から全身を現した無号機がフィールドフィンガーを外した左手にナイフを抜刀。

「まずは…」

ゼルエルのATフィールドを中和しながら右肩に振り下ろす。

「その腕を落とす!」

超振動の刃が肉を切り裂き、リボンの腕を右肩ごとセントラルドグマの底へと切り落とした。

「フィールド全開!!」

背部拘束具を内側から弾き飛ばして溢れる金色のオーロラ。

それはラミエル戦で見せた光の翼。

顔面を掴んだ右腕を掲げ、光の翼が羽ばたくとセントラルドグマの中を急上昇して行った。

NERV本部を背にしても止まることはなく、そのままゼルエルの空けた穴を通り第三新東京市の上空に突き上げる。

ちょうどそこへ、全方位からN2爆雷が降り注いだ。

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