エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(Rルート) 作:さつまいもキング
「ただいま…」
気力尽きた声で入る家からは何も返ってこない
時間は夜の8時をすぎた頃
(やっと家に着いた…サキエルが来てから約38時間…使徒が出る度にこれでは、ラミエル以降は最低3日は帰れそうにないな…あらかじめ作戦を考えておいて正解か…次はシャムシエル…めんどくせ、前と同じでいっか…)
リビングの明かりとテレビをつけ、ニュースを聴きながら冷食をレンジに入れる
「ダメだな。レイが居ないと1つ1つの行動がだるく感じる。まだ制服のまま着替えてないし、この後風呂にも入らなきゃだ…」
そう言いながらもソファに力なく倒れ、解凍が終わっても動くことなく、結局ぬるい食事をすることになった
翌日
本来なら学校に行く日だが『ネルフの仕事』という呪文を使えば簡単に休める
実際、やることは少しだけ残ってるので嘘は言っていない
午前中に一通りを終えると、2人分の弁当を持ってどこかへ向かった
場所は病棟
待合室で正午のニュースを見ていると、後ろから足音が聞こえた
(戦闘は少し変えたが、『少し』じゃ何も変わらないか…どれ…)
ゆっくり立ち上がり、足音の主に顔を合わせる
「目が覚めて良かった。まる2日も寝ていたからな、歩いて身体を動かすのはいいことだ」
「……」
驚いたような顔のシンジに穏やかな口調で言う
「シンジ。シンジはエヴァで使徒と戦って勝った。意識を失っていたらしいから説明するが…まぁ、とりあえず座って話さないか?」
「はぁ…はい…」
気の抜けた返事をして1つ席を開けて座る
「シンジが意識を失った後初号機…シンジの乗ったエヴァは暴走した。と言っても、都市の外れの方で戦ったおかげで被害者はいない。そこは安心してくれ。暴走したエヴァは使徒を倒し、無事回収され、シンジは意識不明のまま色々と検査をした。怪我は大したことないし、その他も問題無し。目が覚めから今日で退院だ」
「そうか。僕が寝てる間にそんなことが…」
「シンジ。戦ってくれてありがとう。どんな理由であろうと、シンジのおかげでみんなが生きていられる。俺も、レイも、みんなを守ってくれてありがとう。司令もきっと、そう思ってるよ。まぁ、あの人は口下手だから言わないけどな」
その言葉を聞いて涙ぐむ肩を、間を詰めてそっと引き寄せた
シンジと別れた後、病室の1つに入る
「おはよう。レイ。何処か痛みとかは無いか?」
昨日より包帯が減った最愛の人
「おはよう。大丈夫。今日中に退院して、明日から学校にも行けるって」
嬉しい報告に顔が緩むのを感じながら、彼女のベッドの隣に座って、先の弁当をテーブルに置く
「それは良かった。弁当作って来たんだ。食べるか?」
「うん。いただきます」
久しぶりに2人で家に帰れると言うことに気持ちを踊らせながら、お揃いの弁当箱をあけた
サキエルと戦ってないからレイはもっと早く退院してるんじゃ?というのに気づいたのは全て書き終えた後でした