エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(Rルート) 作:さつまいもキング
語彙力欲しい。
ラミエルに降り注ぐ弾丸とミサイルの雨。
それらは全てATフィールドに阻まれ、加粒子砲に撃たれ、ひとつとて当たることはない。
心の壁で鉄の雨を防ぎ、そびえ立つ山々を光の道で焼き払う巨大な蒼い宝石。
その強く美しい宝石は神の使い、まさに、『使徒』そのものだった。
そんな使徒を狙う紅い一つ眼の黄色い巨人。
福音書の名を持つ巨人は使徒に弓引くため、人間によって造られた希望。
人類の未来は今、少女の駆る黄色い希望に託されている。
インダクションモードのプラグの中、ヘッドカバーに映るラミエルのコアを静かに狙うレイ。
(外さない。大和くんの武器で確実に倒して、想いを伝える………そこ!)
焦りのない瞳で狙いを定め、細い指で引き金を引いた。
巨人の右腕から光の弾丸が放たれる。
ラミエルがそれを認識した時には既に、宝石の身体の約4分の1を失っていた。
その場にいる全ての者が認識できなかった。
狙撃したと思った頃には使徒が爆発していたのだ。
僅かに狙いは逸れたが絶大な威力をもって十二分なダメージを与え、ラミエルはATフィールドで全方向を守りながら零号機に反撃するためエネルギーを充填する。
「きゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!あぁ!うぅっ!」
右腕を抱き締め声を上げるレイ。
天使の背骨の放熱が間に合わず、接続している右腕に熱が伝わり、焼けるような激痛がレイを襲う。
『レイ?!移動して!使徒の攻撃が来るわよ!』
「っ!」
ミサトの声で使徒の動きに気づいたレイはとっさに零号機を左に動かし回避行動をとる。
直後、一瞬前まで零号機がいた所を使徒の加粒子砲が通った。
加粒子砲は右腕を焼き、天使の背骨が爆発する。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
爆発の熱による激痛に耐え切れず右腕を抱えて思わずうずくまる。
「ごめんなさい。何もできなかった。助けて…大和くん。」
綾波レイが誰かに頼る。
その事実に誰もが驚き、口を閉ざす。
今までレイが誰かに頼る所など誰も見た事も聞いた事もない。
だから全員が無意識の内に『レイなら何でも1人で出来るだろう。出来なくても結局どうにかなるだろう。』と思い込んでいた。
1人の少女には重すぎる期待を押し付けていることに誰も気づかないでいた。
それにようやく気づき、自分達に怒りを感じる者もいた、自分達の過ちに絶望する者もいた、ひたすら涙を流す者もいた。
全員が、心の中でレイに謝った。
謝りながらも作戦を続けた。
失敗した作戦に対応するふりをして現実から目をそらすために。
「助けて…助けて…大和くん…」
レイの声に反応するように、とある人物の声が聞こえる。
『ありがとう、ここまで耐えてくれて。よく頑張ったな。あとは俺に任せろ。レイ。』
春休みが終わるため、次回からまた投稿が遅くなるかもしれません。