遅くなってほんっとうに申し訳ありません。
原因はモチベーションの低下です。言い訳もございません。
ここから先もどうなるかはわかりません。でも、絶対に更新停止はしません。理由は、途中で勝手に更新が停止しているのが一番嫌だからです。これから先もこんな私の作品を読んでくれると嬉しいです。
それでは、お楽しみ下さい。
○マンション前
ハ「あぁぁぁぁ。なんであんなこと言っちゃったんだろ。チユリと直結とか無理だろ………。」
ハルユキはあの後黒雪姫と別れ、自宅のある高層マンションへ向かっていた。そして同じマンションには幼馴染のチユリの家がある。ハルユキはどんよりした気分のままエレベーターに乗り、チユリの家へ向かう。
○マンション前→チユリの家
チユリの家のインターホンを押したあと、チユリのママさんのエンドレストークを受けたが、無事?にチユリの家に入れた。
チ「それで?いきなりどうしたのよ?」
玄関に仁王立ちしているチユリがいかにも不機嫌そうな顔で聞いてくる。
ハ「え?いや、その……。」
チ「なによ?用があるなら、早く言いなさい。」
ハ「その……俺と直結してくれ!」
チ「え?ちょ、ハル!」
チユリがそう言った直後、台所からだろうか?「あらあらあらあら。まあまあまあまあ。どうしましょう!今日は赤飯にしなきゃかしら。」と言う声が聞こえてきた。
チ「ああもう!ハル!とにかくこっちに来て!」
チユリはそう言った瞬間ハルユキの襟を掴み、チユリの部屋に引きづり込んだ。
チ「はぁはぁはぁ、で!どうしてくれるのよ!ハルがあんなこと言うからお母さんが変な勘違いしちゃったじゃない!だいたいなんで直結する必要があるのよ!」
ハ「あ、いやその、ごめん。弁当の事とか謝りたいんだけど、口じゃ言えなさそうだから………。」
チ「口じゃ言えないって、あんたねぇ。まあいいや。それじゃあほら、早く貸して?」
ハ「え?なにを?」
チ「なにってケーブルよ。……まさか、忘れたの!」
ハ「ご、ごめん。緊張してて忘れてた。」
チ「でも私はこれした持ってないよ?」
そう言ったチユリは机の引き出しから取り出したのはたった30cmしかない直結ケーブルだった。
ハ「短すぎるだろ!まさかいつもそれでタクとへぶ!」
ハルユキが喋り終わる前に人形がハルユキの顔に飛んで来た。
チ「バカじゃないの!タッくんが1mのケーブル持ってるもん。まったく、直結するんでしょ。したきゃすれば。」
そう言ったチユリはベッドの上に仰向けで寝転んだ。この体制ではケーブルを刺した時かなり密着しなければならないし、仮装デスクトップを操作する手も見られてしまう可能性がある。そう考えたハルユキは椅子に座るよう頼んだが、チユリは動かなかった。こうなったらテコでも動かないことを知っていた為、ハルユキは諦めてチユリにケーブルを刺した。その瞬間チユリの目が開きハルユキを正面からみる。その目には鋭い光が見えた気がしてハルユキはたじろぐが、なんとか思考で言葉を紡ぐ。
ハ『おととい、弁当を台無しにしちゃってごめん。』
謝りながら仮装デスクトップを操作し、チユリのニューロリンカーの中からブレインバーストのプログラムを探し始める。
ハ『でも俺はいやだったんだ。チユとタクが俺と荒谷の事話してるのを想像するといやになったんだ。俺はチユとタクにだけは憐れまれたくないんだ。せめて三人の間だけはおなじ場所に痛かったんだ。』
ハルユキは口を動かしながら、仮装デスクトップを操作する。
チ『ハル誤解してる。タッくんがと弁当のこと知ってたのは、前にタッくんとお弁当食べたときに、ハルにも作ってあげようって話しだけ。』
ハ『え?』
チ『何年ぶりかな。ハルがそんなに自分の事を話してくれるの。あたしもずるかったよね。ハルが嫌なことされてたのは知ってたのに、見ない振りしてた。何かしたらハルに嫌われるって思って。』
そう言うチユリの目には涙が溜まっていた。それを見たハルユキは思わず手を止めてしまった。ハルユキは慌ててデスクトップの操作を再開する。チユリは涙を見られたくないのか顔を手で覆った。
チ『でも、ハルもずるい!ずっと友達でいてくれるって言ったのに。私はなにも変わって欲しくないって、それだけを願ってた。ずっと三人で一緒にいたいって。なのに、なんであの人に頼るの?私はずっと悩んでたのに、先輩はたった一日で解決して。』
ハ『違うよ!先輩は副会長だからーー』
チ『なら何であの人はハルの事ペットみたいに連れまわすの?ハルは後ろで小さくなってるの?』
ハ『俺は別に嫌だと思ってないし。』
チ『私が嫌なの!ハルは中学生になってからずっと素っ気ないし、家にだって来ないし。』
ハ『しょうがないだろ。お前にはもう彼氏がいるんだし。』
ハ『そうすれば三人でずっと一緒にいられるって言ったのはハルじゃない。あれは嘘だったの?』
ハ『嘘じゃなねぇよ!だけど、いつまでも小学生じゃいられねぇだろ!昔は俺だって気にしなかったよ。でも、もう無理なんだよ。タクはどんどんかっこ良くなるし、お前も可愛くなるし。でも俺は同じ場所にいても穴に埋まってる気分になるんだ!』
チ『どうしてそんなに自分の事を嫌うの?私は知ってるよ。ハルのいいところ。もし2年前のあの時、ハルがあたしに、………ごめん。これは言っちゃ行けないことだよね。ただ私は、いつでも親友が二人いるんだって思って欲しかった。』
ハ『お前まさか、俺とタクが友達でいられるようにって……』
チ『でも無理だよね。変わらない物なんて無いし、人の心も止められない。』
そう言ったチユリはハルユキの背中に手を回し抱き寄せる。驚いたハルユキは手を止めて固まってしまった。
チ『ハルと黒雪姫さんを見たときもう私の役目は終わっちゃったのかなって思ったんだ。そしたらなんか……』
ハルユキはチユリの背中に手を回そうとしたが、それはしてはいけないと思い、手を仮装デスクトップの上に動かし、操作を再開する。
ハ『ごめん、チユ。俺、お前が何に悩んでるとか考えようとしなかった。』
チ『そうだよ。私も悩んでるし、タッくんにも悩み事はあるだろうし、多分あの人だって同じ。』
チユリが喋り終わると同時にハルユキもプログラムの捜索を終了した。
ハ(やばそうなのは無いよな。やっぱり、チユはシアンパイルなんかじゃないんだ。)
ハルユキが全てのウインドウを閉じようと操作した時、違和感を感じた。
ハ(?なんか重いな。)
重いとは操作に対する反応のことである。チユリのニューロリンカーは現在グローバルネット、チユリの家のホームサーバー、ハルユキのニューロリンカーの三つに接続している。その中で今、パケットのやりとりをしているのはハルユキのニューロリンカーだけのはずだ。なのにこの処理の遅さはおかしい。訝しく思い、試しにチユリのニューロリンカーのネットステータスを見てみた。ハルユキはそのステータスを見て絶句した。ハルユキとは別の経路に、大量のパケットが送信されていた。送信しているのはとても深い階層にインストールされた正体不明のプログラム。送られる先はグローバルネット。パケットの受け手は不明。と言うことはーー。
ハ(これ………バックドアだ⁉︎)
END
いかがでしょうか。
あと7話で一時的に投稿停止するは予定です。と言ってもあくまで予定ですので変わるかもしれませんが、そこまでお付き合いいただくと嬉しいです。
それではまた次回。