そしてついに始まる運命の交差・・・
世界は知る
この星の支配者はいったい誰なのかを
それではどうぞ
~???~
???&ジョー&シンジside
数十分くらいか車に乗せられているとあの施設についたのか、車は急停止され車から降ろされる。ジョーは謎の隊員たちが何か話しているが気にすることはなく、ただただ後ろの窓から見える光景に釘付けだった。なぜならそこには工場のような建物に囲まれ、
施設の司令室では繭のようなものを観測しながら、隊員たちに指示を出している。隊員たちは慌ただしくしながら繭の周りに集まりそれぞれの道具を携えながら何かの準備をしていた
《10秒間隔・・・・10秒間隔…》
アナウンスが流れると同時に繭が光を発しながら胎動する
???『ドクン・・・・ドクン・・・ドクン・・ドクン・・ドクンドクンドクンドクンドクン・・ガアアアァァン!!』
まるで心臓の鼓動のような音を発しながら最後は獣のような顫動音を発しながら周りの電子機器に対して障害を微々たるものだが及ぼした、まるで15年目のように・・・・そして先ほどの繭の反応をデータ化して研究員のような人たちが様々なことを考察しながら今の状況を述べていく
「現在振動は7.2秒間隔・・・どんどん早まっています」
「思ったよりもまずい状況だな芹沢博士?」
ここの所長と思われる男がある首元に動かなくなった懐中時計をぶら下げながる壮年の男性に話しかける。彼はこの施設を作った
「芹沢博士。不審者を二人拘束したのですがどうしますか?」
「博士は今忙しい、グレアム博士に任せろ」
グレアム博士・・・本名ヴィヴィアン・グレアム。同じく
「グレアム博士からの要望で、何でも一人はここの元社員だそうです」
その言葉を聞き、芹沢は15年前の当事者だとわかり助手の要望に応えるため、その場を離れその元社員だった者のところへと向かう。取調室でグレアム博士と合流すると、マジックミラー越しに取調員と話すジョーの姿があった。話と言ってもジョーが取調員の言葉をはねのけるため全く話になっていないが・・・・
グレアム「鞄にディスクと資料が入っていました・・・しかも日付はどれも15年前の物でした」
芹沢「当時の記録はすべてなくなっていたと思っていたが・・・」
グレアム「ええ、意外ですね」
芹沢が手にもつジョーの資料は先ほど繭から発せられた振動のパターングラフと完全に一致しており、これであの事故の原因があの繭にあることは明白ということが確証された。二人をよそにジョーは取調員の事を無視して引き離されたシンジの安否とディスクと資料の返却を訴えるも全く話にならず怒鳴り声の音量はどんどん上がっていく。するとマジックミラー越しに芹沢と目が合いジョーはそちらに話しかける。ジョーは芹沢たちがそこにいるなどと知らないがただそこにいる気配がするので話しているのだ
ジョー「なあ、そこから見てるんだろ?水槽を除くみたいに!あんたたちは国民をだましてる、ここは全く退避区域じゃない!ここから人払いしたのはここにあるあの
ジョーの大切な物を失った悲しみとその死と真実を偽り騙してきた彼らに対する怒りが魂からの叫びとなって、芹沢達に響く。彼にしてみれば自分たちは妻の仇を悠々と生かして守っているのだからその怒りは自分たちに向けられても当然の事。15年前の当事者でありここまで秘密を知ってしまった以上潔くすべてを話そうと思い、扉を係員に開けるように指示を出そうとすると・・・・
ドウウウウゥゥゥ!・・・・ゴロロロロロ!
先ほどとは比べようもない程の振動と電波障害が繭から発せられたのか司令室からそれなりに離れたここまで影響が及ぼされた。この現象をみてジョーはさらに確信しあるたどり着いた真実を告げる
ジョー「ほらな・・・またあの現象だ。わかってるぞこれは変圧器の以上なんかじゃない、本当は
芹沢達があれを研究して知らなかった生体の一つをマジックミラーに向かって食いつくように言うジョーに告げられ、芹沢はもしそれが事実ならこの状況の説明がすべて片付くと同時にすぐに対処しなければジョーの言う通り取り返しのつかないことになってしまう。そう思った矢先さらに先ほどと同じくらいの振動が施設全体に襲い掛かり、芹沢とグレアムはすぐに指令室に走って言った
~施設の司令室~
司令室は繭の活動が先ほどとは比べようがないほど活発化しており、振動と電波障害を引き起こす電磁パルス拡散の感覚がすさまじく早くなり研究員たちは慌てふためいていた
「数秒間隔だ!送電システムに影響を主ぼしています!
「放射線レベルはどうだ?」
「ガンマ線レベルはゼロです、奴が放射線を吸い尽くしました」
実のところこの繭には放射線を餌とする生態があり、に原子力発電所が倒壊した後の漏れた放射線をエネルギーにしていたことでこの地域にしみこんでいた放射線は食べ続けていたことでジョーたちがくる以前からここは退避区域ではなくなっていたのだ・・・そして今や奴をここにおやつ漬けておくために用意していた放射線物質やわずかにこの地に残っていた放射線もたった今食い尽くしてしまったのだ。そこに駆け付けた芹沢博士たちも到着し事態は深刻であると再認識する
『ドクン・・ドクンドクンドクンドクンドクン・・ガアアアァァン!!』
さらに繭の胎動は速くなり、周りにごつごつとした岩石のような塊が振動によって崩れまじめた。まるで虫の蛹のように・・・緊急の事態にまわりの作業員たちも下がり始める。そのころ司令室では所長がグレアム博士からジョーの資料を受け取り今の記録とパターンが瓜二つだと驚愕する
「パターンが同じだと!?」
芹沢「15年前これで発電所がメルトダウンしたんだ」
グレアム「電磁パルスの影響です。蓄えた続けた放射線で成長しようとしてるんです!」
芹沢「所長!すぐにシャットダウンだ!」
「ああ、緊急処置実行!」
《総員に通達・・・すぐに第一階層から退避せよ!》
アナウンスに従い、繭から1歩でも早く距離を取るため多くの作業員たちが鉄橋を回り終えると次々と非難完了のボタンを押されていく。そして上部では重機に取り付けられ制御された特殊性のワイヤーが繭の上に蜘蛛の巣上に展開され蓋を閉じるかのように配置される。そんな中折の近くではジョーと引き離されたシンジがいまだ車両の中で閉じ込められていた
「・・・けど捕まえた侵入者はこのままでいいんですか!」
運転手は指示を仰ごうとするが、今は自身の身を守るため素早く非難せよと言われシンジを車に乗せたままどこかに行ってしまった
シンジ「いったいなんだ・・・おい置いていくな!」
シンジは呼びかけるも今は誰も耳を貸せない状況の中のため、自身を助けてくれる者はいないとわかってしまった。なんとか車から出ようと後部のドアをけり続ける・・・・・
そして数分後非難がすべて完了し、檻も展開完了したと報告が司令室に伝わる
「・・・非難完了しました」
繭の中で胎動する命をみて、これから自分たちと何も知らない人の命と社会を守るためとはいえただ生まれてたいと願うだけの命を奪うことに芹沢博士は苦々しい表情をしていた。彼は生物学者としてあらゆる命に敬意を表している。しかし奴の能力は現代において人類において致命傷を与えかねない存在であり、すでに奴が知らないとはいえもうすでにジョーのように誰かの大切な人たちを多く殺している。ここで躊躇すれば一体どれだけの人が死ぬことになる結果を考え・・・・心を鬼にして言う
芹沢「・・・殺そう」
他の研究者体が見守る中、一人の研究員が芹沢の指示に従いあるボタンを押す。すると施設から高圧電流が放射され、一気に繭に襲い掛かり全体にすさまじい電気が流れていき中身まで放電による熱を伝わらせる
『ガオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォン!!?』
焼かれる痛みと電気が全体を焼きながら奔る痛みに不気味な赤い光を発しながら繭・・・いや繭の中にいるなにかが絶叫を上げる。放電が開始されて数十秒語、繭の一部が崩落するとともに絶叫と電磁パルスは消えていきやがて電磁パルスの反応も完全に沈黙する
「電磁波が消失・・・」
「だれか生死を確認しろ」
司令室の命令で隊員の一人が静寂した空気の中繭が完全に死んでいるかを鉄橋を渡って確認する。一部が崩れたことで繭の中身が見えるようになっており、そこからのぞき込むことで確認を行っていくと暗闇の中で何かがうごめいたことに気づき隊員がライトを当てて確認しようとしたその時・・・巨大な虫のような巨大な腕が隊員を押しつぶし繭から黒い何かが繭を派化しながらその身をあわわした
???「ゴッゴッゴッゴッゴッゴ!」
規則的でいて音にも聞こえる唸り声を上げながら赤く光り輝く腕の爪を地面へとたたきつける。次の瞬間腕の爪を中心に先ほどとは比べようもない出力の電磁パルスが円状に広がるように拡散され司令室はおろか施設全体の電気がすべて消え失せた。そのころシンジはドアをけり続けていたが、突然車のエンジンが停止したことでロックが外れ扉を蹴破ることに成功し脱出に成功し、ジョーも取調室の電気も消えたことで電気で動く暗礁式の鍵が外れ脱出に成功する。自分らの仇に意図せず助けられるとは何とも皮肉な話だ
司令室では電磁パルスによって沈黙した施設の機能を取り戻そうと研究員たちが予備電源を施設に接続し始めていた
「予備電源はまだか!」
「パルスで回路を焼かれているのでもう少しかかります・・・いや接続を確認、成功しました電気が戻ります!」
予備電源に接続し、ある程度の言力を取り戻すことに成功することであちこちで弱くはあるが最低限の機能を使えるように復旧していく。そして司令室とともに檻の周りの照明がつくと同時に奴の全貌が現れる。黒い体色、三角形の長い頭部、紅く輝く単眼、1対の脚に1対の巨大な腕、胸部のものより小さい1対の副腕の計4対6本の肢と自身よりも大きな1対の巨大な翼を持っている。奴の名はMassive Unidentified Terrestrial Organism(未確認巨大陸生生命体)・・・略して M.U.T.O.(ムートー)と呼ばれている。今ここに地上で初めて誕生した古代の支配者の一体が目覚めの咆哮がまるで自身の存在を誇示するかのようにとどろいた
ムートー「ガラララララララララ!!!」
ムートーは繭から飛び出て外に出ようとするがとするが、特殊性のワイヤーによって構成された檻に邪魔され体を動かすことが自由にできない。ムートーは檻を力任せに壊そうともがいている光景を見て所長ははすべての人員にすぐさま避難を呼びかけ芹沢も達もそれに従い施設から退避していく。一方だ守つに成功したジョーは獣の咆哮がする方角へと鉄橋を渡りながら途中非難する隊員たちにぶつかりながらも進んでいくと点滅する照明に照らされ檻から出ようとするムートーの姿が飛び込んでくる・・・そしてジョーはあれが妻を殺した元凶だと理解するが、想像もできなかった存在相手にただ茫然とその姿を焼き付けるしかできなかった
しばらくして戦えない隊員たちがある程度非難し終えたのか、銃を持った戦闘員たちが檻を取り囲むように展開する。しかし同時にムートーが一度しゃがむと腕を少しだけワイヤーを通り抜けるように上げて、爪を器用に曲げてワイヤーをきっかけ思いっきり引っ張り出す。ムートーは自身を閉じ込める檻が蜘蛛の巣のような糸でできているとわかり、その糸を破壊すればいい出られると理解したのだ。ワイヤーは檻のような形に展開するために高い位置で固定された重機と密接につながっている・・・それを強い力で下に向けて引っ張れば下へと向かう力に耐えきれずあっという間に壊れていくのは当たり前だった。重機を支える柱が折り曲げられながらきしむ音を立てながら横に倒れ、まるでレンガ倒しのよう次々と重機が倒れていく。ジョーはその光景をみながら此方に重機が倒れてくることを察し行く手に重機が倒れてくるであろう場所にパニックで向かう作業員を止めようとするも聞く耳を持たず、その者達は重機による崩落で燃えさかる残骸の中へと墜ちていった。ちょうど同じ時ただ事ではないと判断してジョーを探しながら避難しようとしていたが、戦場にいた感が真上に対して危険信号を発し、上を見上げると重機が自分がいる所へと倒れてくるのを確認すると同時に今からうごいても逃げられないと経験で分かり即座に自分が入っていた車の中に避難することで即死は免れてたが車は重機が倒れる衝撃で激しく横転し、シンジの体に全方位から衝撃を与えてくる
ジョー「シンジ!」
鉄橋にいたジョーがそんなシンジを偶然見つけることができたが、息子の危機にただ安否を呼びかけるしか出来なかった。シンジはなんとか車の中にいたことで軽い打撲程度で済み、大破した車から脱出する。引きずられるように重機が助けを求める作業員もろとも檻の大穴に墜ちていく・・・その時重機から垂れ下がっていたワイヤーが墜ちていくと同時に鞭のようにしならせながらジョーがいる鉄橋へと絡まる。そして落下する重機の質量と重力によって巨大な力が生まれ、その力が鉄橋を破壊しジョーを奈落へと誘った
シンジ「父さん!?」
シンジが父の元へ直ぐさま駆けつけようと全力で走るも鉄橋の残骸が行く手を阻むかのように崩落しジョーがいるであろう場所へと行かせることはなかった。するとシンジの第六感が先程の重機の時よりも危険信号を大音量で発しながら今すぐ逃げろと囁く。さらに後ろから獣の声と振り向いてはいけないと第六感が叫んでくる・・・しかし今自身の後ろにいる何かが全ての原因で有り真実だと隠していた。例え死ぬことになろうとも真実だけ走らなければと・・・・そして意を振り向くとそこには赤く光る単眼で此方を見つめるムートーがそこにいた
ムートー「ゴッゴッゴッゴッゴ!」
ムートーは自身を閉じ込める檻を破壊して体が自由にうごかせることを確認しながら自由となった感覚を楽しむ。途中自分を見つめる
惨劇の夜が明け、死傷者の搬送と行方不明者の捜索に瓦礫を撤去する車や人員によって施設だった場所が溢れかえり、上空では軍所属のヘリがココが軍の管轄に入ったことをアナウンスで知らせていた。そんな惨状を非難することで無事だった芹沢はこの光景を困惑と後悔と自責の念が籠もった瞳で見つめる。すると後ろからグレアムと友に重桜の軍人がやってきて芹沢に声を掛ける
「芹沢博士ですか?お会い出来て良かった、あなた方の組織“モナーク”とは聞いています。そちらの組織は未確認生物の知識と情報を持っているようですね?」
軍人の問いに芹沢は首を縦に振り肯定を示す
「今後作戦の指揮は我々軍が引き継ぎます。あなたは一緒に来て貰います・・・他に必要な人材は?いるのなら急いでください、今の情勢は切迫しているので遅かれ速かれ他の各国もこの事件を知ることになる中行動は迅速にしなければ」
芹沢は惨状の中を見渡すと救急車に乗せられようとしている転落によって重傷となったジョーと励ますことで意識を保たせようと必死になって呼びかけを繰り返すシンジがいた。ジョーは自分達では知ることが出来なかったムートーの生態の一つを独学で判明された男・・・彼ならばさらに自分達が知らないことを知っており力になってくれるかも知れないと思い、彼等に向けて指をさす
芹沢「彼等を頼む・・・」
その後芹沢達は別々のヘリに搭乗して施設の近海に待機させてある重桜の航空母艦『水龍』にむけて出発する。シンジはそこらの病院よりもあらゆる怪我や病気に対して備えられている軍艦の方が父が助かる可能性が高いと踏んで同行に承諾し、変わらず意識がもうろうとする父を励ましている
シンジ「父さん・・・悪かったよ、信じなくて」
父は何一つ間違ったことはしてはいなかった。父のやっていたが全て間違いだと決めつけ何故もっと耳を傾けなかったのかと後悔で胸が一杯になっていた。そんなシンジの心境を察してかか弱い声でジョーが問いかける
ジョー「いいんだ・・・私こそ・・・もっと側にいてやれなくて・・・すまなかった。お前は赤城達の所へ帰るんだ・・・!必ず・・・まもってや・・・れ・・いい・・な?」
シンジ「ああ、わかった。・・・父さん?・・父さん!?」
父の頼みを聞き入れると同時に気を失ったことに気づき、呼びかけるが一切反応がなく供に搭乗していた衛生兵が様々な処置を施す中シンジはただ神にまだ父をそちらの元へ行かせないで欲しいと願うことしか出来なかった
~重桜最新航空母艦『水龍』~
数十分後、芹沢達を載せるヘリが重桜最新航空母艦『水龍』に到着する。ここでは今ではKANSENたちが戦いの主力となった現在、人間でもできることはやって見せるという精神でKANSENたちに力は及ばずとも少しでも支え共に戦うため訓練を積み続ける者たちが乗っている。そんな艦のブリッジではムートーが目覚めどこかへと飛び去る映像が流され様々な分析が行われており、追跡しようにもムートーが放つ電磁パルスの影響でレーダーなどの索敵方法が取れず目視でしかとる方法がなくすぐさま見失ってまった。発見は困難を極めるだろうが世間ではムートーの目覚めを地震だとごまかしているが各国が気付き始めややこしくなるために発見し撃滅しなければならない状況に包まれていた。そこに芹沢が入室し、それに気づいた艦長の『大黒重兵衛』提督があいさつを交わす
大黒「芹沢博士、ようこそ水龍へ。提督の大黒重兵衛です。」
芹沢「ご丁寧に、初めまして提督」
大黒「ご無事でよかった、ついてそうそう申し訳ないが我々には未確認生命体ムートーを早期に発見するのが責務だ。そのためにあなた方が持っている情報を教えてもらいたい」
芹沢「はい、ムートーは「芹沢博士少し来ていただけますか?」・・・失礼っ」
芹沢がムートーの情報を自分が知る限りのことを話そうとするが、グレアム博士に呼ばれたためいったん大黒提督から離れグレアム博士の元へ行き、話を聞くと驚きが全身を走った
グレアム「・・・ついさっき亡くなったそうです」
ジョーの訃報を聞いて芹沢の顔は暗く曇る・・・ジョーの死因はムートーのせいではあるが、ムートーを生かしていた自分たちにも責任がある。こうしてムートーがシンジにとって両親の仇敵になった瞬間だった
シンジside
そのころ管内の死体安置所でシンジは神への祈りむなしく安らかな表情で永眠する父の姿をじっと見ていた。頬に違和感を覚え触ってみると涙を流していることに気づき、そこから関が切れたように近くにいたのに救えなかった自身の無力さや信じれなかった後悔とまた家族をまた吸いなった悲しみが押し寄せて涙を流させてゆく。しばらくしてか扉からノック音が鳴りすぐさま涙をぬぐうと見知らぬ二人・・・芹沢とグレアムが入室する
芹沢「心からお悔やみを申し上げるよ」
グレアム「こんな時に申し訳ないけど力を貸してほしいの」
そしてある部屋に案内される間に軽く自己紹介を済ませた際に二人があの施設の関係者だとわかり、この二人に協力すれば父を殺した怪物の正体を知るだけでなく殺す方法も知る事ができるかもしれないとシンジは協力することに承諾する。しばらくして目的地だった部屋に到着すると数人の学者と山のように積まれた資料が並んでおり、席に座ることを奨められそのまま座ると後ろから投影機からかなり昔の映像と写真だったのかモノクロの映像がスクリーンに映され、潜水艦が移された場面で芹沢が説明を始める
芹沢「1954年・・・世界で初めて深海に潜った原子力潜水艦が“何か”を見つけてしまった」
グレアム「アメリカとソ連・・・今はユニオンと北方連合ははじめはお互いに相手の仕業だと考えた。50年代の行われた水爆実験はどれも実験ではなかったの」
芹沢「殺そうとしたんだ・・・強大な存在であるアレを・・・」
原爆の爆発が起こる映像が終わると一枚の写真が写され、シンジはその写真が写された瞬間驚きによって食い入るように見つめる。そこには水しぶきと津波を起こしながら小島に身を出そうとする巨大な生物の背中と剣のように鋭い背びれが移っており一目であの怪物と同等の存在だと確信する
芹沢「恐るべき怪獣の王・・・」
グレアム「人類誕生より何百万年前の時代からこの生物は主に豊富にあった放射線を餌にして生きていたの。私たちが知っているのは彼が数ある怪獣たちの中で無類の強さを誇っていたこと、地表に放射能がほぼない現在は深海奥深くに住み着き地球の核からエネルギーを吸収しているかもしれないという推測だけ。そしてそれを受けて各国との共同で私たち秘密組織『モナーク』が設立された。ムートーやこの生物にそれに準ずる生物を見つけ、研究する元が私たちの任務・・・」
芹沢「我々はこの生物たち『怪獣』の頂点に立つものをこう呼んでいる・・・・・『ゴジラ』・・!」
グレアム「彼は生態系の頂点・・・神よ、文字通りのね」
シンジ「怪物だ」
グレアム博士の言葉を否定するようにあまりのスケールだったため何も話せなかったシンジがやっと話せるようになり一言つぶやく。軍にいてそれなりの年数がたつがここまで大規模な組織があったなどとは噂で聞くこともなかったため、相当上層部が隠ぺいに力を入れていたのだろう・・・いろいろと考えると今度は仇であるムートーの話に切りかかりゴジラの話以上に耳を傾ける
芹沢「15年前、鉱山会社が掘り起こした際に大昔に死んだゴジラと思われる巨大な化石と2つの蛹をユニオンの辺境で発見した。寄生されたんだ、こいつらに・・・」
芹沢が指を指すと同時に映像が切り替わり、そこには車からのぞいた際に見た繭と酷似しているがぶよぶよとしてうごめく蛹が巨大な化石にへばりつくようにぶら下がっていた
グレアム「ええ、ムートーが・・・一体は休眠状態だったけど、もう一体は鉱山会社が地面を掘り進める振動で刺激して起こしてしまった。そして餌を探し求めて穴を掘り進めて日本の発電所に到達して再び眠りにつき、15年かけて放射線を吸収し続けたの」
芹沢「今日見せた姿のように羽化した成虫になるまでは・・」
ここまで説明されてシンジの中には怒りが生まれていた。なぜここまで知っていて何もしなかったのか、そんな危険な存在をなぜみんなをだましてまで隠したのか、もっと早く確実な方法・・・殺してしまう手を使えば父が死ぬこともなかったのではないかと・・・もちろん信じれず向き合わなかった自分に全く罪がないとは言わないし思わないが・・・・納得できようがなかった。
シンジ「ずっと前から存在を知っていたのかお前らは・・・どうして殺さずにあんなになるまで放っておいたんだ!!」
怒りを表すかのようにこぶしを机にたたきつける。グレアムは申し訳なさに屁を伏せるが芹沢は言い訳はせずそうせざる終えなかった利用を伝える
芹沢「原子炉や大気中にあった放射能を根こそぎ吸い取っていたんだ、もし殺してしまえば放射線を施設周辺以上の広範囲にまき散らしてしまう可能性があった。だからこそ殺さず閉じ込めていた・・・生態を研究し管理するために・・・・」
芹沢の言う事には考えられたうえでの理由に筋があった。もし生態を知ろうともせずその場で殺してしまい本当に放射線がまき散らす結果になればそれこそ本末転倒で母が亡くなった事故を再現してしまうことになっていた可能性は否定できない。あの事件で核によって自分たち家族だけでなく周辺にいたせいで被爆してしまった人たちや事故で同じく家族を失った人たちを見ていたためその苦しみは人一倍わかるつもりだ・・・・だからこそ今はくすぶり続ける怒りの炎を静かに沈めていく。するとグレアム博士がムートーの生態について話す
グレアム「ムートーが近くの物に電波障害を引き起こすことは我々も知っていたけど電磁パルスで攻撃してくることは私たちも知らなかったの・・・けどお父さんはわかっていた」
芹沢「ほかに彼は奴に関することを言っていなかったか?」
グレアム「どんな些細な事でもいいの・・」
シンジ「たわごとだと思って聞き流していたんだ・・・・あいつに関係ある事なんて何も・・・・」
シンジは父との会話を思い出していくが、まともな話や赤城たちに関する話以外はすべてたわごとだから聞き流していたため自身の仇に関するめぼしいものは浮かんでこない。人事てこなかった付けがここで支払われたと思いながら後悔し始めると最近の思い出からあるワードを思い出す。それはつい昨日父が学んだという生物音響学・・・そして話をしているみたいだとも言っていた!
シンジ「そうだ・・・音を出しているといってた。話をするみたいに・・・・」
芹沢「話を・・?」
シンジ「ああ、新しい研究でしていた。確か・・生物音響学だ!」
ふと思い出せたワードに芹沢が反応し、あることを思いつく。動物の中には音を使ってコミュニケーションをとる物がおり、当然人間とて言葉という音で意思疎通を図っているため生き物と音は密接な関係を持っている。そしてコミュニケーションをするには必然的に相手が必要・・・・つまりムートーは
芹沢「ムートーが会話をしていたのなら、その相手の波長も記録されているはず・・・調べなおそう!そこからムートーの行動が読めるかもしれない。交信していた相手探すんだ」
芹沢の指示でグレアムたち学者はすぐさま施設から可能な限り持ち帰った資料を一枚一枚ずつデーターや資料を洗いなおして少しでも手がかりを見つけようと探し出す
シンジ「博士・・・あの生物は、いやムートーは今どこにいるんだ?」
奴の居場所を知る事は自分にとって最重要だった。父は赤城たちの元へ帰って守れといった。しかし今帰れば野放しになった奴が自分たちの元へやってきて赤城もろとも何もあらがう術を持たない自分ごと殺しに来るかもしれない・・・だからこそ赤城たちの前に奴が現れる前にこちらから行って仇を討って守る。それが最善だと思ったからだ・・・・芹沢は生物学的にムートーの状態から推測される行動を述べる
芹沢「ムートーはまだ若い。成長するため餌を探しているか、膨大な放射能を吸収したばかりで食欲が満たされたことでどこかで巣を構えるかもしれない・・・・現在軍が行動できる範囲で考えられる場所を捜索しているが進展は今のところない。だが先に見つけなければ・・・・」
正直前者は最悪の一言だった。奴のエサは放射能・・・つまり原子力発電所などが重点的に襲われてしまうことで被害がうなぎのぼりで上がってしまう。後者の場合はかなりこちらに対して幸運ともいえた、巣を構えてくれれば待ち伏せが可能でわざわざ探し回らなくて済むからだ・・・しかし芹沢の最後の言葉が気になってしまい咄嗟に聞くことにした
シンジ「先に見つけないとどうなるんだ?」
芹沢「自然とは常に調和を保とうとする・・・ゴジラがそのカギを握っている」
芹沢はスクリーンに映されるゴジラの姿を見ながらそうつぶやく。どういうことは詳しく聴こうとしたとき扉から軍の兵士が入ってくる
「失礼します、この中でブロディ大尉は誰でしょうか?」
シンジ「自分に何か?」
「先ほどユニオンから大尉を速やかにこちらに引き渡すように重桜本部に向けて通達があったそうです。ですから大尉はすぐに必要な荷物を整えるようにと・・・」
シンジはそのことを聞いて驚愕した。いくら事故の件が伝わったとして普通は無事だったか程度の電話で済むが、いきなり自分がアズールレーンの指揮官ということを入れても国が直々に個人の引き渡しをこんな早急に伝えてくるなど異常だった。理由を聞いても不明としかわからなかったが自分は軍人のため拒否することはできなかった。とりあえず博士たちに別れの挨拶を伝えると連絡を取り合う為の無線機をもらい、荷物をまとめてユニオンの軍が待っているという領域までヘリで送られる。しばらく赤城に会えることはないだろうと思い、懐からせめて連絡だけはとスマホを取り出し赤城に連絡を入れる。しばらく待っても赤城は出ずようやくつながったと思うとそれは留守電のメッセージだった
《一航戦赤城です、御用がおありでしたらこちらに伝言をよろしくお願いしますわ》
彼女はKANSENのなかで特に実力が高く、同時に群にも買われているため多忙なのだろうと、そのまま一夜にして起こったことをメッセージとして残す
シンジ「・・・・赤城か?ああ・・・父さんに会いに行ったら事故にあったんだ。・・・・父さんが死んだ・・・色々と話したいけどユニオンに召集をかけられてしばらく会えることができないかもしれない。でも
招集もそうだが自分にはやらなければならないことがある・・・・家族の仇であるムートーを打ち倒す。たとえ自分が死ぬことになっても愛する者を守るために自分は死地へと向かう覚悟をもって挑むと心に誓う。そしてすべてが終わったら赤城にまた会いに行って父を失った悲しみを分かち合い幸せをともに享受しようと・・・・だがこの時自分は各国と陣営がどれだけ対立していて、その対立によってできた溝はどれだけ自分らを隔てているか想像すらしていなかった。そして自分は予想外の出来事に直面していくことにも想像すらせず・・・・いや前から予感はしていたが杞憂であってほしかった・・・・
まさか一週間後に重桜と鉄血がアズールレーンを脱退し、『レッドアクシズ』という陣営を作り戦争を仕掛けてくるなど・・・・
まさか妻の赤城が自分には内緒で
これから起こる戦争の中でセイレーンが悠々と暗躍を続けていたことも・・・・
今の自分には予想も知る由もできなかった
シンジsideout
そしてこの時から人類とKANSEN・・・そして怪獣たちの運命の歯車が動き出していた・・・・
その運命の果てが破滅か・・・・平穏か・・・今は誰も知らない
~人物紹介~
【さくら・ブロディ】
ジョーの妻でシンジの母。旧名命道さくら。ジョーとともに雀路羅原子力発電所で技師として働いていた。穏やかで優しい性格で、ジョーとはこの発電所の仕事をしている時に知り合い、技師と学者として話が盛り上がりそこからプライベートで会うことが多くなり、そこから互いに行為を持ち交際することになり年月をかけて結婚する。シンジも生まれ、育ったシンジからの紹介で遊びに来た赤城たちや天城などのKANSEN達を快く向かい入れて遊びに付き合ったりして幸せの日々を送っていた。しかし大地震によって発生した原発事故に遭遇してしまい放射能汚染の広がりを防ぐための区画閉鎖から間一髪逃れられず、隔壁の向こうにいるジョーに「シンジを守ってあげて」と言い残し命を落としてしまう
【ジョー・ブロディ】
核物理学者でシンジの父。当時ユニオンと重桜との合弁での原子力発電所にて技師として働いていた。KANSEN達とはKANSEN達は人間ではなく道具という考えをよく思っておらず、シンジが赤城と知り合ってからまだ小さかったKANSEN達からなつかれたことで父親のように接し始める。その後大地震が原因だと言われた原発事故により自分の誕生日に妻さくらを失う。妻の死後、ユニオンに母国であるユニオンに呼び戻され戦争終結に力を入れる。終戦後すぐに重桜へと戻り、元よりユニオンと重桜の両政府の情報隠蔽を疑いその原因となった原発事故について日本でKASENたちの相談所をを開いて英語教師として生計を立てながら単独調査を始める。そして長い間の調査から手掛かりをつかみシンジと共に退避区域へと赴き、事故の元凶当たるムートーの目覚めによる被害で致命傷を負ってしまい搬送されるもシンジに家族を守れと言い残しさくらの元へと旅立った
【シンジ・ブロディ】階級:少佐 国籍:ユニオン・重桜
アズールレーン指揮で元は海軍の爆弾処理を専門とする部隊の隊長を務めていた。重桜人の母さくらとユニオン人の父ジョーを持つ。少年時代ではセイレーンとの大戦の真っ最中ではあったが、比較的に平和な日々を過していた。当時放射線を研究していたさくらとる核物理学者のジョーは重桜とユニオンが共同合併した原子力発電所で互いに技師として働いていたが、さくらが原子炉での異常で起こった事故によって帰らぬ人となってしまう。その後爆発事件と合わせるようにセイレーンの戦いが激化してきたため一時ジョーとフォードは重桜を後にする。十数年後友や父を守るために軍人へと成り、爆発事件のことに思う物があったため爆発処理班の隊長としてセイレーンの破壊工作を阻止してきた功績や指揮能力にキューブの適正能力から指揮官へとなる。そこで大きくなった赤城達と再会し、そして成長した姿にときめいて行為を自覚してそのまま約束通りケッコンして二人と仲間たちと共にセイレーンを撃退し平和を享受していた。しかしジョーが退避区域に入ったと連絡を受け取り、赤城に説得されて迎えに向かうがジョーと共に真相を確かめるべく自身も退避区域に入り、パトロールしていたモナークの隊員たちに捕縛され連行される。そしてムートーの目覚めに生き残るもジョーを失ってしまい、その後真相を確かめると同時にジョーの最後の頼みである家族を守ることとかたき討ちを決意するも、ユニオンへと呼び戻されて赤城と離れ離れとなってしまった
備考:赤城との出会い・・・最初の出会いはKANSENをよく想わない集団に囲まれて悪口や暴力を振るわれていたところを助ける事から始まり、この時赤城ちゃんは天城によく読んで貰った悪い殿様や家来から姫を助ける侍さんと重なり一目惚れする。その後家来と言われながらも海で泳いでは天城や加賀や幼い愛宕や高雄とも遊ぶ仲となり、事故後に分かれる際にまた会えたらお嫁さんにしてと言われ約束を結ぶ。シンジにとっては正直美少女だった上にユニオン人としての血が濃かったため、友達ができなかった所に友達となってくれた嬉しさから次第に好意を持つようになっていたためokしてしまう。その無事再会を果たし結婚を果たし、重桜で本居を構えながら赤城や加賀といった重桜の住民と楽しく過ごしていた。ちなみに小さいころから常人よりも優れた身体能力を持っている
【大黒重兵衛】
重桜有人艦隊司令長官にして『水龍』の艦長。階級は少将。ムートーの捜索・殲滅作戦を指揮する。セイレーン大戦ではKANSENを指揮するシンジとは別に有人部隊の指揮を執っており数々の功績を上げていた。軍人として国民の安全確保優先し、軍人として先陣切って戦うKANSEN達を尊敬し仲間として大切に思っており、人間だろうとKANSENだろうと仲間ならば一人でも故郷に返すという信念を持っている。部下の命のためなら喜んで責任を被る行為をする気概を持つ
~オリジナル兵器~
【水龍】
重桜で開発された最新鋭の空母。高性能レーダーや最新の対空砲と最新鋭の戦闘機『F-86F戦闘機「旭光」』と『F-104J戦闘機「栄光」』『YS-11C/P/PC輸送機』、『CH-47J輸送ヘリコプター』を配備しており、内部には有人部隊のための生活スペースと豊富な弾薬と武器、ハニカム構造を取り入れた装甲板で戦艦の砲弾にも十数発は耐えうる耐久性を獲得し、『Mk 45 5インチ砲』と対空砲を4門装備しているため攻撃と防御においても優秀である
・満載排水量 100,300 トン
・全長 300 m
・最大幅 65 m
・水線幅 35 m
・吃水 10 m
~怪獣知識~
【怪獣の念和】
・念和は怪獣の脳波を話したい相手に飛ばして会話をする能力。できない怪獣がいれば、他種とのコミュニケーションをしてきたからこそできる怪獣(ゴジラやアンギラスにラドン)がいれば、相性やその怪獣の知能や素質によってによってはたとえ地球の裏側にいても気配を感じ取り会話を飛ばしたりできるが、話しかけているが聞こえない場合もある。例として虫系の怪獣らならば虫系の怪獣には聞こえて、他の怪獣にとっては言葉を聴けないが敵意や感情がわかる程度、普通の人間ならば咆哮しか聞こえないといった感じである
・KANSEN達には念和で話しかければ、全員が聞こえる。相性によって遠くから離れた相手でも会話が可能で、頭の中に届いた瞬間に怪獣の言葉は脳で変換されそれぞれの母語に聞こえる。欠点があるとすれば話したい相手にしか聞こえないため、念和で話してる相手の姿は念和を送られていない相手にとって独り言を延々と話してる痛い姿になっていることかもしれない
・ゴジラは前世が人間であったことやG細胞の適応能力でほとんどの怪獣の感情や読み取ることができ、人間とも念和で会話ができる
・相性については明確な事はなく、しいて言うならば種類や体の構造がが同じか、前世で何かしらの出会いや接点があったか、自身と同じあり方も持っていたか、同じ縄張りでともに居続けてきたからなど、原因はさまざまである
2話のあとがきを改稿して怪獣の設定を付け加えました
俺が今年最後の投稿です。皆様良い年末を!そして一年間お疲れさまでした
それではまた次回に
ciao♪
あとがきに残した設定を設定集としてまとめた方が良いですか
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任せる