今年初投稿ですが長すぎるので前編後編に分かれます
今回でアニメ編に突入します
シンジたちや怪獣にこの世界での舞台もいるのでかなりドンパチ感が原作よりもあると思います
それではどうぞ!
~新設アズールレーン母港~
世間ではまだ公されてはいないがムートーの事件は自身による不幸な事故だと隠蔽してから1週間後・・・アズールレーンは同盟関係だった重桜と鉄血の二大陣営が思想と意思と方針が合わなくなり真っ二つと割れ、脱退してしまい各国同士と陣営の関係より悪化してしまった。そしてそれに合わせるかのようにアズールレーンに加盟していた小国のサディアも脱退しレッドアクシズに加盟してしまう。アズールレーンにもセイレーン大戦でともに戦った東煌と北方連合が合流してくれたが危機感を募らせたアズールレーン上層部は急遽各国で貿易を行う交流基地として作られていた施設を母校として回収することで短期間で母校へと改修し前線基地へと生まれ変わられた。そしてこの母校の指揮官としてシンジ・ブロィが勅任した。
シンジside
シンジ「ふう・・・やっと着いた」
シンジは船による長旅によって拘束され凝り固まった体を軽くひねりながら新設された母校を見渡す。この1週間はまさにシンジにとって激動の時期だったといえるだろう。まさかいきなりユニオンに召集され、到着した瞬間に厳重な監視下の元に拘束され半ば強制的に指揮官へと任命され配属されたのだから・・・原因としてはシンジがいまや鉄血、サディアともにアズールレーンを脱退しいまや戦争一歩前まで関係が悪化してしまった重桜の血をひいている男で敵側のKANSENとケッコンしているので、故郷と愛する妻を優先しアズールレーンの情報を洗いざらい吐いては、スパイを粉う危険性があると判断されたからだ。その際に芹沢にもらい受けた無線機や私物は根こそぎ奪われたためムートーの情報や情勢もわからず、知った時にはもはや戦争は避けられないといっても過言ではないほど関係は悪化し、第二の故郷がユニオンなら第一の故郷である重桜がアズールレーンを脱退しており、今や流れるままこの母校の指揮官となっていた。シンジはもちろん不服しかないがこうなってしまった以上軍人の務めとして有事の際は指揮を執りつつまた戦うことを決めつつ、自分一人でできるかどうかわからないが戦争を早期に終わらせて仇を見つけて討ち倒して愛する者と仲間たちを守るという父との約束を果たすために今はこの状況を受け入れるしかなかった
シンジ「・・・・本当ならこのまま戦いが起こらなければそれが一番だけどな」
本当ならこんなまだセイレーンを駆逐できておらず共通の敵がいる上に怪獣という脅威を現れた中で人類同士の内輪もめなど馬鹿々々しい・・・そう思いながらシンジは空を見上げながら口から一言本音を漏らす。そしてしばらく指示で待ち合わせするようにいわれた港で待機していると3人の可愛らしい女の子たちが何かを探しながら近づいてくるとそのうちの一人でマストを模した髪飾りして薄い紫色の長い髪を黒いリボンで左側を結ってサイドテールにした髪型をして、ところどころ肌が透けてるワンピースを着こなしおとなしげな雰囲気を持っていて体つきは幼いが各部の膨らみからある意味将来有望な幼い少女がシンジに話しかける
???「あの、あれ?・・・もしかしてお兄ちゃん?」
上品な雰囲気的から話しかけてきた少女はロイヤルの出だと推測できる。シンジはしばらく話しかけた少女は知り合いだと判断し記憶をたどるとふとセイレーン大戦中にロイヤルのKANSENたちと会った時に自分を鬼となついてきた少女だと思い出した
シンジ「・・・もしかしてユニコーンか!」
ユニコーン「そうだよ、ユニコーンだよ・・・お兄ちゃん!」
この少女の名前は『ユニコーン』。KANSENで『ロイヤル所属・軽空母』であるが本人は『支援空母』と言っている。シンジが大戦中に行われた作戦で出会い指揮をしてともに戦った1人で、作戦後に姉の後ろに隠れながらシンジの事を、「お兄ちゃんって・・・・呼んでも良い?」と聞いてきて了承し、以来シンジをお兄ちゃんと呼んで慕いなついている。もっとも今はもう23歳になるためまだ若いがどちらかというよりも【おじさん】の方がしっくりくるかもしれないが・・・久しぶりの再会でシンジはうれしく思い、ユニコーンの頭をなでると「えへへ♪」と笑顔を浮かべる。するとユニコーンと一緒にいた少女たちもユニコーンと仲良くするシンジが気になり話しかけてくる
???「ユニコーンちゃんその人誰? この母校の関係者みたいだけど?」
???「・・・・眠い・・・・ZZZ・・・」
ユニコーン「ジャベリンちゃん・・ラフィーちゃん・・・・」
シンジ(・・・彼女たちがリストにあった、『ロイヤル』のジャベリンと『ユニオン』のラフィーか)
ユニコーンが声に出して彼女らの名前を言うことで、シンジは彼女らは自身がこの母校に来るまで母校に所属している、所属する予定のKANSENたちの大まかなリストに載っていたKANSENたちだと理解する。
1人はエメラルドグリーンの瞳に紫の髪をリボンで束ねたポニーテールに王冠のような髪飾りを着け、紫のスカートをして白色のノースリープを着て青いスカーフを巻いた服装をして、元気いっぱいの性格からロイヤルレディとしては少々落ち着きが足りないがそこが魅力とも言える少女が『ロイヤル所属・J級駆逐艦1番艦・ジャベリン』
もう1人はボサボサな銀髪をツインテールにまとめて白いウサミミのカチューシャを着け、赤く眠そうに寝ぼけた目、シャツ一枚と明らかにサイズの合ってないモコモコしたピンク色の上着を羽織り赤い小さなスカートをした服装をして、今にも眠ってしまいそうで気だるげな少女が『ユニオン所属・ベルソン級駆逐艦・ラフィー』。
シンジ「はじめまして、俺は本日からこの母校でアズールレーンの指揮官に務めるになったシンジ・ブロディ少佐だ。いろいろと迷惑をかけるかもしれないけどよろしくね?」
ジャベリン「ええっ!? 貴方が指揮官さんですか!? お会い出来て光栄です! あ、私はJクラスの駆逐艦のジャベリンです!どうぞよろしくお願いします!」
ジャベリンはシンジの手を取って上下にブンブンと振る。KANSENは人間よりも身体能力と戦闘能力が高いので振り回されるシンジの腕は悲鳴を上げていた。だが痛みに関しては赤城によく抱き着かれたり、他の女性と長く話していると嫉妬で強く握られることがよくあるので慣れてしまったためかあまり感じはしなかった
シンジ「よろしくジャベリン。・・・でもそろそろ放してくれ、腕がとれそうだ・・」
ジャベリン「あ、ごめんなさい! つい張り切りすぎちゃって・・!」
ラフィー「私ラフィー・・この耳は本物じゃないから・・・よろしく・・・ZZZZ・・」
シンジ「ああ、よろしくなラフィー。確かにこれは作りものだな・・・服がずり落ちそうだぞ?」
シンジの冗談が混じった一言にジャベリンはシンジの手を離し気遣う様に言いながらシンジの腕を心配する。彼女は元気とやる気が有りすぎるくらいだが思いやりのある優しい娘なのだろう。そしてラフィーの挨拶にもこたえると彼女のうさ耳は正直本物にも見えるほど精巧なものだった。しかし立ったまま寝そうになっている上に上着はだけている危なげな状態なので服装を直してあげた。内心彼女らを一部を見てまだ幼い体形の少女に比べて育ちすぎではないかと思ったのは彼だけの秘密だ・・・
シンジ「そうだ。ユニコーン、俺に用があったみたいだけど何かあったのかな?」
ユニコーン「そうだ・・!お兄ちゃん、『ゆーちゃん』を探しているんだけど知らない・・・?」
ゆーちゃんとはユニコーンがいつも持ち歩いている馬のぬいぐるみで友達でである。正直一角獣のユニコーンに羽が生えた容姿をしているのでペガサスなのかユニコーンなのか判断しにくい上にぬいぐるみなのに普通ご飯を食べたり、空を飛んだり、歩いたりするのもはや生き物に見えてくるので可愛らしいが謎が多い存在だ。そして普段ならユニコーンの腕の中で抱きかかえられているかそばにいるかだが、周りを見渡してもそれらしい影も見当たらない
ユニコーン「ゆーちゃん・・・どこかに行っちゃって探してるの・・・・」
シンジ「あいにく俺も今ここに来たばかりだからゆーちゃんは見ていないな。『饅頭』ならここに来るまであちこちで見たけど・・・」
ユニコーン「そうなんだ・・・・」
ジャベリン「落ち込まないでユニコーンちゃん、次だよ次!」
ラフィー「頑張ればきっと見つかる・・・・グッ・・」
『饅頭』とはアホ毛が付いた黄色いひよこのようや生物でKANSEN達のサポートをこなす謎の生命体でその種類は幅広く店の番頭をしていれば、艦の整備をしていたり、料理をしてふるまっている。シンジの答えにユニコーンは見てわかるほどシュン、と顔を下げるて落ち込む。そんなユニコーンをジャベリンは元気よく、ラフィーは片手でグッドサインをして励ます。それを見てシンジはそんな彼女らを見て事情を知ったからにここで引き下がるのは性に合わない、何より困っている人がいるならばほっとくことはできなかった
シンジ「良し、俺もゆーちゃん探しを手伝うよ」
ジャベリン「えぇ!? 良いんですか指揮官?」
シンジ「後で案内の子には怒られるだろうけど、困ってる女の子を見過ごす事は軍人としても人としてもできないからな。一緒にゆーちゃんを見つけようユニコーン」
ユニコーン「ありがとう・・! お兄ちゃん!」
シンジ「お礼は見つかってからさ」
少し涙目になっていたユニコーンだったが頭を優しく撫でられながらシンジの言葉にユニコーンは心の底からうれしくなり、上げられた顔は涙が消えて満面の笑顔を浮かべた。そしていざシンジもゆーちゃん探しに加わりあてになる場所やゆーちゃんが良そうな場所にあたろうと荷物を持ちながら歩を進めようとした瞬間、背中に柔らかく軽めの重みがのし掛かってくるのを感じなにかと背中に目を向けるといつの間にか後ろに回り込んでいたラフィーが眠そうに背中におぶさっていた
ラフィー「広くて暖かい、指揮官・・・ラフィーをおんぶして・・・ZZZ」
シンジ「いつの間に・・!はぁ、しょうがないな・・・」
いつの間にか後ろに気配を感じさせず背中におぶさっていたラフィーに驚きつつも慣れ慕った女性特有の柔らかさを感じながらしっかりと背負い、落とさないようにしっかり姿勢を正しくする。その際ジャベリンはシンジの指先で光るある物に気づく
ジャベリン「あれ? 指揮官。その薬指の指輪ってもしかして?」
シンジ「これか。見てのとおりケッコン指輪だ。相手は今遠くにいてあえないけどね」
ジャベリン「そうなんですか、早く会えるといいですね。次は向こうでゆーちゃんを見ていないか聞いてみましょう!」
ユニコーン「うん・・・!」
シンジ「ああ、そうだな・・・」
ラフィー「ZZZ・・・・・」
ジャベリンの質問に答えながら、今は会えない最愛の相手を指輪を見ながら想う。ジャベリンの言う通り一日でも早く会えるといいなと思いながら、彼女たちとともにゆーちゃん探しを進めるために足を動かした。しかしまさか今日この日最愛の人と再会できることとなり、それは全く望まない形で果たされることになるとは思ってもいなかった・・・・
ちなみ数分後、シンジの案内役だった兄貴とよく言われるKANSENが待合場所に来たが当の本人がいないためしばらく周りを探し出すことになったとは4人は知らない・・・・・・
4人で行動する事数十分・・・・母港の色々な所に赴いたり、他の艦船KANSEN達や人間の兵士達と出会い、自己紹介や言葉を交わしたりしながらゆーちゃんの目撃情報などを集めていた。その中で母校は軍事施設しかないと思ったが娯楽施設として服屋やレストランにゲームショップやモールといった施設がより取り見取りで軍事施設というよりもリゾートに見えてくるほどの充実した場所だった。しかしやはり軍事施設なので最新鋭の警備システムやKANSENたちの艦載機には劣るが性能は折り紙付きの戦闘機や戦車にKANSENたちの劣化コピー品の戦艦である『量産型』も配備され、それを使い訓練をこなす兵たちや警備を行う兵士たちを多く見かけたのでやはりどうであれ軍事施設なのだと再認識される。そんな彼等やKANSEN達にも聞き込みをした結果、母港の丘の上にゆーちゃんらしき生き物?が向かうのを見かけたという情報を手に入れた。さっそくそこに向かおうとするが、シンジはこれまで長旅だったせいか今になって用を足したくなり一時的に別行動することにして残ったジャベリンたちは起きたラフィーも加えた3人でそこに向かった
~母校:丘の上~
ジャベリンたちが丘につくとそこには黒ローブを被った少女二人が丘の頂上で母校を見渡しながら立っており、その少女のうち角のような飾りをつけた一人の足元にペガサスかユニコーンかわからないのが特徴のゆーちゃんがいた。少女は足元にいたゆーちゃんを拾う
???1「ぬいぐるみ?」
???2「みたいですね、でもなぜこんな物がここに?」
少女達はそう思ったが、しかしそれはゆーちゃんが放してと言わんばかりにパタパタと手足が動かしたことで違うと思い知らされた
???2「ちょっ、なんなんですかこれは!?」
???1「・・・変な生き物です」
まあ、質感や感触からぬいぐるみだと思ったら意思をもって動かしたのだからそれは驚くなりするのは当然の反応だった。そんな少女達のもとにジャベリンたちが丘の頂上にたどり着き、ユニコーンは自身にとって大切なゆーちゃんを見つけられた事で元気に呼びかける
ユニコーン「ユーちゃん!」
ユニコーンの声に反応して少女達はジャベリンたちに気づくと同時になぜKANSENが3隻ここにいるのかと警戒しだす。しかし彼女たちの目的はこの変な生き物を探してたようなので警戒は続けるが怪しまれないように自然体を心掛ける。そんな彼女をよそにユニコーンたちはゆーちゃんを発見できたことに喜びを分かち合う
ユニコーン「ユーちゃん!良かった・・・!」
ジャベリン「よかったねユニコーンちゃん!」
ラフィー「見つかってよかった・・・」
ユニコーンは再開の歓びに笑いそのままそれを抱きしめ、ジャベリンとラフィーも自分の事のように喜びんだ。ユニコーンはゆーちゃんをみつけてくれた少女に礼を言う
ユニコーン「ありがとう!」
ラフィー「グッジョブ・・・」
???1「いえ・・・お礼を言われるようなことしてないので」
???2「そうです、私たちとしては偶然の事でしたから・・・」
ユニコーンと一緒にラフィーもお礼を言うが少女達は遠慮がちに返す。実際にただ足元に偶然いたのを拾い上げただけなのは合っている。するとジャベリンが何かにきずきそれを絶賛する
ジャベリン「うわ~!、こんな綺麗な場所があったんですね!」
ジャベリンの言葉に一同が周りを見渡す。すると丘の頂上からは透き通るような大空と日の光に照らされた大海が宝石のように輝き幻想的な光景を生み出して広がっていた。少女も母校ばかり見ていたせいかその光景に故郷と似た景色だったのか懐かしさと一緒にきれいだとも感動もしていた。ユニコーンもその光景に見惚れ、ラフィーは丘に流れる心地いい風に立ったまま寝てしまいそうな勢いになる
ジャベリン「こんな穴場を知ってるなんて二人とも中々やりますね!」
???1「え・・・どうも?」
???2「ありがとうございます・・・」
少女達からしたらまったくのたまたまから見つかっただけなのだが、ジャベリンの元気な褒め言葉にたじろいでしまう。そしてすかさずジャベリンたちは少女に対して自己紹介を交わす
ジャベリン「あ、私はジャベリンと言います!貴女のお名前聞いても良い?」
ラフィー「ラフィーだよ・・・眠るのが大好き・・・」
ユニコーン「ユニコーンだよ、この子はゆーちゃん・・・」
ジャベリンに続くようにラフィーとユニコーンも自身の名を名乗り、ジャベリンは前に出て名前を聞こうとすると同時に握手を求めるように手を差し出す
???1「・・・えっと・・・?」
???2「・・・・」
少女達はこのようなことに慣れていないのか、それとも何かがあるから手を出せないのか戸惑うようにその差し伸べられた手を見つめるばかりだった・・・するとジャベリンたちの咆哮から駆け足でこちらに向かってくる男、シンジがやってくる
シンジ「おーい!すまない、思ったより時間がかかって。ゆーちゃんは見つかったのか?」
ジャベリン「指揮官!はい、この子が見つけてくれました」
ジャベリンがシンジからも見えるように退くと、シンジはお礼を言おうと近づき、少女もこの母校の指揮官を知るべく近づく。そして互いに顔を認識すると大きな衝撃が走りシンジと少女達は明らかに動揺した
シンジ「ッ!・・・まさか『綾波』なのか!?それにそっちは『Z23(ニーミ)』か!?」
???1→綾波「シンジ・・・指揮官ですか・・!?」
???2→Z23「どうしてここにシンジ指揮官が・・・!?」
シンジはなぜ重桜と鉄血のKANSENであり共に戦った仲間だが、いまや重桜と鉄血が脱退した今ではここにいるはずがない彼女がなぜここにいるのかと困惑してしまう。それは少女達・・・綾波とZ23も一緒でまさかここの母校の指揮官が綾波にとっては重桜のみんなと長い時間を共にして今や離れ離れになってしまった家族、Z23にとっては大戦中にともに戦って彼の指揮を補佐として支えながら鉄血を勝利に導いてくれた恩人、そんな彼が今はこの母校の指揮官であり敵だったとは思ってもいなかった。そんな二人の関係を知らないジャベリンたちは綾波と知り合いだった様子のシンジに話しかける
ジャベリン「あれ?指揮官、この子たちのこと知って・・」
ジャベリンは指揮官に少女の事を聞こうとするがその言葉は大きな音に遮られた。
『ビュオオオン!』
シンジたちの真上を何かが通り過ぎ、とてつもない速さによって生まれる風圧が彼らを襲った
シンジ「みんな伏せろ!」
ジャベリン「うわぁ!」
ラフィー「うぅ・・・!
ユニコーン「キャー!」
シンジは叫ぶとと同時に引き寄せて、自身の肉体を壁にすることでジャベリン達を庇う。ジャベリン達も頭を下げて身を屈めるとなにか『物体』が通り過ぎ、巻き起こる風圧に飛ばされまいと足を踏ん張った。その中でシンジは通り過ぎた何かを確認すべく目を開くと一瞬だが
ジャベリン「何だったんだろう?鳥かな?」
ジャベリンは今の風圧を鳥ではないかといううが、シンジは即座に険しい顔で否定する。まるでどんどん嫌な予感に近づいてしまっているといわんばかりに・・・・
シンジ「いや、違う。鳥の羽ばたき程度であれほどの風圧は起きない・・・それにあの紙飛行機は・・・!」
ユニコーン「お兄ちゃん?」
シンジの険しい表情と雰囲気にユニコーンは心配するが、異変はそれだけにとどまらずそれに気づいたラフィーがつぶやく
ラフィー「・・・・そういえばあの子たちがいない。」
ラフィーの言葉で周りを見ると、先ほどまでいた『綾波』と『Z23』の姿がどこにもなかった。シンジは嫌な予感が的中したと判断して即座に最悪の状況を想定して指示を出すため母校に戻ることにした
シンジ「みんな、もしかしたら戦闘が起きるかもしれない。早く戻って何時でも出撃できるよう準備はしといてくれ。」
ジャベリン「戦闘って・・・!」
シンジはすぐそこまで迫っていた戦火の始まりにやるせなさを感じながらも今は彼女たちと務めを果たすべく走り出した
シンジside out
加賀&赤城side
シンジが嫌な予感から行動を開始し始めた同時刻、母校の近海で重桜のKANSENが二人がとがった岩礁に腰掛けていた
1人は黒い長髪の頭の上に狐の耳に生やし、裏地が赤の雀色の羽織を肩にかけて胸元を大きく開き肩を丸出しにして白い肌を晒した露出度の高い格好をしており、背面からは狐のような黒い尻尾を九本はやした艶やかかつ蠱惑的な女性・・シンジの結婚艦でありシンジにとって帰る場所の一つである『重桜所属・正規空母・赤城』
もう一人の女性は白銀の狐耳が生やして白銀の髪を肩口まで伸ばし、赤城と同じく露出の高い青い着物からは白い胸の谷間が見え、強気で堂々とした雰囲気をもち背面から赤城と同じだが色が違う白い九本の尻尾を生やした女性・・シンジにとっては家族のように過ごしていた女性・・『重桜所属・正規空母・加賀』
二人は待機していると加賀の持つ青い札が震えだし、加賀は素早くそれを取り出して気を送るとそこから綾波の声が響き通信機のように働く
綾波『こちら綾波・・・』
加賀「作戦中だ、コードネームを使え」
綾波『あっ、ごめんなさい。こちら『ユズ』。基地の構造は大体把握した・・です』
加賀「良し。こちらも仕掛ける。状況を見て合流しろ」
綾波『了解・・・それと大事な知らせがもう一つあるです』
加賀「なんだ?」
通信を終えようとした加賀だが綾波から重要な知らせだと聞き、通信を着るのをやめて耳を凝らすとその答えは予想外なものだった
綾波『・・・あの基地にシンジ指揮官がいたです』
加賀「なんだと!?それは確かか?」
綾波『はい、顔をあわしたのは短かったですが間違いないです。写真も撮っているので今から送るです』
数秒後、札から出る炎が投影機のように空中に写真を映像として映し出される。そこに移った男を瞬時にシンジだと加賀は確信する
加賀「間違いない、この男はシンジだ。『オオトリ』、どうやら基地にはシンジがいるようだ」
赤城「ええ、とても嬉しい報告ね加賀。・・・あぁシンジ!今すぐ赤城がお迎えに行きますわ、もう絶対にあなたを離れさせはしないわ・・・!」
加賀「赤城姉さま、コードネームを・・・あと気持ちはわかりますが落ち着いてください」
加賀も重桜で起きた
加賀や赤城にとっては数日の間シンジが義父のジョーを迎えに行き、自分たちのところに連れてきて仲良く暮らせるようになると思った矢先に、届いてきたのはシンジが向かった先で地震による事故が起こりジョーがなくなったという訃報とシンジがユニオンに引き抜かれ半ばさらわれるような形で重桜を出たという凶報だった。この知らせを受けて重桜のKANSENたちはジョーには小さいころから今まで親がいない自分たちに本当の父親のように様々なことに面倒を見てくれた恩人であり、シンジは幼いころから苦難と悲しみと喜びを分かち合ってきた家族に差し支えない存在でどんな時も絶望的な状況でもあきらめず自分たちを導いてくれた存在だったのだ。その二人をいっぺんに失った彼女らは多くの者が悲しみにさいなまれた。戦闘狂であった加賀でさえ、鍛錬をすっぽかししばらく部屋に出てくることはなかった。赤城に至っては誰よりもひどくしばらく食事をとらず、ただシンジとジョーの写真を見ながら涙を流し外に出るとただ茫然自失で海を眺めているだけだった
そんな日々が数週間も過ぎた時、ある日赤城は狂気的な笑みを浮かべながら
赤城「ねぇ加賀、戦いの本質とはなんだと思う?
加賀がその質問に首をかしげると赤城は加賀のぬくもりに触れて、互いに息を感じるほど近くなりながら『戦いの本質』を語る
赤城「『戦いとは傷つけること』、『戦いとは傷つくこと』、『戦いとは痛みを交換する』・・・痛みを通じて互いの思いに触れ合うの、すなわち『愛』に他ならないわ」
赤城の言う『戦いの本質』の説明はかなり当たっているといえる。自国への愛、友への愛、恋人への愛、仲間への愛、家族への愛、故郷への愛といった感情が愛する対象に害する敵に対して明確な敵意と守護欲を生み出し、傷つけ傷つけあい痛みを互いに与え続ける。その中で互いの戦う理由といった思いに触れあうこともあるだろう。加賀はそれを聞いてゆっくりと立ち上がる
加賀「私には姉様の言うことが良く解りません。私はただ討ち滅ぼすだけ・・ジョー・・・父上のためにもシンジを取り戻し、あいつが『帰ってくる場所』を守る為にも・・・・!」
加賀はそう言いながら後半は力強く答えた。加賀は赤城とともに自宅の電話に残されたシンジの連絡を聞いていた。だからこそいなくなってしまったジョーのためにもシンジを守り、帰ってくるといった重桜を必ず守り、それを邪魔する敵は必ず討ち滅ぼすと決意を示すようにそう言い切る。加賀は手にした青い紙飛行機を構え、紙飛行機はたちまち青い炎に包まれ二人の後ろの空に暗雲が立ち込める
赤城「フフ、連れない子ね。でもその通りね、旦那様が『帰ってくる場所』を誰だろうと汚させたりはしないわ」
赤城も自身の決意を声に出して示すと『
赤城「さぁ、戦争を始めましょう」
赤城は笑みを浮かべながら告げる・・・今現時刻を持って、新たな戦いの火蓋が切って落とされた
赤城&加賀side out
~数分後・母校~
数分前は笑顔と笑いで活気であふれていた母校は突如として『セイレーン』の共に襲撃が起こり、あっという間に艦砲によると機銃による轟音が響き、硝煙と火の粉が舞う戦場と化した。まず訓練をしていた人間の兵士たちが真っ先にスクランブルで発進し、セイレーンの艦載機たちを少しだけ押されながらも次々とげ喫していく。彼らが時間を作っている間にKANSEN達や戦車に武装した人間たちが次々と装備を整えて出撃していった
???side
現在母校の中枢ともいえる『指揮官の執務室』ではかなり騒がしいことになっている。そんな中で3人のKANSENが中心に現在の状況に対して対応していた
1人は黄金色のショートヘアーに三つ編みカチューシャを施して紅白な西洋貴族のような制服と赤いマントを羽織ってミニスカートと白いニーソから生み出される絶対領域と腰に巻いたサーベルを携えた服装をして、優雅な佇まいから凛々しい印象を放つ麗人の女性・・・『ロイヤル所属・キングジョージ5世級2番艦 戦艦・プリンス・オブ・ウェールズ』
もう1人は銀髪の上にキャペリンハットを被り豊満な胸元と豊かなプロポーションを純白のドレスで優雅に身を包んだお嬢様を思わせる服装をして、左目の下の泣きぼくろが特徴的で清楚で優雅な大人の女性の余裕と魅力と包容力がを感じさせる女性・・・、『ロイヤル所属・イラストリアス級航空母艦1番艦・イラストリアス』
最後は長い金髪と艦橋のような髪飾りでサイドテールという髪型で白のクロークとその下に青と白のシャツと赤のラインが入った黒いミニスカートとそこから時折めくれるスカートから覗く紐パンの紐というアメリカンな服装をして、男勝りな雰囲気と活発さを醸し出している少女・・・『ユニオン所属 クリーブランド級軽巡洋艦一番艦・クリーブランド』
ウェールズ「『セイレーン』だと!? 出撃急げ!これは演習ではないぞ、準備ができ次第部隊と合流し迎撃しろ!」
「「はいっ!」」
ウェールズが指示を出すとイラストリアスは難しい顔を浮かべ、クリーブランドが軍港を見渡せる窓に行くと爆撃機から攻撃を受けている母校の港とセイレーンの艦載機と爆撃機に応戦する戦闘機とKANSEN達に兵士たちが戦う姿が見え、すぐに向かった。
ウェ―ルズ「まだ指揮官が着任していない状況で『セイレーン』とは・・! 偶然か? それとも・・・・」
イラストリアス「少なくとも偶然とは思えませんね・・・!」
シンジ「ああ、俺がここにいる事以外は偶然じゃないという事だ」
ウェールズ「指揮官か!?」
イラストリアス「指揮官さま!」
シンジ「久しぶりだなウェールズ、イラストリアス。本当なら紅茶を交えながら挨拶をしたかったが今はすべきことをしよう」
ウェールズの言葉にイラストリアスも難しい顔を浮かべているとちょうどユニコーン達と別れたシンジが指揮官室に入室した。ウェールズとイラストリアスは事前にやってくる指揮官がシンジだとは知っていたが、予定の待ち合わせ場所にいなかったことや襲撃の事で何かあったのではと心配していたが襲撃があっても五体満足の無傷で無事だったことに驚きながらも安堵する。シンジにとっても大戦以来の戦友としての再会となるので、本来なら落ち着いた雰囲気で挨拶を交えたかったが状況が状況なこともありすぐに行動を開始する
ウェールズ「指揮官! 状況はかなり切迫しているようだ」
シンジ「わかってる。ユニコーンとジャベリン、それにユニオンのラフィーという子も向かわせた。ウェールズはすぐに港にいるKANSEN達と『部隊』に合流して迎撃に当たってくれ。こちらも使える戦車があれば砲台代わりにして援護させる」
ウェールズ「はっ!」
シンジ「イラストリアス。この状況をすぐに『陛下達』に通達してくれ」
イラストリアス「承知しました」
シンジ「十数分後には『ユニオン』のエースも到着する。それまでなんとしても時間は稼ごう」
ウェールズ・イラストリアス「「了解しました」」
二人はシンジからのそれぞれの指令を聞いて即座に言われた命令を実行する。ウェールズは即座に指揮官室を飛び出して港へと向かう。イラストリアスもすぐにそばにある回転式電話機に番号を入力していく。そんな中、本来ならシンジはこの一種のシェルターのように頑丈な指揮官室で指令を出すが、ここに来るまで見かけた綾波とZ23の事で嫌な予感が彼の頭に残り続けており、シンジはこれは自身の目と耳で判断するしかないと判断しあることを二人に聞く
シンジ「それとイラストリアス、通達したらこの母校にある武器庫はどこか案内してくれないか?」
イラストリアス「武器庫ですか?いいですがどうするのですか?」
シンジ「・・・確かめたいことがある、それに俺は椅子に座ったままでいるのは性に合わないんだ」
イラストリアスは呼び出し音が鳴っている間に返事を聞こうとシンジに振り向くと、指揮官として、兵士として覚悟を感じさせる瞳で何かを急いでいるような様子だった。イラストリアスはそんなシンジを大戦時から変わらないと感じながらも少しだけ危ういと感じたがシンジを信じて通達後に案内することにした
ウェールズ&イラストリアスside out
クリーブランドside
シンジたちがそれぞれの行動を起こす中、いち早く外に出たクリーブランドは港をかけていくと海に向かって大きくジャンプする
クリーブランド「海上の騎士クリーブランド出るよ!」
クリーブランドがそう叫ぶと海上に停泊していた艦船・・『クリーブランド級軽巡洋艦クリーブランド』が複数の青く輝くキューブへと変化し、飛び出したクリーブランドの背中や腕に足に集積する。これがクリーブランドの分身にしてKANSENの武装・・『艤装』である
クリーブランドは艦装を装着すると不敵な笑みを浮かべると上空を飛ぶ『セイレーン』の爆撃機に向かって、艤装の砲口を回転させ砲弾を発射して撃墜しながら海上に着水すると次の目標に狙いを定めながらセイレーンに向けて宣言する
クリーブランド「どうだっ!人類が『セイレーン』に対抗するため生み出した『切り札』、それが軍艦の力をその身に宿した私達! これが
海上を進むクリーブランドにもう一機の爆撃機がクリーブランドに接近し通りすぎる際にミサイルを発射し、海面に大きな水柱をあげた。爆撃機はもう一度攻撃するため旋回するがするが難なくミサイルと爆風を回避していたクリーブランドの砲撃で撃墜される。すると報復と言わんばかりに3機のセイレーンの爆撃機がクリーブランドの背後から迫る
『バババババババババ!!』
『ドオオォォン!ドオオォォン!』
そこに空から人の兵士が操る戦闘機が爆撃機の直情からの奇襲で一機撃墜し、残りの二機が突如現れた戦闘機・・『F-35 ライトニング』に混乱しているすきに港から出撃して砲台の役割を担った戦車・・『M1A2 エイブラムス戦車』と『チャレンジャー2』の大隊が正確に狙いを定めて残りの二機にも砲弾をたたき込み海面へと叩き落した。彼らは今や戦いはKANSENたちが主流になった今でも国と家族、そして目の前で戦うKANSEN達とともに戦い、支えようと奮戦する人間の兵士たちの部隊・・『有人部隊』だ。彼らの援護に助けられたことに気づいたクリープランドは彼らに向けて腕を大きく振るう
クリーブランド「ありがとう、助かったよ!」
クリープランドの元気なお礼に応えるように彼らはさらに士気を高めて、セイレーンの爆撃機を攻撃していった。そしてクリーブランドに続くように他の艦船KANSEN達も港から現れて艤装を装着していく中、他のKANSEN達の中にジャベリン達の姿もあった
ジャベリン「ジャベリン、 全力で行きまーす!」
ラフィー「状態良好・・行こう・・・・」
二人には駆逐艦らしく砲塔と魚雷が装備され、ジャベリンには自慢の武器である槍を携えて、ラフィーはいつもの寝ぼけた様子で海上を駆ける。二人にも二機の爆撃機が向かうがジャベリンは槍から散弾状のエネルギー、ラフィーは艤装から砲弾を発射して攻撃し、爆撃機を撃墜・・・・続くように他のKANSEN達も爆撃機を次々と撃ち落としていく
ジャベリン「やった!」
ラフィー「おぉ・・・・」
二人はあっという間に一時的とはいえセイレーンの攻撃を退けたことに喜び、同時にみんなの力に感銘を受ける。そんな中クリーブランドの無線から着信が入り、相手はウェールズかイラストリアスかなと思いながら無線の推知を入れて応答する
クリープランド「ハイ、こちらクリーブランド。どうかしたのウェ―ルズ?」
シンジ『こちらシンジ指揮官だ、聞こえるかなクリーブランド』
クリープランド「シンジ指揮官じゃないか!?待ち合わせ場所にいないって聞いたから心配したんだよ?」
シンジ《それについてはすまなかった、それよりも状況はこちらに向いてはいるみたいだけどみんなには警戒を解かないように言ってくれ。・・・・おそらく
クリーブランド「?、それって・・・っ!?」
シンジの言葉にクリープランドは詳しく聴こうとするが、突如として目の前に母校には植えられていないためあるはずがない桜の花びらが現れ、鈴のような声と氷のような声が母港全体に響いた
《そう・・『セイレーン』と戦うため人類は私達を造った。だけどやがて理念の違いにより『四大陣営』は2つの勢力に別れる・・・・》
《1つはお前達・・“あくまで人類の力だけ”で『セイレーン』と戦う『ユニオン』と『ロイヤル』》
《そしてもう1つ・・・・》
突然現れた桜の花びらの元を追うと桜吹雪が海上に渦巻いているのクリーブランドだけでなく他のKANSENや有人部隊までもが気付き、そして桜吹雪が晴れて現れた艦船の紋章が目に入り驚愕する
クリーブランド「あの紋章は!?」
クリープランドらが目にした紋章は『重桜の国旗』だった。そして桜吹雪の中から二人のKANSENと二隻の空母が姿が現す。空母の甲板に立つのは重桜所属のKANSEN『赤城』と『加賀』である。彼女の後方からもセイレーンの戦艦と重桜のエンブレムを肩に描けた重桜所属の有人部隊が重桜の量産型に乗って現れる
赤城《セイレーンを倒すために“セイレーンの技術をも利用する”『鉄血』と私達『重桜』》
話の終盤になると甲板に立つ二人の横を重桜の艦載機が横切るが飛び立つ瞬間に赤城の空母から発進した艦載機は赤い炎に包まれ、加賀の空母から発進した艦載機は青い炎に包まれ、炎となった艦載機の編隊は2隻の空母の上空を旋回する
赤城「重桜一航戦・・赤城」
加賀「重桜一航船・・加賀」
赤城・加賀「「押して参る!」」
二人が戦いの始まりを宣言するとセイレーンと重桜の爆撃機、セイレーンの戦艦、重桜の有人部隊、量産型がクリーブランド達に殺到し、クリープランド達は敵の物量に気おされつつも勇気をもって立ち向かった
》
クリーブランドside out
ジャベリンside
重桜との艦隊と接敵してからまさに母校は激戦状態になった。大量に現れ、編隊を組んで巧みな軌道をするセイレーンの戦艦に爆撃機、重桜の艦載機にKANSEN達が対応しているが物量で徐々に押されつつある。アズールレーンの有人部隊が重桜の有人部隊をKANSEN達に近づけまいと戦車の支援砲撃や戦闘機のミサイルを撃ち込んでいくことで接近を防いでくれているが、それも時間の問題でこのままでは押し切られてしまうのは明白だった
ジャベリン「キリがないです~!」
ラフィー「ちょっとピンチ、かも・・・」
敵の数の暴力にさすがのジャベリンとラフィーも弱音を出してきた。撃ち落としても数は増えるばかりで手が付けられない状況の一歩手前で、もう駄目かもとも脳裏に浮かんでしまった
『ビュオオオオオォォォォォン!!』
しかし突如として味方の迎撃機『ソードフィッシュ』が飛んできてセイレーンと重桜の爆撃機を撃墜する。二人が迎撃機が飛んできた方向に視線を向けると、ゆーちゃんを抱きしめて艦装を装備していかにもご立腹なユニコーンがいた
ユニコーン「お友達をイジメないで!」
ユニコーンが吠えると同時にユニコーンが抱いているゆーちゃん光だしぬいぐるみのような姿が大きくなり、大きな翼をもったユニコーンに変身したゆーちゃんの背にユニコーンが乗ると空へと駆け、艤装から迎撃機を次々と射出して重桜とセイレーンの爆撃機を撃破していく。その様子にジャベリンはユニコーンを絶賛する
ジャベリン「ユニコーンちゃんスゴい! ラフィーちゃん!私達も頑張ろう!!」
ラフィー「うん、頑張る・・・」
ユニコーンの活躍により戦況は好転の兆しを見せ、ジャベリンとラフィーもユニコーンの頑張りに感化され気持ちを切り替える。同時に無線からある通信がオープンチャンネルで響く
シンジ《全KANSENと有人部隊の隊員に連絡》
ジャベリン「え!? 何々?」
ラフィー「通信・・指揮官から・・?」
シンジ《こちら、本日から君たちの指揮官になったシンジ・ブロディ少佐だ。現在戦闘中のKANSEN達は、俺の指示に従って欲しい》
ジャベリンとラフィーだけでなくこの場にいたアズールレーンのKANSEN達がはシンジの指揮官としての言葉に耳を傾ける
シンジ《こんな状況で今更指揮をする指揮官等に命預ける事なんてできないと思われても仕方ないと思っている。だか俺は君たちKANSENを、有人部隊を誰一人として死なせるつもりも見捨てるつもりない。だからこそ誰も欠けさせないために力を貸してほしい》
シンジは指揮官服よりも着慣れた戦闘服を着こみ、戦艦の装甲をも貫通できる特殊弾を装填した『バレットM82』と『M9拳銃』を装備した状態で量産型の船上からアズールレーンの全KANSENに通信を送信しその船を追従するように艤装を装備したウェールズとイラストリアスが現れる。そしてシンジは皆に向けてこちら側の勝利条件を伝える
シンジ「この物量で不安になっても仕方ない。だけどこの戦いは相手を倒す事が勝利じゃない・・相手を撤退させれば俺たちの勝ちだ」
シンジの言葉を聞いてKANSEN達や有人部隊たちは感化され、絶対に誰も死なせまいと自身を鼓舞して敵を押し返さんとばかりに勢いを強めた
そんな様子を見ていた加賀はやはりシンジが指揮する艦隊は歯ごたえるがあると関心をしながら、初めて好転の兆しを見せて自身が発艦した艦載機を撃墜したユニコーンに意識を向ける
加賀「あの娘、空母か。あんな小さな身体では食いでが無いが・・・・獲物は獲物だ!」
加賀は空中で奮戦するユニコーンに向けて凶暴な笑みを浮かべると手に狐のお面を持って、青い炎で燃やす。するとたちまち加賀の生まれ元となった『空母・加賀』が桜吹雪に包まれ、晴れるとそこには艤装たる巨大な甲板を装備し、九つの尻尾や獲物を見据える獰猛な双眼に青い炎を灯した巨大な白い九尾の狐・・『白面』へと姿を変える
白面「ウオオオオオオオオオオオォォォォン!!」
クリーブランド「ええぇぇぇっ!!?」
お面から完全な獣へと変身を遂げた白面は己は強者であることを誇示するように遠吠えを上げ、その変化と巨大な姿にクリーブランド等はあまりの予想外に仰天してしまう
加賀「喰ろうてやるぞっ!」
白面「グルルルルルルルルル・・・・!!」
驚く自分らをよそに加賀は白面の背になり、白面はその牙を獲物たるユニコーンに向けて唸り声を上げながら巨大な艦装から青い炎を纏った艦載機を大量に発艦した
ユニコーン「っ・・・!」
ユニコーンは自分に向かって飛んでくる艦載機を迎撃しようとするも練度の違いは歴然であり次々と迎撃機は撃墜されていき、白面から放たれる青い焔玉と艦載機を回避するのに精一杯になってしまった。故に背後から迫る一機の艦載機に気づけず機銃が迫るが、するとその様子を見ていたシンジが『バレットM82』を構えて艦載機のプロペラエンジン部分を鋭角に狙いを定めて発射する
『バアアアアアアァァァァン!!』
対物ライフルと特殊弾丸が使われ轟音を立てた一撃はエンジン部分を軽々と射抜き、艦載機はエンジン部を爆発させなあがら墜落する。仕留めたことを確認するとシンジは窮地な様子のユニコーンに通信を入れる
シンジ《ユニコーン!無理に攻撃するより回避に集中してくれ、そっちに援軍を送った。あともう少しだ!》
ユニコーン「うん・・・!」
ユニコーンはシンジの指示のもと無理に反撃せずに回避を優先するようにする。しかしそれでも多少の余裕はできたが、護衛のために艦載機も飛ばせないほど攻撃は激しいものとなる
ジャベリン「させない!」
ラフィー「っ!・・・・ジャベリン危ない」
ジャベリンは回避に専念しているユニコーンを助けようと飛び回る艦載機たちに向けて槍を構えるが、そんなジャベリンに向けて魚雷が向かっていることに気づいたラフィーがジャベリンを突き飛ばして庇い、代わりにラフィーの足元で魚雷が爆発し水しぶきを立てる
ジャベリン「ラフィーちゃん!!」
ラフィー「ケホ!、ラフィー・・戦闘継続可能・・・・」
ジャベリンはラフィーに庇われたことを認識し、ラフィーの安否を確認する。するとラフィーは艤装で魚雷を当たる寸前に撃ち抜いていたおかげで直撃は免れ多少のダメージを受けていた程度で済み致命傷などは見受けられなかった。ジャベリンはホッとして魚雷が向かって来た方向を見ると、そこには崖で出会ったローブを着ていた二人が立っており、その姿はローブを脱ぎ捨ててあることでその容貌は明らかになっている
一人は白髪をポニーテールにして本人曰く角のような装着品に見える耳がある髪型に出るとこは出ていながらも全体的に引き締まった体を丈の短い白と紺のセーラー服と紺色のミニスカートで包んだ服装をして、内気で控えめな雰囲気をしていたが今は戦士としての気迫を感じさせる雰囲気を放つ少女・・・『重桜所属・吹雪型駆逐艦11番艦・綾波』
もう一人は短めのブロンド色の髪を右側を少しだけリボンでまとめた髪型に両肩と背中が大きく開いた黒く半透明なボディスーツの上から十字のアクセサリーがついた軍服風の前掛けと腰巻きと帽子という服装をして、大人びた印象といかにも真面目な努力家で優等生らしい雰囲気を放つ少女・・・『鉄血所属・Z23型(1936A型)駆逐艦・Z23』
艦装を装備した彼女らはジャベリンとラフィーに龍の顎を模した主砲と艦首を模した大剣を向ける
綾波「重桜吹雪型駆逐艦・・綾波」
Z23「鉄血駆逐艦Z23と申します。あなた達はここで倒します」
綾波とZ23は名乗りを終えると、Z23は主砲を即座にジャベリンとラフィー達に主砲を打ち込む。二人は修錬された正確な砲撃を何とか回避し、そこにすかさず綾波が大剣をジャベリンに振り下ろすが槍でなんとか受け止める
綾波「鬼神の力、味わうがいい・・・!」
ジャベリン「どうしてこんな・・・・!」
Z23「そんなこと決まっています!」
綾波「綾波たちは敵同士なのだから、当然なのです・・・!」
ジャベリンはなぜ戦いを仕掛け、自分たちが多々和なければならないのかを問う。しかしその答えは敵同士という言葉と砲弾によって返される。ジャベリンは至近距離の砲弾をジャンプすることで回避し、Z23の攻撃を回避していたラフィーの合流するも、同じくZ23と合流した綾波に追撃の攻撃を浴びせられるジャベリンは彼女達と戦いたくないと思いながらどうするべきか考えると、青い焔玉が自分たちのもとへと飛んでくるのに気づき、なんとか回避して焔玉が飛んできた方向に目を向ける
ユニコーン「うぅぅ・・・!」
回避に専念していたユニコーンだったが殺到してくる焔玉に退路を奪われ、いつ被弾してもおかしくない状況に陥っていた
加賀「どうした、この程度で音を上げては張り合いがないぞ?」
加賀は艦載機ではなく対空として主に使われる白面の焔玉を使って、ユニコーンにあえて手を抜いて追い詰めることで次の一手を誘おうと面白そうに笑いながら攻撃を続ける・・・その笑みには少々久しぶりに戦える高揚感が含まれているようだが・・・・
ジャベリン「っ!?・・・お願い!このままじゃユニコーンちゃんが!?」
ラフィー「おねがい・・・・!」
綾波「っ!・・・」
Z23「・・・・!」
加賀の攻撃にさらされるユニコーンの苦し気な表情を見て、ジャベリンとラフィーは悲痛な声で綾波とZ23にユニコーンを救ってほしいと頼む。綾波とZ23も加賀のあんないたぶるような行為に思うところがないわけでもなければ、偶然とはいえ感謝の意をくれた言葉をくれたユニコーンにも思うところはあるため思わず攻撃を止めて険しい表情となる。しかし自分たちは敵同士・・・敵同士のユニコーンを助ける理由も道理もなければ目の前の二人の頼みを聞くことはできない。二人は自分にそう言い聞かせ、再びジャベリンたちに向けて艦装備をむける。ジャベリンは悲しげな表情になるも自分も自衛のために槍を構えるが、ラフィーは先ほどの魚雷のダメージが利いてきたのか膝をついてしまう。ジャベリンは心配をしながらラフィ―の盾となるように庇うもこのままではユニコーンもラフィーも危ないとわかっている。この状況を脱するにはどうすればいいかを考えるもわからず右往左往してしまう
その間に焔玉の一発がユニコーンのもとに迫り、当たると判断したユニコーンはこれから来る痛みに目をつむりおびえながらも防御しようと腕を前に出して身構える。そしていざ当たる着前で一機の艦載機とその上に乗る誰かが白面から放たれる無数の弾幕をかいくぐり、ユニコーンの手をつかんでゆーちゃんごと搔っ攫うようにして回避させ、白面と加賀から距離を取らせた
ユニコーン「え・・・・何?」
ユニコーンは一瞬の出来事におもわずユーチャンゴと呆けてしまった。するとそんな彼女に手をつかんだ人物が快活な声で呼びかける
サラトガ「フッフーン!びっくりしたユニコーンちゃん」
ユニコーン「さ、サラトガさん・・・!」
サラトガ「ユニコーンちゃん、そこは“さん”じゃなくてさんじゃなくて“ちゃん”でよろしくね~?」
ユニコーンを救ったのはユニオンの空母・・『サラトガ』だった。サラトガはユニコーンが大したけがもないことを確認して自身の艦載機にのせていたユニコンとユーちゃんを近くにいた量産型に降して休ませると加賀と白面に向き直る
サラトガ「ここからは魔女っ娘アイドルサラトガちゃんが相手だよ!さぁ、私の歌を聴けー-!」
サラトガは艦装の旗から艦載機を飛ばして唸る白面とあきらかな強敵に笑顔を浮かべる加賀に立ち向かった
ジャベリンside out
戦いはさらに加速していき戦火より交差していく
しかしその場にいた全員は知る由もなかった。まさかこの場所に自分たちなど軽々と圧倒できる存在が海の底から近づいていたことに
???「グルルルルルル・・・!」
それは自身が忠誠を掲げる王のために
王からの直々の頼みを全うするために
王の使命を臣として手を貸して無益かつ身勝手な破壊から自然を守るために
彼は戦火が飛び交う場所へと向かう
そこに友と好敵手となる相手がしらぬまま・・・・・
【オリジナル設定】
・原作とは違い先見調査には綾波だけでなくZ23(ニーミ)も参加しています。やっぱりこの四人はそろってこそ一番輝きますからね。ちなみになぜ綾波とニーミがシンジと顔見知りなのかというと、綾波に至っては重桜所属なのでシンジと良く会っており、ニーミにしてはその勤勉さを買われ大戦時にシンジの補佐をしていたからです。
・加賀は幼少のころからジョーやシンジがいたおかげで家族や仲間に対する感情が大きくなっており家族の事に関する事には弱く、寂しがる傾向になっています。
・出てきた現代兵器は多様性や汎用性はありますが全体的な性能はKANSEN達の砲撃や艦載機より劣っており、いわゆるダウングレード版です
後編に続きます
それではまた次回に
ciao♪
あとがきに残した設定を設定集としてまとめた方が良いですか
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はい
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別にいい
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